バツ丸のエンタメ問答

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映画評~「シムソンズ」~青春っていいな~

・評価:80点/100点

本日も点滴で気持ち悪い体を引きずって見に行ってきました。

前回見に行った「ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状」と同じく、初日で一番最初の公開になるのに客の入りはかなり少ない。まあ、満杯の状態で見ることを考えれば、横に荷物は置けるし、足を前に投げ出せるし、と見る立場としてはいいことづくしなのだが・・・。「こんなんでいいのか?」と少し悲しくなってくる。

というのは、この作品、結論から言ってしまうととても面白かったからだ。


ストーリーはもうベタベタ。

北海道の常呂町に住む女子高生伊藤和子(加藤ローサ)。どこにでもいる田舎の女子高生の彼女は、カーリングとホタテ以外に何もないこの町での退屈な日々の生活に飽き飽きしていた。

しかし、ある時、カーリングの日本代表選手であり、和子の憧れの先輩である真人が凱旋試合のため久々にこの町に帰ってきた。嫌がる友人の史江(星井七瀬)を強引に引きつれ試合会場へと足を運ぶ。興奮交じりに試合を見つつも、そこで目にしたのは、憧れの先輩と、彼と親しげに話す同じクラスの尾中美希(藤井美菜)であった。↓

しかし、尾中は試合中にチームメイトと喧嘩し会場から出て行く。彼女の後について真人も会場を出てしまったことから、和子は途方にくれる。会場をぶらつきながら目に入ったのは、カーリング選手権の告知ポスター。優勝の副賞は真人のサイン入り「ブラシ」。俄然カーリングに対する意欲が出てくる。そうこうしてポスターを見ていたら、突如憧れの真人から声をかけられる。どうやら熱心にポスターを見る彼女の姿を見て、「カーリング好き」だと勘違いして声をかけてきたようだ。思わず調子にのって彼に「カーリング経験者」と答えてしまう彼女。それを聞いた彼が発したのは、「チーム、作ってみる気ない?」という思いもよらない言葉だった。

憧れの真人に少しでも近づくため、とかなり不純な動機ではじめたカーリング。メンバーは友人の史江に、家が牛牧場でクラスでも目立たない女の子小野菜摘、そして、唯一カーリング経験者である尾中。チーム名は昔見ていたアニメのタイトルを取って「シムソンズ」に。しかし、本当は「シンプソンズ」。気づいたときは既に遅し・・・。

こんな調子でやりはじめたこともあり、当然上手く行くはずもなく・・・。いい加減な気持ちで臨んだ試合は当然の如くぼろ負け・・・。恥をかきながらもそこで感じたのは今までに味わったことのない悔しさとカーリングの楽しさ。そして、時に喧嘩し、時に泣きながらも、北海道選手権に向けた彼女たちの戦いが始まりを告げる・・・。

と、カーリングを取り巻くスポーツ青春ストーリーとも言うべき作品。ここ数年邦画界のスタンダードとなっている「マイナーな○○にど素人である若者が挑戦する姿と人間模様」を描いた王道青春もの。「ウォーターボーイズ」「がんばっていきまっしょい」「スウィングガールズ」「恋は五・七・五!」といった作品と作風は同じ。

『作中で出てくるチーム「シムソンズ」は実在していたチーム。今作はこのチームのメンバーをモデルに作られている。このチームはソルトレークの日本代表として参加した経験を持つ。現在チームは解散してしまったが、元メンバーの林選手と小野寺選手の2名は今回のオリンピックで日本代表の中心選手として今戦っている。』


そういったこともあり、作品自体にコレといった特徴・面白みはないが、王道青春ものならではの爽やかさや切なさ、痛快さで溢れている。
また、メンバーそれぞれが何らかしらの葛藤や辛い過去を抱えている設定もベタではあるが、その丁寧な演出もあり楽しんで見ることが出来た。感動・号泣ということはないが、ちょっとジーンときてしまう魅力があると思う。もちろん、こういった作品でお約束となっている随所に挿入される「伝統的なギャグ」やスポーツの特性を活かしたギャグも抜かりなく、大いに笑わせてくれる。


演技はそれほど上手くはないものの、メンバーである4人の女の子たちはそれぞれに魅力的。その中でもクールな魅力を見せてくれたかなりの美少女藤井美菜(「牛乳でおいしくホットなココア」のCM出演中。↓




ファンになりそう!!)と、そして弾けるような明るさを見せてくれた加藤ローサは素晴らしかった。

特に加藤に関しては、演技力どうのこうのよりも、とにかく自身の魅力とコミカルなキャラクターで押し切っているところがいい。

個人的にいい女優になれる人材は、演技の技術どうのこうのではなく、「表情の多彩さ、よさ」と「スクリーンを通して伝わってくる魅力、見栄えのよさ」がある者だと思っている。細かい間の取り方、セリフ回し、立ち位置の把握といった技術的なことは、経験を積めばよほど才能がないもの以外それなりに様になってくる。しかし、表情や見栄えのよさは、経験や努力では補えない部分が多い。この加藤も、長澤まさみや宮崎あおいらと同様、スクリーンを通して如何なく自身の魅力を発揮できる数少ない若手女優であろう。


ただ、一つ残念だったのは、終盤であり今作の見せ場である「北海道選手権」の試合の模様がエラく短かったこと。トントン拍子で上手くなりすぎたというか・・・。
カーリングの面白さは十分に伝わったのだが、カーリングの一番の醍醐味たる緊張感溢れる知略の攻防といったものをもう少し出してほしかったように思う。

とは言え、見ていて楽しめる作品。技術と金をつぎ込んで中身がないか、安易なリメイクに終始しているハリウッド映画を見に行くのであれば、今作を見に行ったほうがよほどいいと思う。




こちらは原作本です。


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2006/02/18 08:21|映画評トラックバック:0コメント:4

コメント

メダル大本命のカナダに勝ちましたね~しかも大金星。
解説者の方も・・うっすら涙するほどの歴史的快挙みたい
ですね。
日本ではカーリングはマイナースポーツですが、映画や
オリンピックを通じて人気出ると良いですね。
久助 #mQop/nM.|2006/02/18(土) 22:45 [ 編集 ]

さあ、今からです
カーリング発祥の地はスコットランドと言われていますが、今ではカナダでかなり力が入れられているスポーツですからね。

もちろん、歴史的快挙です。Wカップの決勝トーナメントで日本がブラジルやイタリアに勝つようなものですね。

カーリングは地味で面白くないというイメージが未だに強いですが、実は体力・知力・精神力、そして仲間との結束力が問われるトータルスポーツです。わずか一投が勝敗を分けたり、髪の毛一本落ちているだけで全く違うところに滑って行ったりと本当に面白いですよ。

映画と五輪での戦いを経て人気が出てくれたらと思います。
バツ丸 #-|2006/02/18(土) 23:47 [ 編集 ]

カーリング面白いですね♪
カーリング、面白いですね。
今のところ8戦全部、観ました。五輪の最初の頃に比べて、選手5人が確実に成長しています。勝ったときの小野寺選手達のハツラツとした笑顔に、とても勇気付けられます。
私自身も、最初はなんとなくしかルールがわかっていなかったのですが、最近では解説をきかなくても作戦がわかるようになりました。今日のイタリア戦のように、ホントに最後の一投まで勝敗がわからない緊張感がいいですね。私の性分にも合ってます。まさに手に汗握る戦いですね!!
あと2時間後にスイス戦です。決勝トーナメント進出の可能性は低いけど、自分達の力を出し切って欲しいです。
凛 #H6ppn4m.|2006/02/21(火) 01:39 [ 編集 ]

おもしろいっす。
>凛さんへ
もちろん、私も全部見ましたよ。結果は残念ですが、今回の五輪の競技の中で、最も我々を楽しませてくれた競技だと思います。

不安定さのあった前半と比べ、後半では確実に強さと逞しさが増しましたね。苦境でも笑顔を忘れないメンバーにはこっちも見ていて癒されました。

イタリア戦の最後はほんと、圧巻でしたよ。あの不利な状況での勝利はまさに攻めの姿勢が生んだ結果でしょう。1投が勝敗を分けるあの緊張感はなかなか味わえるものではありません。

話題になった今のうちに寄付金を募るなりしてもっと人々がカーリングに親しめる環境を作っていただきたいですね。
バツ丸 #-|2006/02/22(水) 00:29 [ 編集 ]

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