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シングルレビュー~スピード違反の疾走感

●FictionJunction YUUKA 「Silly-Go-Round」


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1・Silly-Go-Round ★★★★☆
作詞・ 作曲・編曲:梶浦由記

人気アニメ作品や映画・舞台・ドラマのサントラ制作で高い評価を受けている梶浦御大。その彼女が声優南里佑香を伴ったプロジェクト「Fiction Junction Yuuka」の最新曲。人気アニメシリーズ「.hack//」の最新作、「.hack//Roots」のオープニング曲である。

アニメの主題歌と言うと未だに偏見が付きまとうが、この曲はそういったこと関係なしに素晴らしい。

曲調は、民族音楽の要素を取り入れたバラード曲主軸の今までの楽曲とは違い、See-Sawの曲にあるような疾走感に溢れるアッパーな曲。

御大お得意のイタリアンオペラや民族音楽、ユーロビートといった要素は薄く、どちらかと言うとPVでの南里の踊りを見るように「パラパラ」的ですらある。意図的に必殺パターンである「梶浦節」を封印しているのだろうか?

とは言え、聴いていてただならぬ凄みをひしひしと感じてしまうのはさすがといったところ。御大自ら奏でる流麗極まりないピアノと、エッジの効いたエレキギターのリフとソロ、軽快な打ち込みが凄まじい疾走感と躍動感を構築している。実際の曲のスピードはそれほどでもないのだが、体感的なスピード感が尋常ではない。

それは、歌メロやサウンドといったものの起承転結が完璧だからである。絶妙としか言いようがない強弱緩急の盛り込み、それのみならず哀愁と爽快さといった相対する要素の高度な同居・・・。終始流れに淀みや隙などは存在しない。

そして、「梶浦節」封印といいつつも、中間奏における二胡の旋律やお馴染みの厳粛なコーラスワークの盛り込みは御大ならではの意地か? この必殺パターンを聴くと思わず顔がニンマリすると共に、わくわくしてくる。
(ピアノろくに弾けないクセに、PVでの御大の演奏姿を真似て「エア・ピアノ」をせずにはいられない・・・。)


この完璧な作編曲が施された曲が南里の繊細でかわいらしく、イノセンスな魅力溢れる歌唱を得ることにより、「たとえ失敗しても、傷ついても愛する人に向けて突き進もうとする若者だからこその心理・強さ、魅力」を見事に表現している。彼女の長年のパートナーである石川では恐らく出せない作風だろう。

ツギハギ的楽曲制作をやり、取ってつけたようなメロ展開や違和感ありありのサウンド構成だらけの曲を作る作編曲家らには、千年経っても出せない境地・・・。



2・angel gate ★★★★
作詞・ 作曲・編曲:梶浦由記

こちらは南里が得意であるスローテンポのバラード曲。シンプルで穏やかなA・Bメロと、ストリングスとエレキギターの演奏で一気に盛り上がりを見せるCメロという王道の構成。

よって、曲そのものにこれと言ってのものはないが、丁寧な音作りと流麗な歌メロ、南里のエモーショナルで繊細な歌唱と、曲を構成する要素の出来は流石の完成度で、それらが生み出す哀愁は何ともいえない味がある。素晴らしい。


<総評>

「さすが御大梶浦」としか言いようがない見事な出来ばえ。特に表題曲は快心の出来で、今年屈指の曲であろう。最優秀楽曲最優秀候補に当然入る。

先日レビューした新居昭乃もそうだが、この両者が作る曲は通常の商業アーティストとは全く別物の完成度・凄みを放っている。決してマニアックにもならず、商業ベースに乗せても問題がない曲でありながら同時に圧倒的な芸術性や個性を存分に見せつける。確固たる地位を築いたが故に可能となる自由な創作活動と、ジャンルに縛られない自由な発想、何より音楽に対する愛情があるからだろう。長年の活動であるにも関わらず、一向に才能の枯渇感がないのにただただ唖然とさせられるだけ・・・。

アニメ業界中心に活動していることもあり、未だに実力に見合った評価を世間から得ているとはお世辞でも言えないが、それは余りに両者に対し失礼だと思う。

この2人と菅野巨匠と石川千晶を擁すビクターは、ただそれだけで最強だと言える。

この4人に匹敵する若手の作曲家はいないものだろうか・・・。


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2006/06/08 01:04|シングルレビュートラックバック:0コメント:2

コメント

個人的にも大好きな曲なので、レビュー楽しみにしておりました。
構成とか詳しい事はよく分かりませんが、全体的にパワーが溢れていて、聴いていてとても気持ちいい曲ですよね。このテンポはアニソン特有、という感じもします。
南里さんのボーカルも大学で声楽を学んでいらしただけあって、以前よりずっと表現力が増したように思えます。
ただ一つ声優オタクとして言わせてください、南里佑里さんではなく南里侑香さんです(笑)
高良 #llOsW3ec|2006/06/09(金) 05:14 [ 編集 ]

ありがとうございます
曲はパワーと疾走感、躍動感に満ち満ちていますね。素晴らしいです。

南里さんは大学で声楽やっていたのですか。音大出身なのですか?

名前間違いに関しては直しておきました。ご指摘ありがとうございます。

バツ丸 #-|2006/06/09(金) 22:45 [ 編集 ]

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