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CDレビュー~作り込みすぎた歌唱は聴き手を選ぶ

●安藤裕子 「Merry Andrew」 81点

ジャンル:J-pop 情念系


amalogo111.jpg(2006/01/25)



1.ニラカイナリィリヒ
2.Green Bird Finger.
3.のうぜんかつら
4.煙はいつもの席で吐く

5.み空
6.あなたと私にできる事
7.さみしがり屋の言葉達
8.ポンキ
9.愛の日
10.Lost child,
11.夜と星の足跡 3つの提示
12.星とワルツ
13.彼05
14.のうぜんかつら(リプライズ)


<問題点・注意点>

1・作りすぎた声音と歌唱は聴き手を選ぶ
2・曲の出来にムラがある
3・アクが強い作品であるのに収録曲が多い
4・出来が良すぎる前半に比べ後半が弱い





商業的・亜流的な感じが強いエイベックスアーティストには珍しく、笹川美和・OLIVIA・志方あきこらと同様、確固たる実力と世界観とを有した稀有なアーティスト、安藤裕子の2ndアルバム。既にCMやアニメのタイアップとなった曲が注目され、ブレイクの兆しが見える彼女であるが、今作はそういったことを裏付ける「今年を代表する良作」ではないだろうか。


彼女の音楽をジャンル区分すると、「個性派アーティスト」「情念系」になるのだろう。だが、ピアノバラードあり、前衛的な曲あり、民族音楽調の曲あり、ダークで幻想的なバラード曲あり、ニューミュージック調の曲あり、爽やかな曲あり、とこういった系統のアーティストには珍しく曲種は非常に幅広い。それはまるで、20世紀後半の個性派アーティスト(COCCOや鬼束ちひろ、ビョーク)や往年の名アーティスト(松任谷由実、ケイト・ブッシュなど)の曲を安藤流に再構築したかのようである。

よって、楽曲に関しては「曲種が多彩」という以外情念系・個性派シンガーソングライターとしての個性がそれほどあるわけではないが、一方でこのことが個性派アーティストには似つかわしくない楽曲の聴きやすさ、特にポップ性をもたらすのに寄与した。とはいえ、彼女の音楽に個性がないかと言われれば、断じてそうではない。彼女ならではの個性を構築しているのは、曲を歌う彼女の歌唱にあるのである。

元来持ち合わせている特徴的な声質を、「歌い方が被っている曲がないのでは?」と思ってしまうほどの、まるで様々な役柄を演じる女優のように自在に変化させて歌っていく歌唱は、人間誰しもが持っているであろう、特に女性の優しさ、怖さ、醜さ、強さ、弱さ、いやらしさといった様々なものを見事に表現している。


ポップ性もある多彩な楽曲と安藤の個性的歌唱との奇妙で絶妙な融合・・・、これこそが安藤の真骨頂であろう。


と、ここまでは誉めては見たものの、やはりと言うか個人的に今作は苦手。点数を抑え目にしたのはいくつか理由があるが、そのことは今作の問題点・注意点にもなっている。

結局のところ今作の評価に関しては、安藤裕子の歌唱・声質をどうとらえどう評価するかの一点にかなり集約されているからである。

曲の多用さや彼女の魅力の源泉になってはいるが、作為的な感じがありありとする癖のありすぎる声音・歌唱は、そこにどうしても「あざとさ」を感じてしまわずにはいられない。高音部分でやたらと声がひっくり返る点も、聴く人によっては大きな抵抗を感じてしまう大きな要素であろう。はまる人はとことんはまるが、そうでない人は全く受け付けられない、今作はそういった作品だ。

また、このように癖のある歌唱が軸となっている作品であるにも関わらず、収録曲が14曲と多いのも今作の問題点。通して聴くのはかなり辛い。彼女の個性的な歌唱が上手くマッチした良曲がひしめく前半7曲に比べ、失速感が否めない後半7曲及び、作為的な歌唱が鼻につきすぎる5・8・13曲目の存在を、収録曲を減らすなり、歌い方を工夫するなり、曲順を工夫するなりでもう少し改善させられていたら、評価はもっと高くなったことだろう。


サイトでの試聴やテレビ出演などを見て彼女の歌唱・声質に抵抗を感じないのであれば間違いなくお勧めの作品であるが、そうでないのなら安易に手を出すのは控えたほうが良いだろう。

今後は作為的な歌唱を抑え、より曲との一体感と楽曲の個性を出していくのが彼女の大きな課題であると思うが・・・。










・アーティスト評価
歌唱力9 ()
作曲9 ()
編曲9 ()
独創性9 ()
安定性8 ()
9 ()
総合8 ()
熱中度6 ()



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2006/04/10 00:01|アルバムレビュートラックバック:0コメント:0

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