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読書評~サクっと読書評

最近はCDレビューばっかりだったので、息抜きに読書評を。気楽に読んでやってくださいな。


●渡部絵美 「愛するスケートに何が起こったのか?―女子フィギュア・トリノ選考の真実」 サンクチュアリ出版

sukeate.jpg

「元オリンピック代表・渡部絵美が女子フィギュアのすべてを綴った!」との帯タタキにだまされ&フィギュア好き&週刊誌での彼女の発言に賛同するところがあったので、ということもあり、速攻購入した作品なのだが・・・。

率直に言って期待はずれもいいところだった。

確かに代表選考に関する話は書いてあるし、代表選考のよりどころとなっている「ポイント制」や、浅田真央絡みで噴出した年齢制限への疑問、各選手のすべりに対する評価といったこと中心に、競技経験者だからこそ持ちえるであろう鋭い意見はあった。また、日本のみならず世界でも今までに多々あった「不透明な代表選考」の話も面白くはあった。が、総論的には渡部の「フィギュア好きとしての感想文」、「女子フィギュアの歴史を振り返る」的感が否めない。「週刊ポスト」や「週刊現代」といったイエロージャーナリズムあたりで展開した「会長や安藤、代表選考」に対する容赦ない意見に期待していた私のようなものにとっては、余りにがっかりな内容だ。

唯一気を吐いたのが、「安藤選手に対する協会の様々な干渉が彼女をだめにした」的ことを書いた3章。だが、この章において、フィギュア好きなら誰でも知っているであろうスケート連盟の城田会長のことをずっと「S氏」と書いていたのには甚だ理解しかねる。「女子フィギュア・トリノ選考の真実」と銘打っているにも関わらず、結局この様とは・・・。本を出したことそのものに対する不信感がぬぐえない。フィギュアに対する愛や協会への不信があるのなら、もっと徹底的にやれや!!



●生島淳 「スポーツルールはなぜ不公平か」 新潮社



上記渡部の本と同様、書名や帯タタキに惹かれ読んだのであるが・・・。こっちも期待はずれの感が否めなかった。
「明らかにニッポンを標的としたルール変更という名のイジメ。国際スポーツの舞台で繰り返される誤審」との帯タタキから、日韓ワールドカップにおける世紀の誤審・反則問題や柔道のルール変更を始め、歴史的名誤審や、ルール変更の温床となっているナショナリズムや国家同士の利害、テレビやスポンサーといった点について鋭く分析しているかと思いきや・・・。

結局はサッカー・ラグビー・バスケをいったメジャースポーツの「ルール変更史」の紹介ばかりでこれまたがっかりであった。
個人的には、特に日本人選手にとって大きな影響があるであろう韓国・中国との国際試合における問題や、白人からの差別による不当なルール変更といったことをもっと鋭く追及していただきたかったのだが・・・。

この著者は、トリノ五輪時におけるヤフーコラムを見るに、スポーツに対する知識が豊富で、かなり鋭い意見の持ち主でもあるので、今回のトリノ五輪の様々な問題を含め、誤審やルール変更に関することを主題とした著書を出していただきたい。


●岡嶋二人 「99%の誘拐」 講談社 5点/50点満点



二人一組で制作活動をしていた岡嶋二人の代表作。いわゆる「誘拐」ミステリーである。ミステリーファンからの評判はかなり良いようだが、率直に言って個人的には「ゴミ」とは言わないまでも、「限りなくそれに近い、てんで面白くない」ミステリーであった。

1988年の刊行作品としては考えられないほど、当時の最先端のコンピュータ技術を大胆に盛り込んだ物語設定や、ユニークな身代金の受け渡し方法などは面白い。だが、物語本編が始まるまでがやたら無駄に長い。それでいてこのことが物語の核心や話のオチに重要な影響を与えているわけではなく・・・。

さらに、中盤までで事件の犯人も動機も、さらには事件のかなりの核心部分までもがあっさりと分かってしまい、謎解きの醍醐味は一切なし。しかも、犯人とそれを追う警察との実力差が余りにありすぎて、読者と共に事件を追っていく警察に「事件を解決できそうな感」が全くなく、緊張感に欠けまくっているのも最悪だ。何でミステリー小説の警察ってアホばかりなんだろう。


おまけに途中で分かり、且つ最後に補足説明される「犯行動機」に関しても、読んで納得・共感するどころか「いったいお前は何をしたかったのだ」と???状態で、復讐目的という動機の下、誘拐という重大な犯罪を犯した犯人やもう一人大きな罪を犯した今作の鍵となる人物にとっても、何ともご都合主義的な幕引きとなる始末。いったい著者は作品を通して読者に何を伝えたかったのだろうか。今作の主題とはいったい何だろうか・・・。

東野圭吾や真保裕一といった名手の作品を読んでいるせいか、ミステリー作品に対しかなり厳しい見方をしていると自分でも思うのだが、その点を差し引いても、何とつまらないミステリーが世の中に多いことか。



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2006/03/23 00:10|読書評トラックバック:1コメント:0

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【本】「スポーツルールはなぜ不公平か」生島淳(新潮選書)
スポーツルールはなぜ不公平か 生島淳 新潮選書 欧米主導の不公平なルール変更の裏...
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