1993年・・・、Beingが音楽業界の頂点に君臨していた時。それらを支えた主流アーティストとは別に、一つの偉大なバンドが登場した。その名はFEEL SO BAD(以下FSBと表記)。卓越した技術、ほとばしるエナジー、溢れんばかりの音楽的アイデア、聴き手を叩き伏せる暴力性・重厚さ、知的なユーモラスさを織り交ぜた痛烈な社会風刺、キャッチーさのすべてを高度に兼ね備えた音楽性は、他の何者にも変えがたい魅力があった。メジャーになることは、ついになかったものの、日本のメタル・スラッシュメタルに対する彼らの功績は決して小さいものではないだろう。