バツ丸のエンタメ問答

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映画評「M:i:III」~突っ込みどころ満載の「トム様万歳!!映画」

・評価:70点


ここ数年、親愛なるトム君には「コラテラルダメージ」「宇宙戦争」で失望させられておりますので、少しでもマシな作品であって欲しいところ。

出来れば深夜に更新予定。





<ストーリー>

IMF(Impossible Mission Force)のエース的存在であったイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、一線を退き諜報機関のスパイ教育係になっていた。素性を隠してではあったが、一般人の女性との結婚も決まり、まさに幸せの絶頂であった。

しかし、婚約者の親族とのパーティーの最中突如上官から現場に戻るよう要請される。婚約者やその家族のこともあり頑なにそれを拒むイーサン。だが、任務の内容が、武器商人に捕えられた「かつての教え子」の救出作戦と知り、婚約者に嘘をつき現場に復帰する。

早速IMFの仲間と作戦開始。かなりの苦労を強いられたが無事教え子を救出し、任務は成功かと思われた。しかし、彼女の頭の中に小型爆弾が仕掛けられており、それによって彼女は死んでしまう。怒りと悲しみに震えるイーサンをはじめとしたIMFは、誘拐主であるデイヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)を捕獲する作戦を決行する。作戦は無事成功。後はアメリカにあるIMF本部へと連行するだけ。しかし、デイヴィアンの移送中に突如戦闘機と戦闘ヘリ、特殊部隊による攻撃が彼らを襲う・・・。武器商人一味による工作員の拉致・殺害に止まらない巨大な何かがそこにあった・・・。



<感想など>

結論から言って出来は非常にいい。トム様御自ら映画制作費をかき集めただけはあり、カーチェイス、ヘリチェイス、シーチェイス、銃撃戦といったアクション映画の醍醐味たる要素に関し、その規模・出来は他を圧倒している。車好きが羨望してやまない高級車や世界各地の建物を遠慮なくぶっ壊す様の凄さ・迫力や、そういったものを補足し、効果的に演出するCG映像は文句なく素晴らしい。私のような貧乏負け組み小市民にとって、そういった場面一つ一つに「オレッちが何年遊んで暮らせるぐらいのお金がかかっているのだろう」などと思わずにはいられない。

ま、それはともかく、こうった妥協なき且つスリルに溢れるアクション場面と、中身が全くないが無難な構成でテンポがとても良いストーリーもあり、最後まで飽きずに楽しんでみることが出来る。

また、暴力的なシーンは多いが「凄惨」「残酷」過ぎることはなく、お色気シーン・ラブシーンはあっても子連れでいったおとっつぁん・おかっつあんが眉を潜めるほどでもなく、など幅広い年齢層や家族・恋人同士での鑑賞に対する決め細やかな配慮も行き届いている。万人に文句なくお勧めできる高度なアクションエンターテイメント映画であると言えるだろう。

だが、アクション映画の華である上記要素の出来の良さに反し、いわゆる映画作品としての設定や話の論理性を考えたとき、今作はあまりにずさん過ぎるといわざるを得ない。しかし、それはすべて「トム様万歳」という今作の哲学があるが故のもの。よって、


・いくら●●●の実力者とは言え●●の軍隊を手下のように使えるわけないだろ!!

とか、

・アメリカの大都市部で戦闘機とヘリによる盛大な攻撃が行われようとしていることに誰も気づかない

とか、

・急に且つ無理やりやらされる任務であるにも関わらず、如何にもその任務遂行のために作られたとしか思えないトンデモな兵器・道具があまりにご都合主義的にひょいひょい出てくる

・最初に死んだ教え子が単なる「メッセンジャー」としての役割すら果たさず、あまりに気の毒すぎ

とか、

・拉致・監禁され、危うく命を落としそうになったにも関わらず、さらに秘密工作員であることを隠されていたにも関わらず、イーサンに対しえらく寛大で理解のありすぎる婚約者

とか、

愛する人を助けるためであれば、善良な市民がどれだけ死のうが怪我しようが、街や車を破壊しようが、国際情勢を危機に陥れようが全くお構いなし。無問題!!

とか、といったツッコミを決してしてはならない。これはあくまで「トム様が如何にかっこよいタフガイ」であるかをじっくりたっぷり、かっこよく鑑賞者に知らしめる作品であるのだから・・・。

とは言え、大きく2つの点がとても気になった。


1つ目は、今作は1作目と原作の路線を引き継ぎ「チームでの任務遂行」となっているのだが、これが何とも中途半端であること。
序盤こそ彼の3人の仲間の有能振りが見られるが、中盤以降は殆ど見せ場がない、どころか完全にイーサンの足手まといになっていただけ。

「チームプレイ」だの何だのと設定しても、重大な危機的局面を切り抜け敵ボスを追い詰めたのは、結局「チームの力」ではなく、イーサンの「あまりに非人間的で神かかった超人パワー」であり、「ありえない強運」。他のメンバーはそんな彼に全くついていくことが出来ず、あえなく途中リタイヤ。あんたらの存在意義はいったい何だったのよと思わずにはいられない。


もう一つの問題として、そんな超人パワーの持ち主でもあるイーサンとラスボスとの「ガチンコバトル」がある。いくら「ある事情」があったとは言え、彼女が銃やナイフで脅されてもいない純粋・平等な肉体バトルにおいて、やや小柄ではあるものの完璧なマッチョ体型で俊敏な体術を見せるイーサンが、不健康で鈍重なデブにしか見えない実年のボスにほぼ一方的にボコられまくるのはどうかと思う。全体的には「トム様万歳」の作品であるものの、この部分だけは「トム様ファン」の「声にならない悲鳴」が聞こえてくるかのようだった。情けなさ過ぎ。ここだけはイーサンならびにトム様の魅力もへったくれもなかった・・・。

ボスのデイビアを演じたホフマンの演技はかなり良かったのだが、別に彼にトム・クルーズとのガチンコファイトをさせる必要はないだろうに。ベタではあるが、屈強な側近とやらせるなどにした方が映画的にずっと良かったように思う。どう考えても高度な格闘訓練をつんだイーサンに勝てる要素が0であるからして、リアルさが明らかに欠如している。


だが、繰り返すが、これは「トム様万歳」の作品である。その点に関しては、ラスボスとの対決意外殆ど完璧な出来であるので、彼のファンなら絶対に抑えていただきたいところ。細かいところで問題・疑問があったし、「トムも老けてきたな」と思うところもあったが、トム・クルーズのかっこよさや、銃の構えっぷり・走りっぷり・格闘術は本当に素晴らしい。ただ、このがんばりぶりを見るに、ひょっとしたら本格アクション映画は今作で最後なのかもしれない。これからの彼はいったいどうなっていくのだろうか。昔あった「ザ・ファーム」のような良質な映画に出演してくれることを望む。







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2006/07/10 00:16|映画評トラックバック:1コメント:0

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M:i:IIIをみてきました
上映初日の土曜日、入場料が安くなるレイトショーということもあって、席はぎっしりだ
おもいつきジョーク 2006/07/11(火) 03:00

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