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映画評「好きだ、」~勘弁してくれ・・・

・評価:30点

公開は今年であるが、映画が作られたのは3年も前である今作。シネコンではなく、ミニシアター中心で公開されていることもあり見るのが大変なのだが(狭いし飲食できないし、すわり心地悪いし・・・)、管理人の最も好きな女優である「宮あおい様」が出演していることもあり、気合を入れて見に行ってきた。

いや、本当に大変だった。名古屋で唯一の公開館となった「名古屋シネマテーク」であるが、本当に昭和の映画館の名残を残した小汚くてせせこましく、妖しい雰囲気。ま、昔からの映画好きにとっては、この雰囲気こそがたまらないわけであるが・・・。私が子供の頃はこういった映画館がたくさんあったので、思わず懐かしさがこみ上げてくる。

話がそれてきたので映画に戻す。
タイトルを見るに、クサくはあるもののしみじみとした良質の恋愛映画になると期待していたのだが・・・。う~む、これは・・・。




<あらすじ>

愛する人を亡くし心に傷をおった姉(小山田サユリ)を持つユウ(宮あおい)は、いつも川辺で下手なギターを弾いている同級生ヨースケ(瑛太)に心惹かれる。そんな彼女に戸惑いつつも気にしてしまうヨースケ。お互いに好意を持っているのにユウはヨースケに素直に気持ちを伝えられず、一方のヨースケも姉のことばかり気にかける始末。

ユウはそういうヨースケの気持ちと、傷ついた姉を慮って二人をくっつけようと画策する。しかし、そのことが大きな事件を引き起こし、二人を引き裂いてしまった。そして無常にも歳月は流れ17年後。仕事を通して偶然にも二人は再開を遂げる。17年前に止まっていた二人の時間が再び動きはじめる・・・。


まあいわゆるベタなラブストーリー。あらすじを見ている限りでは、意外性こそないが、それなりに面白い作品だと思うことだろう。が・・・。

いかにもミニシアター系で公開されている映画らしく、撮影方法や映像の作り、物語の流れなどが独特。しかし、このことに対する評価が、結局のところ今作に対する評価を決定的なものにすると思う。

映像の殆どが「堤防」「家」「学校」「空」で構成され、さらに1つのカメラをただ延々と回し役者の演技、というよりは主人公たちのやり取りを漫然ととっただけの映像はとにかく間や無駄が多すぎてダラダラしすぎ。まるでバカっプルのいちゃいちゃぶりを見せ付けられているみたいだ・・・。「当人たちにとっては必然さや何らかしらの意味があるのだろうが、それ以外の人にとって無意味・不必要かやり過ぎ」としか思えない理解不能のやり取りが全編にわたり展開される。

大人になってからのヨースケ(西島秀俊)が野波真帆演じる役との会話とか、何故あのコソ泥が最後であんなことをしたのかとか、主人公同士の唐突なキスシーンとか・・・。

登場人物の会話や動きを逐一考えていると完全に頭がパンクするだろう。
音に関してもかなりこだわりがあるようで、本来なら削除されるであろう生活音やノイズなども収められている。


まあ、こういった作品を無条件に「芸術的」だの「前衛的」だのと思える人にとっては良作なのだろう。低予算ながらノスタルジー漂う美しい映像を作り上げたのは確かに大したものだと思う。極限にまで実際の人間のやり取りや生活観を出した点も高い評価に値する。だが、不必要なものまで数多く収め淡々としまくっている今作やその登場人物たちに感情移入することは非常に難しく、見ていて何かが伝わってきたり感じ取ったりすることはなかった。
熱心な宮あおいファンであり、芸術作品や小シアター系作品に対する耐性が少しある私でもそうなので、派手で展開の早い作品が多い王道ハリウッド映画を見慣れている人にとっては、映像の間と間とを埋められる想像力と忍耐力がない限り、見続けるだけでかなりの苦痛が生じる作品だと思う。


さて、本題である宮あおいに関してだが・・・。映画への評価とは違い、やはり彼女は素晴らしい。今日本中を探しても、ここまで自然に役に溶け込める演技が出来る女優はいないだろう。彼女には織田裕二のように「いかにも役を作ってます」的感が全くないのが凄い。そして、端整ではないが、人懐っこく愛らしい笑顔ともの悲しい表情共に抜群の魅力を見せるルックス、スレンダーなスタイルの良さも圧倒的。スクリーンを通して彼女ほど魅力的に映える女性は殆どいない。JJやCancamのモデルが束になってかかっても勝てはしないだろう。10代半ば~20代前半ぐらいでいい女優がかなり出てきている今の邦画界ではあるが、演技の実力とビジュアルの魅力の両方に関し、彼女は1・2歩他より抜け出していると思う。(長澤まさみ、堀北真希、沢尻エリカぐらいか、対抗できるのは・・・。)
今作においても他の役者を圧倒する奮闘振りであった。だが、このことは大きな欠点でもあろう。つまりは、今作のように彼女と同年代か年齢的に近い相手役が必要な作品において、彼女に匹敵できる実力・魅力を持った「男性俳優」がいない、ということである。瑛太はがんばったと思うが、それでも差がありすぎた。このことが少なからず映画のバランスを崩してしまっていたのは本当に残念である。ジャニーズのジャリタレ中心のドラマ・映画作りがもたらした害悪と言えるだろう・・・。なまじ若手女優がそれなりに育っているだけに、今後の邦画界を考える上でこのことは深刻な問題となり続けるだろう(「タッチ」における長澤まさみと斉藤兄弟の関係もこれに該当する)。

宮あおい以外の役者についても少し触れておこう。
大人になってからのユウとヨースケを演じた永作博美と西島秀俊であるが・・・。西島は瑛太の成長したイメージとぴったりで演技も結構良かったが、永作は少し無理があった。演技はまずまずであるが、「低い鼻」と「髪型」以外、「やや丸めの体」「小柄」「まん丸顔」など宮あおいと違う点が多かった・・・。いっそのこと宮あおいをそのまんま起用したほうが良かったのではないだろうか。まあファンであるが故の妄言ではあるが・・・(永作博美は結構好きです)。
姉を演じた小山田サユリは、宮あおいがいなければ絶賛していただろうと言えるくらい良かった。妙な存在感がこの人にはある。


まあウダウダと述べてきたわけであるが、結論としては、いかにも「○○映画祭」に出品されるような映画が好きな「映画通」や「メジャー映画嫌い」の人か、私のように「宮あおい様~」と思っている人、今作を作った石川監督のファンでもない限り全くお勧めできない映画である。


<追記>

音楽はあの菅野よう子が担当。壮大な音楽や前衛的な音楽との印象が強いので、アコースティックギターを主軸とした今作のシンプルな音楽に驚いてしまった。しかし、その美しさやスケールの大きさに関してはかつてと全く変わりがない。流石といったところだろう。まだサントラの発売が決まっていないようだが、一刻も早く出していただきたい。


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2006/03/25 22:21|映画評トラックバック:1コメント:0

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soramove 2006/04/18(火) 23:41

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