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CDレビュー~そして彼女はいなくなった・・・

●Fayray 「Spotlight」




患部の状態が良くない為、親知らず抜きは来週の土曜日となりました。
担当医師から、「大変だから順番は最後に」&「覚悟しといてね」と大変ありがたい言葉を賜りました。

ということで大変テンションが低いのですが・・・。レビューです。


1・Spotlight ★★★★
作詞・作曲:Fayray

フジテレビドラマ、「鬼嫁日記」の挿入歌として使用されているバラード曲。しかし、ピアノを柱としたアダルトな魅力を感じさせる王道バラード曲ばかりの今までとは違って、およそシングル表題曲らしからぬ気だるさで満ち満ちている。

そう意識させるのは、かすれた感や意図的に切れ切れ感を出している彼女の歌唱と、ゆるいギターのバッキングであろう。そして、徐々に加味されていくバイオリンやチェロの旋律が、その気だるさを増幅させつつ、曲に妙な高揚感を与えているのが実に面白い。


2・赤い月 ★★★★★
作詞・作曲:Fayray

恐ろしいまでのプログレバラード曲。

ストーンズの「悲しみのアンジー」的なアコースティックギター、もの悲しく弱弱しいピアノの旋律、緩慢な歌メロ、そしてFayrayの気だるいスキャット気味のファルセットが聴き手を鬱の音の世界へと引きずり込む・・・。いったい何なんだこの曲は。

歪んだギターの音色にはキング・クリムゾンを、時折聴き手の神経をちくちく逆なでするかのような電子音の挿入にはピンク・フロイドを感じてしまう。
中間奏の、ギターとピアノが合わさるところでのスリリングさと幻想さは、まさにプログレの醍醐味と言うべきもの。この曲がかもし出すのは、まごうことなき70年代プログレの世界。よもや日本の、今の女性アーティストからこのような曲が届けられるとは・・・。驚愕というほかない。

しかし、やはり一番すさまじいのがFayrayの歌唱。表題曲以上の気だるさを見せ、淡々と曲を歌っていく様に狂気を感じてしまう。特にスキャット気味のファルセット部分には意識を刈り取られてしまいそうだ・・・。聴いていて怖くなってくる。

そういえばこの曲の曲名は「赤い月」。今年発売された彼女のカバーアルバムに収録されたキング・クリムゾンの名曲「Moon Child」を意識したのだろうか・・・。いや、特にこの曲どうのこうのではなく、楽曲アプローチがかなりプログレ四天王~特にクリムゾンを髣髴させる

しかし、もしこの曲がFayrayの精神状態を表わしているとしたら、かなり怖い・・・。

<総評>
両曲ともすばらしいとしか言いようがない。しかし、同時に商業的な成功はありえないとも言わざるを得ない。

今回、この記事のタイトルに「そして彼女はいなくなった」と書いたが、これには二つの意味がある。ひとつは「メジャー路線からの離脱」、もうひとつは「ビーイング系列からの離脱」である。

まず一つ目。
Fayrayの音楽性やカバーアルバム収録曲、そして彼女自身のコメントなどを見るに、彼女の音楽が70年代音楽からの影響を受けているのがよく分かる。その中でも、それは、3rdアルバムの「faith」「genuine」、4thアルバムの「Over」、5thアルバムの「Feel」「最初で最後の恋」とプログレ的影響を感じさせる楽曲があるのが、王道ピアノ系バラードアーティストの中で彼女を特殊な存在たらしめていたといえる。だが、こういった要素が出ていたのは、総じて「アルバムオリジナル曲」ばかりであった。あくまでシングル曲は、洋楽ポップスとかR&B的なものばかりであったのである。

だが、今回それが完全に崩れた。両曲ともプログレ色(特に2曲目)が出すぎていて、およそ聴きやすさやなじみやすさとは無縁。お世辞でもこの曲が「売れる」とは言えないだろう。現に大型タイアップにも関わらずかなりセールスは苦戦しているようだ・・・。

しかし、この路線が今、彼女が一番やりたいと思っている音楽なのだろう。それをとめる事は出来ない。個人的にこういう路線が大好きなので一向に構わないが、往年のヒット曲の意識があるファンが離れていきそうな予感を同時に感じてしまうのは、やはりさびしいものがある。

だが、売れ線の曲ではなくなったが、今回の曲を聴いてアーティストとして孤高且つ至高の領域に彼女は入った思う。いわゆる芸術音楽の領域である。この幻想性、この前衛感、優れた感情表現・・・巨匠レベルといっても良いものがそこに確かにある。邦楽における個人的最高最強アーティストの候補に一気に名乗りを上げた・・・。

話が長くなったが二つ目。
以前のカバーアルバムでもそうだが、既に楽曲製作に関し、彼女の生活&活動拠点となっているNYで外国人ミュージシャンと行うなど、既にビーイングとの関係を感じさせるものが何もなくなってしまっている。
ビーイングにとっても、Fayrayにとっても、お互いの存在にもはやさしたる意味はないだろう。移籍の日もそう遠くないのかもしれない。ひょっとしたらアメリカでのデビューも考えているのではないだろうか。

個人的には、竹井詩織里を鍛えていただきたいと思っていただけに大変残念であるが、自身が納得する環境で好きに音楽を作っていただくのが、彼女にとってもファンにとっても何よりも大事なことだと私は確信している。これから彼女が進む道は、きっとすさまじい道だろうから・・・。



ビートルズのアルバムをトップの座から引きずり下ろし、70年代のプログレ時代の到来を告げる歴史的名盤。36年も前のアルバムであるが、作品の持つエネルギー、前衛感、楽曲の質は全く色あせないどころかより輝きを増していると言えるだろう。今なお業界に大きな影響を与え続けている。
今回のFayray曲がこの作品からの影響がかなりあることがよく分かる。


全米チャートに15年以上ランクインし続けた20世紀最強のアルバムのひとつ。シンセサイザーの使用の仕方や音作りに関し、日本の音楽シーンにも絶大な影響を与え、それだけでなくオーディオチェックの際の必須アイテムにもなっている。キングオブプログレと称すにふさわしい作品。

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2005/12/03 00:16|シングルレビュートラックバック:0コメント:2

コメント

記事に関係ない&ご存知でしたらすいません。
北空未羽さんの公式サイト兼Blog(by本人)を見つけたので紹介します♪アドレスはhttp://blog.livedoor.jp/kitazoramiu/で、親近感ある記事がくせになっちゃいます☆時に北空さんご本人がコメント返しをしたりして、全体がとてもフレンドリーなムードに満ち溢れていて、とても良いですよ(^^♪
はるな #w50H46U6|2005/12/04(日) 00:36 [ 編集 ]

ありますね
北空さんのブログは既に存じております。

なかなか面白いですね~。
後は曲がよければですが、果たして・・・。

今後の活躍に期待したいですね。
バツ丸 #-|2005/12/04(日) 16:37 [ 編集 ]

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