バツ丸のエンタメ問答

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シングルレビュー~う~む、これでは・・・

●竹井詩織里 「桜色」




1・桜色 ★★★★
作詞:Azuki七 作曲:桂花 編曲:小林哲

既にインストイベントやライブにおいて披露されているこの曲。季節に即した、いわゆる春に訪れる別れを歌い上げた、日本人にとって定番とも言える「桜ソング」。シンプルなアレンジで、鍵盤楽器の旋律と本人の歌唱とを生かした穏やかでスケールのでかいバラード曲に仕上がっている。

最初聴いたときは「地味すぎる」と思ったし、A・Bメロの平坦なメロディーも「ちょっとどうか」と思ったのだが・・・。繰り返し聴いているとその良さが少しずつわかってくる曲。

やはり竹井の澄んだ歌唱、特に低音部分でのそれが今まで以上に良かったのが大きいように思う。
歌うたびにますます歌唱表現に磨きがかかっている。技術もさることながら、この人は歌唱での表情付けが本当に上手い。以前のバラード曲と比べると、変に声を張ったところが少なくなり、押さえ気味の歌唱で格段に良さを出せるようになったのは、確かな成長の証であろう。

また、久々のAzuki提供となった詞もさすがといった出来。「先へゆきなさい・・・」「~でしょうか」といったAzukiらしい言葉の盛り込みが和の要素溢れるサウンドと竹井の繊細な歌唱と見事に合致し、無常観や悲しみを演出している。

一番の聴き所であろうDメロ部分からの盛り上がりも良くぐっと引き込まれる。

既に定番となっている「桜ソング」と比べると地味で印象に欠けはするが、しみじみとした余韻に浸れる良曲だと思う。


2・残像 ★★★☆
作詞:竹井詩織里 作曲:今井万紀 編曲:小林哲

終始鳴り続ける大賀が奏でるギターの旋律が心地よさと切なさとを出しているやや遅めの曲。以前「つながり」のカップリング「ボイス」を担当した今井万紀作曲ということで、期待したのだが・・・。

出来はまずまず。何だか日暮れ時の海を連想させるような切なさはいいのだが、ちょっと全体的に印象が薄いか。

但し、Dメロやサビ最後の部分を始め、少し気だるさや突き放した感のする竹井の歌唱は絶品。相変わらずもの悲しい表現で冴えを見せ付ける。

Dメロ部分で曲名をさり気なく盛り込み一気に聴き手を引き込む作詞もお見事。センスの良さを見て取れる。

すばらしい、とまでは言えないが、良質のカップリング曲。


3・或る日の朝に ★★★★☆
作詞・作曲:竹井詩織里 編曲:小林哲

竹井初となる自作曲。スローテンポのピアノバラード曲。

時にジャズ的な雰囲気を出し、心地よさを創出している穏やかなストリングスとピアノの旋律が印象的。派手さはないが実に見事な編曲だ。

公式サイトのセルフライナーノーツでは「別れの朝の切ない一コマ、そんな映画のワンシーンをイメージしました。」と記しているが、それに違わず、フランスの恋愛映画のサントラに使用されてもおかしくないような仕上がり。詞もAzuki提供の「close line」を髣髴させる「映画の一コマ」を切り取って表現したようなものとなっている。思わず目を瞑って聴いてしまうぐらいに詞もメロディーも心地よく、体にすっと馴染んでくる魅力があるように思う。

歌唱に関しては表題曲以上にお見事。終始抑え気味でややハスキーな感じもする中高音の歌唱の透明感がすばらしい。見事としか言いようがない。是非ともライブで聴いてみたい楽曲。

初の自作曲として十二分に合格!!
ただ、今後もこのレベルのものを安定して出せていけるかに関してはまだ疑問があるので、「提供曲中心に歌いつつ時折自作に挑戦」の形を取ってもらえたらと思う。


<総評>

レビュー前には何だかんだと言っていたが、結論としては、3曲とも出来が良く、流石の安定感を今回も見せてくれたように思う。

懸念された自作曲も非常に良かった。

ラジオ出演、雑誌掲載、インストイベント出演、そしてパン工場以外のライブと今のGIZAアーティストの中で最も「まともにまともな活動」をしていることもあり、この先にも大いに期待が持てる。のだが・・・。

しかし、だからこそここで厳しいことを少し述べておきたい。

一つは表題曲の曲調。結果として良かったものの、それでも各メロの一体感に関しては、今までのシングルバラード曲と同様、やや欠ける面があり、強引さを感じずにはいられない。
右上がりに成長している竹井の歌唱力の成長があったからこそ、良曲になったように思う。2年前の竹井の歌唱だったら、恐らく並以下の出来になったのではないだろうか。つまりは曲が歌い手に依存している感がするのである。

このような形式は早晩通用しなくなるだろう。竹井の歌唱のレベルと曲のレベルとの調和が取れなくなりそうな予感をひしひしと感じる。その他大勢のアーティストの楽曲を上回ることは出来ても、これでは最高の領域に居るアーティストには届かない。優れた歌唱も優れた曲があって初めて成立するものなのだ。
竹井の歌唱に負けない、いやさらに彼女の歌唱を引き出す曲を与えない限り、自分にとって竹井は最高レベルより1ランク下の扱いをすることになるだろう。今年が勝負どころ。何とかしてこのすばらしい歌い手を大切に育て、売っていただきたいとGIZAに切に望む。


長くなったが2つ目の問題。それは曲調。

「君を知らない街へ」も含め4作連続同じような感じのバラード曲となっているのが腑に落ちない。お約束で手堅い路線なのだろうけど、これは安直すぎる。

例えばボサノヴァやジャズ調の曲、アップテンポの曲にするなど工夫が欲しかった。


竹井の歌唱と曲とのバランスの悪さ、そして販売戦略の稚拙さ。この2つの問題を克服できない限り、竹井がボーカリストとして成長を遂げようとも先は厳しくなるだろう。


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2006/02/05 13:26|シングルレビュートラックバック:1コメント:6

コメント
ん~
はじめまして
エンタメ問答うんうんと うなずき読ませていただきました
今日の これでは・・のあとは なんとなく想像できるのですが
大変気になります。 わたしも詩織里さんファンなので・・・




matera #-|2006/02/05(日) 21:07 [ 編集 ]

いや、それほどは・・・
>materaさんへ

今回のシングル、満足できましたが、個人的にもっと上を目指してほしいと思うのですよ。「いいアーティスト」でおわってほしくないですね。

それには楽曲をもっと充実させなければならないですし、販売戦略ももっとしっかりとしたものにしなければならないと思います。この2点に関し問題がありましたね。竹井さんの実力に依存しがちなのが、最たる理由・・・。
バツ丸 #-|2006/02/05(日) 22:34 [ 編集 ]

ゲットは当分先になりそう
まだゲットできておりません。私の中で桜が舞うのは、まだまだ先になりそうです。

とりあえず、詩織里ん作曲の曲を含めまずまずの出来とのことで一安心♪でも確かにそろそろ、もう一段階上のステップに上ってもいい時期ですね。個人的にもボサノバ調、ジャズ調の路線は大歓迎です。
凛 #GWw4d8II|2006/02/05(日) 22:47 [ 編集 ]


最近ブログ巡回をサボっているので、クールさんからコメントいただいて、やっと新譜のこと知りました。AZUKI七詩とあってはゲットするしかないですね。ただ、竹井さん、千葉や柏の新星堂あたりにおいてあるか、ちょっと微妙ですね。
てっちゃん #-|2006/02/08(水) 05:45 [ 編集 ]

七さんの職人技
ゲットして、レビューも書き、TB仕掛けようとしたんですが、どうも上手くいきません、出来たり出来なかったりで。当然詩中心ですが、今回は詩の内容より、職人技に感心です。
てっちゃん #oXxp.jXw|2006/02/10(金) 21:22 [ 編集 ]

買っていただけましたか
>てっちゃんさんへ

レビュー拝見しました。購入していただいてありがとうございます。

やはりAzukiさんは凄いですよね。毎度のことですが・・・。私には詞の分析できませんので、いつもてっちゃんさんのを見てAzukiさんの凄さを思い知らされます。

ガーネットクロウ新曲への期待が高まりますね。
バツ丸 #-|2006/02/11(土) 16:21 [ 編集 ]

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◆「桜色」竹井詩織里 フラゲ完了!
 竹井詩織里さんの6th Single「桜色」、本日フラゲしましたー! 訳あって、Mini Album「The note of my twenty years」はまだゲットしてませんが…。 さて、今回の「桜色」ですがテレビ東京系アニメ「メルヘヴン」のエンディングテーマになっています。作詞がAZUKI七さん.
日本の歌姫たち 2006/02/05(日) 22:20

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