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映画評~「七人のマッハ!!!!」~究極のおバカ格闘アクション映画

・評価:75点/100点


2004年、トニー・ジャー主演の「マッハ!!!!」の鮮烈な登場により、格闘アクション映画の盟主である中国からそのトップの地位を奪い、一躍世界から注目を浴びるようになったタイアクション映画界。それから約1年の月日を経て再びぶったまげの衝撃作品である今作を送り込んできた・・・。「空いた口がふさがらない」という言葉は、この作品を形容するためにあると言っても決して言いすぎではないだろう・・・。

といっても、今作は「マッハ!!!!」とは何の関係もない。ヒットしたマッハのご威光にあやかりたい、という浅はかな魂胆丸見えのタイトルはいただけない。こんなせこいことせずとも今作は十二分に凄いのに。


ストーリーはいたって簡単。

タイの麻薬王を捕まえるために仲間である先輩刑事と一緒に潜入捜査に従事した主人公。麻薬王を捕まえることが出来たものの、先輩刑事は命を落としてしまう。そのことを心底悔い続ける彼は、少しでもその気持ちを晴らそうと、テコンドーの有力選手である妹と、その仲間であるセパタクロー、サッカー、体操、ラグビーらの有力選手らと共に辺境にある貧困村を慰問する。

しかし、彼がそこで安らぎを得ることは出来なかった・・・。武装したテロリストが村を強襲してきたからだ。村人すべてを人質にし、その命と引き換えに麻薬王を釈放させる、というわけだ。

相手が女子供・老人だろうと関係なく、情け容赦なく繰り広げられる殺戮と惨劇・・・。まさに地獄絵図。怒りに震えた主人公は村人と共にテロリストと戦うことを決意する。壮絶な戦いの火蓋が切って落とされた・・・。



となる。まあ、ひねりも何もないのだが・・・。


とにかく麻薬王を捕まえる出だしから凄すぎる。囮捜査が敵にばれるや否や瞬時に敵を射殺。その後に繰り広げられるカーチェイスもとにかく人間の限界を超越した肉弾アクションで・・・。トレーラーを駆使したアクション場面をはじめ、一歩間違えば「死」か「廃人」のどちらかの道を歩まされるの間違いなしというぐらいの体、いや命の張りよう。よく「映画に命かけてます」「体張ってます」的クサイ言葉を聞くが、これこそがそう言うに足るものだろう。
つかみで完全にビビッてしまった。「ポリスストーリー」へのリスペクトを感じる例の場面には、ジャッキーファンなら思わずにんまりしてしまうはず。

その後は、典型的タイ辺境貧困村の描写やら仏教文化の描写やらで少したるくなるのだが、そう思い始めたが否や、主役と共に慰問に訪れた他のスポーツ選手が、己の肉体と培った経験とを駆使した誰にもマネできない超絶技巧の肉弾アクションで敵を屠っていく。もう凄い、ただただ凄い。見ているこちらが「もういいよ、やめてよ」と懇願したくなってくるほどに凄い。

格闘アクションに関しては、アメリカのそれやジャッキー作品にあるような洗練さやコミカルさ、爽快さなどは全くない。しかし、そういった作品にはない「目を背けたくなるような痛さ」と「すさまじい暴力性・凄惨さ」、「人間の身体が持つ無限の可能性」を強烈に感じさせる・・・。

これほどまでの超絶、本物のアクションを見てしまうと、もはやCGやワイヤーバリバリのアクション映画には何の感動も覚えなくなる。どんなに創意工夫を凝らしても本物のアクション・暴力・破壊の前では、それはただのインチキに過ぎないから・・・。ストーリーやキャラ設定に関しては完全にB級・3流であるが、この手の映画ではどうでもいいことであるし、この壮絶アクションを前に不満に思う方がどうかしている。

今作も「マッハ!!!!」と同様、アクション映画史に燦然と刻まれるべき大傑作である。アクション映画のファンならば、ジャッキー作品のファンであるのなら、何が何でも見に行くべき。

しかし、最終的には点数は抑え目にした。アクション面ではともかく映画的な面白さという点で「マッハ!!!!」やジャッキーの代表作と比べると劣っているところがあったからなのだが・・・。

まずとにもかくにも凄惨すぎ。上記にあるが、老人だろうが子供だろうが女性だろうが情け容赦なく殺されるし、壮絶な消耗戦の様相を見せる村人VSテロリストの戦闘シーンは余りにも凄惨すぎ。否が応なくテンションが下がる。

このようなアクション映画においては、人の命の大切さや道徳観、倫理観などを説く必要はない。もちろん主人公が何故戦うのかの動機付けやテロリストの非道さを観客に意識付けるためにもある程度の残虐描写は必要だ。が、これはいくらなんでもやりすぎ。アクション映画ならではのかっこよさや爽快さをもっと出して欲しかった。カップルで見に行ったら、その凄惨さを前に確実に気分が盛り下がること間違いない。デートの選択肢として今作を見に行くのは絶対に避けたほうがいい。

マッハの成功にも関わらず、今作の愛知県での上映数が指の数ほどもないのには、きっとここら辺の事情があったからと考える。業界関係者やスポンサーに露骨にウケなさそう・・・。

また、登場人物が多すぎて見せ場が必然的に少なくなってしまったのは残念だった。全体としてはいいものの、個々の超絶神技をもっと見たいという欲求がどうしても抑えられなかった。

あとは、効果音と作風がお堅いことの2つか・・・。
前者は壮絶なあたりを見せる割に音がしょぼい。ジャッキーの作品を見てもっと勉強してほしい。

後者に関しては、仏教国で敬虔な国民性ということもあり、どうにもお堅くコミカルさがないのが痛い。ナショナリズムやタイの文化を押し出すのは一向に構わないのだが、作品から漂いすぎる真面目さがアクション作品としての爽快さを確実に削いでしまっている。

と、アクション映画オタクとしていくつかの不満があったものの、今作は世界のアクション映画の最先端を行っているのが、アメリカでも日本でも中国でも韓国でもなく、このタイであることを絶対的に示す傑作。ジャッキーやリー・リンチェイらの加齢によって増幅された「格闘アクション映画に対する飢え」をこの上なく満たしてくれることだろう。




こちらは前作「マッハ!!!!」の方です。格闘アクション映画の歴史を変えた大傑作。今作には格闘アクション映画に求められしすべての魅力が詰まっています。この手の作品が本当に好きであるのなら、100点以外の評価点はありえないでしょう。タイ人に対する畏敬の念と、「ムエタイは格闘技ではなく殺人術」という認識で涙が出てきますね・・・。


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2006/01/27 00:35|映画評トラックバック:1コメント:0

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