バツ丸のエンタメ問答

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シングルレビュー~見事也:ガーネットクロウ新章開幕?、壮絶なバトルが今幕をあける2

ガーネットクロウの新曲「籟・来・也」。「完全に」とは言えないものの、この曲をして彼らも「プログレ」(プログレッシブロック)の領域に入ったのでは思う。

人によっては異論があるだろうし、音楽的な解釈においては、厳密には「プログレ」と言えない部分が多いのも確かだ。今年のシーン予想で「プログレが流行る」と言ったこともあるだろうが、それでも曲から感じ取れる叙情的な民族音楽の旋律、壮大なサウンド構成、森羅万象を見事にとらえた深い詞などに「叙情派プログレ」に通ずるものを私は感じてならない。


ロック・ポップスの領域に属しながら、崇高で孤高の音楽性を極めて行こうとすれば、好む好まざる関わらず、20世紀が生み出した最高の芸術音楽の一つである「プログレ」に近づいていくのは必然とすら思える。

しかし、その音楽性が故に当然のことながら「プログレ」がシーンの表舞台に出ることはなかった。いや、実際はゲームのサントラなりアニメのサントラなりでプログレ曲が結構使用されていたのだが、このことがプログレの知名度や人気を上げるうえで何の影響も及ぼさなかったのはもう説明の必要もないだろう。

だが、昨年末から今年初頭にかけてほぼ同時期に、Fayray、宇多田、そしてこのガーネットクロウとメジャーの領域に属している女性アーティストが、「プログレ」または「プログレ的」曲を世に送り出してきた。勝手な思い込みに他ならないが、そこに私は喜びと共に、ひょっとしたらこのことが「今年の音楽シーンを動かしていくのでは」との希望を持たずにはいられないのである。いや、この3アーティストを柱に「シーンが動いてほしい」と思っていると言ったほうが適切か・・・。

まあ、実際に今年の音楽シーンがどうなるかは分からないが、この3アーティストが自分にとっての「2006年音楽シーン頂上対決」になることだけは、もはや絶対確実である。


というわけで前フリが異常に長くなったが、ここで3アーティストの楽曲を簡単に分析しつつ、3アーティストの「プログレ対決」の展望について書いていく。


●Fayray

今回の3者の中でも最も早くプログレへと踏み出したFayray。それだけでなく、「ジャンルとしてのプログレ」に最も近いポジションにいると言える。

生音に拘り、ロックからプログレの過渡期を髣髴させる骨太なロック曲・サイケデリックロック曲的な曲がある一方で、中近東の民族音楽のような壮大なバラード曲を聴かせるなど幅広いプログレ性を見せているのが大きな特徴。サウンド構築などに関し、特にキング・クリムゾンやピンク・フロイドの初期の頃を感じさせるのは驚愕にも等しいだろう。

詞に関しては、とにかく自己の内面描写が多く、重々しいギター旋律とあいまって、聴いていて窒息しそうな息苦しさと鬱になりそうな暗さに満ち満ちている。


●宇多田ヒカル

「Be my Last」から急速にプログレに接近した宇多田。「Be my Last」ではシンプルなアコースティックサウンドを基調とした曲、「Passion」ではシンセサウンドをふんだんに使用し、民俗音楽的なリズムを取り入れた前衛的な曲を聴かせるなど、現時点では方向性が定まっていない。が、共に共通しているのは、「かなり変則的な歌メロ」。もはやカラオケで一般人に歌わせる気がないとしか思えないほどの歌いにくさ、言葉の切り方のおかしさがある。一歩間違えば完全に駄曲。もはやそのセンスは「天才」という非論理的で安直な言葉でしか説明できない。

詞に関しては、サウンドの壮大さや前衛さに反し、狭い範囲での人間関係や日常風景が描かれている。「演歌的」と言ってもいいかもしれない怨念や恨みがましさがあるのが面白い。



●ガーネットクロウ

プロメタ的要素があった3rd、4thアルバム収録曲に比べると最新シングル曲は民族音楽的でシンプルな音作りもあり、「叙情派プログレ」に通ずるものがある。

だが、特に変則的な要素はなく、シンプルで叙情的で、ロックっぽくなく、かといってシンセバリバリでもない。この3アーティストの中で「プログレ度」は最も低い。しかし、楽曲のスケールの大きさに関しては他の2者と比べても何ら劣るものではない。そう感じさせるのは、中村の独特の歌唱と声質と詞の存在があるからだろう。特に時代・文化に影響されない森羅万象を巧みに綴った詞は、そのスケールの大きさや深さたるや今のシーンにおいて並ぶものが殆どいないレベルに達している。



<3強対決の展望>

恐らくこの3アーティストのアルバムは、自分にとって今年のアルバムトップ5、いや3を考える上で極めて重要となるのは間違いない。

現時点では、既にアルバムで最高の結果を出したFayrayがかなりの優位に立っている。唯一の欠点が「アルバム最終曲が美空ひばりのカバー」であることぐらいで、楽曲・編曲・演奏・歌唱・作詞に関し全く穴がない。
また、ダギー・バウンとリズムの魔術師マーク・リボウの2名をはじめとした強力アーティストに支えられている点も非常に大きい。

そして何より、完全にわが道を貫き通すFayrayの強固な意志と、それが決して過信や傲慢とならないアーティストとしての技量と風格の凄さ。今の女性アーティストで彼女に匹敵できる者は殆どいないといって良いだろう。


宇多田に関しては、「Be my last」「Passion」と超強力シングル曲があるのと、製作環境や予算の面で恵まれている点では、残る2アーティストより上回っている。が、

過去のどのアルバムにおいても、「アルバムオリジナル曲」の出来が酷くアルバム通して聴けなかったという「前科」があるのが彼女の最たる問題だ。プログレ的になればなるほど、アルバム全体の設計をどうするかが重要となるが、どちらかというと圧倒的な魅力を持つシングルで勝負してきた彼女にそれができるのか、大いに関心のあるところだ。

また、既発シングルをすべて収録する場合、「誰かの願いが叶うころ」が浮いてしまう可能性があるのも懸念材料である。果たしてどうなるのだろうか・・・。


もう一方のガーネットクロウだが、音楽的な資質ではひけを取らないものの、残念ながら他の2アーティストと比べると、最も不利な環境であると言わざるを得ない。予算の少なさが理由であろう劣悪すぎる製作環境。最新シングルでもそうであるが、音質やサウンドの重厚さといった点でFayray、宇多田より確実にワンランク以上劣っている。
プログレは完璧でなければいけない。曲や歌唱が素晴らしく、それが描く世界が崇高で美しくあればあるほど、音質面の問題はより深刻となり作品の質を確実に貶めていく・・・。耐え難いほどに・・・。


そしてもう一つは、3rdアルバム以降顕在化してきた「アルバムオリジナル曲とシングル曲とがかみ合わなくなっていること」である。

以前から懸念されていた「ニューアルバムにおけるメルヘヴンの収録」の問題は、この曲がシングルベストに収録されたことによりとりあえず解消された。が、「メルヘヴン」と同種の曲である「晴れ時計」の登場により復活してしまった。そして追い討ちをかけるように「夢・花火」発売・・・。「夢・花火」は「メルヘヴン」のタイアップ曲であることから、曲調としては爽やかなアップテンポ曲か無難なバラード曲になる可能性が非常に高い。「籟・来・也」を柱としたプログレ路線に彼らが進む場合、「籟・来・也」と全くかみ合わない上記2曲を収録するのは、アルバムの質を下げることにしかならないだろう。アルバムオリジナル曲で「籟・来・也」と同レベル以上の神がかり的な曲を見せ付けでもしない限り、この2曲がニューアルバムに収録された段階でガーネットクロウがFayrayに勝つ可能性はかなり低くなると思う。


現時点ではFayayが勝つ可能性60%、宇多田15%、ガーネットクロウ25%というのが私の予想。

さてさてどうなりますか・・・。




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2006/03/03 14:18|シングルレビュートラックバック:1コメント:9

コメント

バツ丸さん
こんばんは(^_^)
パソコンの調子が悪くてリカバリーしてました
ガーネットクロウ非常にクオリティが高いですよね
頼籟也 最高です
それだけに今のランキングに腹立たしさを感じてしまいます
もっと売れても良いはずですよね?
彼女らが製作で潤沢な資金を使えるくらい売れてほしいですね
タイアップの特番が放送されたらもっと売れるでしょうか?
PS
Mステ見ましたか?
俺の地方は一週遅れで土曜放送なんでまだ見てないです
早くみたいです
taka #-|2006/03/06(月) 00:43 [ 編集 ]


籟来也
字を間違えました、恥ずかし↓
今、無限見てましたが今週は籟来也のロングPV!
やっぱかっこいいですわ
初めて聞いたとき鳥肌が立ちましたもん
やっぱりガーネットクロウめっちゃ好きです

taka #-|2006/03/06(月) 01:01 [ 編集 ]

そうですね
>takeさんへ

新曲の出来はいいと思います。この調子で行って頂ければいいのですが。
Mステはもちろん見ました。残念ながら満足できませんでしたが・・・。

PVは一部しか見ていませんが、かっこいいですね~。久々の良PVだと思います。


バツ丸 #-|2006/03/06(月) 18:53 [ 編集 ]


Mステ
やっと我が地方でも放送されました
見た感想は・・・扱いが悪すぎると思います
人には得意不得意がありますよね
正直COcooがトーク苦手なら
ゆりっぺにトークの時間をあげれば良かったのに
司会者が執拗にコメントを求めるあたり
見ていて不快でしたね
それでもちゃんと最後はキメる、ゆりっぺは素敵でした
次回TV出演するならCDTVなら
ちゃんと時間を割り当てられて
コメントありで曲も短縮じゃなくてガーネットクロウの魅了を
余すところなく伝えてほしいですね
taka #-|2006/03/12(日) 16:23 [ 編集 ]

仕方ないでしょうね。
まあこれが今のGIZAの実情かと。出してもらうだけありがたいといった感じでしょう。

COCCOさんに関しては精神的な問題もあってトークが無理なのは100%分かっているのですから、何度となく話を振る司会陣のやり方には疑問がありますね。

しかし、他の出演者が豪華すぎることに加え曲カット&トークなしの扱いで、しかも歌唱の調子があまり良くなかったこともあり、Mステ出演による活動状況の好転は恐らくないでしょうね。残念ですけど。

ポップジャムやCDTV、音楽戦士あたりの出演はないかな~。


バツ丸 #-|2006/03/13(月) 01:01 [ 編集 ]


そうなんですか・・・
GIZAってGIZAって力ないですね
やはり次回はCDTVかポップジャム出て欲しいですね
噂でGIZAがトークをさせないようにしているとか聞いたんですけど
ほんとなんでしょうか?
taka #-|2006/03/14(火) 11:02 [ 編集 ]

そうなんですかね
出身地と性別ぐらいしか分からなかった以前に比べるとかなり緩くなりましたが、GIZAはアーティストに対するイメージ管理、プライベート管理が厳しいですね。今でも個人的な話が語られることはありません。今はタレント、歌手関係なくプライベートなことをあけすけに話す風潮がありますが、そうなるとどうしても個人情報を出さなければならないわけで・・・。ガーネットクロウは未だにメンバーの年齢が非公開になっていますし、中村さんの以前の音楽活動などについても明らかにしていません。トークをさせると当然この辺のところをつつかれることは必死であり。戦略というか方針としてトークさせない、というのは確かにあると思います。

ただ、最近は竹井さんや滴草さん、三枝さん、岩田さんなど年齢をはじめとして比較的個人情報が明かされているアーティストも増えてもいます。現時点でガーネットクロウ並に厳しいのは北原さんと大野さんぐらいでしょうかね。



バツ丸 #-|2006/03/15(水) 00:41 [ 編集 ]


GIZAのイメージ戦略ですか
しょうがないですね
TVで見れただけ良しとしますか(^_^;)
ありがとうございました

taka #-|2006/03/15(水) 11:19 [ 編集 ]

社の方針ですね。
こればっかりはGIZAを出ない限りどうしようもないでしょうね。

対メディア戦略においてかなり不利な材料になっていると思います。
バツ丸 #-|2006/03/16(木) 01:20 [ 編集 ]

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籟・来・也/GARNETCROW
【CD】籟・来・也(らい・らい・や)/GARNETCROWタイトル曲の「籟・来・也(らい・らい・や)」はエキゾチックな笛の音が印象的な力強い曲。今夜9時からのアマゾン文明の番組のテーマとして使われるらしいです。
宅録マニア~自宅録音の機材 2006/03/06(月) 19:49

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