バツ丸のエンタメ問答

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映画評「Spirit」~もはやここまで・・・

・評価:60点

音楽、読書、女子アナといったことに匹敵する私の大好きなものとして、「中国アクション映画」「格闘アクション映画」がある。

小学生の時、師父ブルース・リーから啓示を受け、ジャッキー・チェン、リー・リンチェイ(ジェット・リー)、ドニー・イェンと、歴史的アクションスターらの作品を尽く見続けるようになった私・・・。もはやそれは、自分の人生と切っても切り離せないものであると言えるだろう。

それが故に、ブルース・リー師父を除く上記面々の加齢による衰えと、それによる中国アクション映画・格闘映画の質の低下に言いようのない悲しさ・虚しさををある時から常に感じ続けるようになっていた・・・。

しかし、そうであっても見に行かずにはいられないのが、ファンとしての悲しい性。さらに今回、一部ではリンチェイの「ラストアクション映画」と言われていることから複雑な心境を抱えたまま見に行ったのだが・・・。


やはり歳月の重みというものをこの上なく痛感させられた結果になってしまった・・・。



<あらすじ>

時は清朝末期の天津市。天津市を代表する武門に生まれたフォ・ユァンジャ。日常的に武術・戦いが存在する環境で育っているにも関わらず、父は彼に武術ではなく学問ばかりさせ、また母も「武術とは人を倒すものではなく、自分に打ち克つもの」と説くだけ。そんな両親の教えを全く理解できず、退屈な日常に彼は不満を感じ続けていた・・・。

そして、彼の不満が爆発するときが訪れる・・・。
父が他流試合において、相手に「情け」をかけてしまったが故に敗北する。そのことに憤慨したフォ・ユァンジャは、父の対戦相手の息子チンに決闘を申し込む。しかし、何一つ良いところなく無残に敗北する。そして、この出来事で味わった屈辱が彼の人生を大きく変え、さらに心も歪ませていく・・・。ひたすら強く、ただ強くなることを追い求めるようになったのだ・・・。

20年後、彼は天津でも屈指の武術家として名を馳せるまでになった。それに比例して自惚れも強くなり、友人や親の意見にも全く耳を貸さなくなった・・・。
あるとき、彼の弟子が些細なことで、かつての仇敵チンと喧嘩し大怪我を負ってしまう。それに激昂した彼は、無理やりチンと決闘した挙句殺してしまう。しかし、それは惨たらしい報復劇の始まりだった・・・。チンの息子が父の敵としてフォ・ユァンジャの母と娘を殺したのである。それだけでなく友人との絶交、弟子の裏切りが彼を襲う。

幼少時から追い求めてきた「天津一の武術家」の称号と引き換えに、彼は他の全てを失ったのである・・・。

孤独と罪悪感に悩まされ、生きる目的も失い浮浪者の如く放浪するフォ・ユァンジャ。死を選ぼうとしたものの、そこで辺境の村人に助けられる。村人の優しさや自然の摂理に従ったのどかな暮らしを見るにつれ、彼の心に、かつては全く意に介すことがなかった父と母の教え、親友の忠告がよみがえり、力や暴力を超えたところに存在する「真の武」の意味を理解する。そして彼は、その教えを広めるため再び天津市へと戻る。だがそこは、既にアメリカ、イギリス、日本といった列強帝国主義諸国が支配し、中国人が端に追いやられる状況に変わり果てていた。それは武術においても同様であった。

そういった状況を憂い、日々賢明に生きる市井の中国人のために彼は立ち上がり、次々と外国人格闘家を倒していく。だが、列強諸国はそんな彼の存在を危惧し、1対4での戦いと、明らかにフォ・ユァンジャにとって不利な対決を申し込む。だが、フォ・ユァンジャは快くそれを受ける。彼の壮絶で、最後の戦いがついに幕をあけた・・・。


っと、えらく説明が長くなったのだが・・・。


<感想>

話としては、やたらと観念的・哲学的問いかけが多いものの、簡単に言ってしまえば、中国武峡映画によくある「武術を通しての成長物語」。悟りを開くまでの描写がやたらと長く、さらに如何にも「中国的内容」もありだれてしまうのが難であるが、家族愛や友情、自然信仰と王道で普遍的テーマも内包していることからそれなりに見ることが出来た。

また、敵ではあるものの、日本の武術代表として出場した田中安野(中村師童)との、立場を超えた精神的な交流の描写も、臭くはあるものの面白い。勧善懲悪に徹し、最後は普遍的な友情・感動劇へと変化するお約束のストーリーとあわせ、その分かりやすさはある程度の評価に値するのではないだろうか。ストーリー面は十分及第点であった。しかし・・・。

正直に言って、アクション映画において過剰に思想が入っていたり、あれこれウダウダと精神的なことが語られていくのはあまり好きではない。特にこういった格闘アクション映画においては、流れの妨げになるだけ。主人公が戦う理由の説明以上のものは不要というのが、こういった映画に対する私的哲学である。格闘アクション映画の醍醐味であり最も重要なのはあくまで「格闘アクション」。残りの要素はすべてこのことを守り立ていればいいだけ。

その点に関し、この映画はかなり出来が悪いと言わざるを得ない。特に酷いのが、戦っている最中に唐突に映像が止められ、その後無理やりなVFXによって動きが早められる映像&演出。出来の悪いアニメのような安っぽさしか感じなかった。また、リアルファイト的な映画であるにも関わらず、ワイヤーアクションが多いのにも幻滅・・・。

数少ないマシな部分は、中盤での「中国武術家たち」との乱打戦のところと、最終対決時における三節棍(ドラゴンスティック)を振り回しているところか・・・。この道具を使わせて彼の右に出るものはいないだろう。

それにしても、最も重要であろうラスボスに何故中村師童を当てなければならなかったのか心底理解しがたい。所詮は格闘未経験者が故に最終対決は緊張感・鋭さ・力強さなどとは無縁で面白くなかった。友情劇や感動話で引っ張ってはいるが、そんなもので繕えるものでは断じてありえない。


しかし、今作の評価を下げた一番の理由は、やはりリンチェイの加齢による衰えである。中国アクション映画史上において、最も華麗で優雅なクンフー技を見せてきたリンチェイの面影は、

(最もかっこよく鋭いのはブルース・リー、コミカルでアイデアと演出力に長けているのはジャッキー・チェン、最も力強いのはドニー・イェン)

上記良かった点以外において全く見ることが出来なかった。不毛で非論理的だとはわかってはいても、それでも言及せずにはいられないことが悲しくて仕方がない・・・。

ジャッキー、ドニー、そしてリンチェイ・・・。彼らの後を継げる人材がいないことから、今中国格闘アクション映画は地のどん底へと落ちている。もはや「マッハ!!!!」公開以降目覚しく台頭している「タイ格闘アクション映画」らに完全に駆逐される一歩前に来ているとすら言える。

そして今月、日本で公開される「トム・ヤン・クン」により、この流れがさらに決定的になることだろう。「マッハ!!!!」で主役を演じたトニー・ジャーが再び主役を張るこの映画、予告を見ただけで(予告映像はこちら)(ちなみにこの映像、トリックは一切なしです)悶えて失禁しそうなぐらいに凄すぎる。ほぼ間違いなくこの作品は格闘アクション映画史上最高最強の作品となるだろう。かねてから言い続けているように格闘アクション映画の盟主国はもう中国ではなくタイなのである。

本家本元である中国の挽回に期待したい。その鍵を握るのはやはりジャッキー、リンチェイ、ドニーの3人。彼らが今後いかにして優秀な弟子を育てるかが、中国アクション映画の今後をも左右することだろう。




いわずと知れた中国アクション映画史を飾る名作中の名作。当時10代後半~20代前半であるリンチェイの、余りに人間離れしすぎた動きにただただ唖然。アホとしか言いようがない理解不能の修行シーンも最高。当時、小学生だった私は「少林寺ブーム」の影響をモロに受け、出来もしないのに拳法の型や意味不明の「背面縄跳び」を真似しまくっていた。




少林寺以降イマイチパッとしなかったリンチェイを業界第一人者へと再び押し上げた「ワンスアポン」シリーズ第2弾。最初で最後であるドニー・イェンとのラストバトルシーンは格闘アクション映画史に残る名場面である。とにかく各々が繰り出しまくる美技に酔え!!




リンチェイが出演した現代モノアクション映画の最高傑作(だと思う)がこれ。実は記念すべきアメリカ進出第1作目・・・。少林寺の技にボクシングをはじめとした現代格闘技をふんだんに盛り込んだ格闘シーンは、数こそそれほど多くはないものの完成度は凄まじく高い。飛びまくり蹴りまくるリンチェイ凄し!!



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2006/04/05 23:03|映画評トラックバック:0コメント:2

コメント
記事とは直接関係ないですが
ちょっと凹んでしまった模様のバツ丸さんに朗報ですよ♪
FEEL SO BADの新曲が公式サイトで2曲聴けるようになってました♪凹んだらこの試聴音源を聴いてスカッとなっちゃってはいかがですか?^^
はるな #w50H46U6|2006/04/07(金) 00:16 [ 編集 ]

どうもです
情報ありがとうございます。早速聴きました。コミカル路線の1曲目はイマイチでしたが、2曲目は結構いいのではと思います。

本人たちはかなりアルバムに手ごたえを感じているようなので、期待したいですね。スカっとしたいですわ。
バツ丸 #-|2006/04/07(金) 00:57 [ 編集 ]

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