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CDレビュー~古きよき70年代音楽

●Rie fu 「ROSE ALBUM」 84点

ジャンル:アメリカンポップ カントリーロック ブリティッシュロック

rosealbum.jpg
amalogo111.jpg
(2006/03/24)


1.そのままで
2.5 minutes

3.Funny Dream
4.I Wanna Go To A Place...
5.Realize

6.Tiny Tiny Melody
7.Conversation
8.They Always Talk About
9.Kiss U Goodbye
10.Vintage Denim
11.ROSE
12.Long Long Way(Album Version)
13.ねがいごと


<問題点・注意点>

1・英詞多し
2・全体的にまったりした作りであるにも関わらず、収録13曲と少し多目なこともあり、ダレる感が否めない
3・相変わらず良い子ちゃん的楽曲。悲壮感や痛み・苦しみなどを感じさせる曲がもう少しあってもいいのでは?
4・ジャケ写はもう少し工夫できないものか・・・。


80年代生まれと若くありながら、天から与えられたカレン・カーペンターを髣髴させる美声と卓越したメロディーセンスをして70年代の古きよき洋ポップス、洋ロックを世俗流行関係なく追い求めている孤高のアーティスト、Rie fuの2ndアルバム。

1stアルバム発表以降、どう考えてもそぐわない「ガンダムSEED」タイアップに象徴される、「売り出し方」や「売り出すタイミング」の失敗などソニーの戦略の稚拙さが多々あったものの、今作もそういったこと関係なく彼女が素晴らしいアーティストであり、ボーカリストであることを分からせてくれる好盤である。


作風は前作と何ら変わらず、アコースティックサウンドを基調とした古きよきアメリカンポップス、ブリティッシュロック。違うと言えば、せいぜい前作より少し日本語が増えたことぐらい。とは言え、作品の本質は何ら変わっていない。まあ、英詞オンリーがいいかそうでないかに関しては、聴き手個々人の好みにゆだねられるところだろう。通常なら「もっと日本語も」と言いたくもなる私であるが、彼女のネイティブレベルの発音とそれにばっちりあった曲を聴いていると、「無理に日本語を入れなくてもいい」とも思う。

楽曲は、聴き初めこそその地味な作風故に首をかしげたくなってくるが、何度となく聴いている内に、その優れた美声や流麗なメロディーセンス、流暢な英語の発音、堅実で清涼感と温かみに溢れるシンプルで巧みなサウンドが発す心地よさが徐々に徐々に快感へと変わってくる。古きよきポップス・ロックを高次元で体現するその姿勢とセンスの良さはもはや隔世の感すらある。70年代ポップスやロックが好きであるのなら、今作に収録されている1曲1曲はたまらないだろう。

しかし、いい作品であるのは間違いないのだが、個人的に不満もちらほらある。まず、それは良くも悪くも前作と同じく「良い子ちゃん的楽曲世界」から抜け出ていないことである。何だか理想郷的世界を歌い続けてきたがために、70年代初頭の絶頂期以降ベトナム戦争をはじめとしたきな臭い世界情勢・政治情勢と音楽性とがかみ合わなくなり、少しずつ時代から取り残されていったカーペンターズを思い出してしまう・・・。まあ、浮世離れした清廉さや心地よさがRie fuの大きな魅力の一つなのだろうが、もう少し悲壮感や暗さ、苦しさを感じさせる曲があってもいいのでは、と勝手ながら思ってしまうのである。

また、このことは作品の構成にも少なからず悪影響を与えている。個々の曲の完成度は非常に高いが、まったりとした曲が多いこともあり、とおして聴くと流石にたるさが否めない。前作の時にも思ったのだが、今のような作風を堅持するのであれば、収録曲はせいぜい10曲程度にとどめたほうがすっきりとして良いように思う。


彼女がアーティストとしての高みをより極めるためには、つまりはこの先も「古きよき~」「良い子ちゃん楽曲」で終わらないためには、70年代的音楽の高レベルの再現だけでは終わらない、彼女ならではの確固たる個性の確立や多彩な感情表現こそが何よりも必要なのだと考える。次の作品辺りでその辺のところを何とかしないと活動が厳しくなってくるだろう。










・アーティスト評価
歌唱力8 ()
作曲8 ()
編曲8 ()
独創性6 ()
安定性8 ()
8 ()
総合8 ()
熱中度7 ()



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2006/05/15 00:54|アルバムレビュートラックバック:0コメント:2

コメント
やはりもうちょっとダーク感を
バツ丸さんの「歌姫バカ一代」で1stアルバムのレビューを見て、聴いてみて気に入ったRie fu、以来Rie fuの楽曲は毎回チェックしてますが、いつも安定してますよね。
確かに、もうちょっと暗い感じの世界観も聴いてみたいです。暗さとRie fu、どう噛み合うか。
chris #-|2006/05/16(火) 22:55 [ 編集 ]


>chrisさんへ

どうもです。レビュー読んでアルバム買っていただいたのですか。ありがとうございます。

今回も抜群の安定感を見せていますね。しかし、だからこそ不満な面も確かにありました。かなり贅沢でインネンめいた注文なのでしょうけど・・・。

もう少しダークな心象風景を堪能したいですね。らしさを維持しつつそれができるかどうかが、今後の鍵になるようにすら個人的に思いますね。

バツ丸 #-|2006/05/17(水) 00:40 [ 編集 ]

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