バツ丸のエンタメ問答

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嗚呼、波乱盤上~2:美と混沌と激情を支配するシャーマンHEAD PHONES PRESIDENT 2

今回はHPPの作品~お勧め作品などについて解説していきます。





<彼らとの出会い>

彼らの存在を知ったのは昨年の秋ごろ。日本唯一のHR・HM専門誌「BURRN」において、その編集委員である前田氏がライブレポで彼らを絶賛&コラムでお勧め作品としているのを目にした。

普段なら、この雑誌の細かいコラムなどに関し、特に好きなアーティストの記事や好きなジャンルの特集がある場合でもなければ、流し読みで終わってしまうところ。このグループのボーカルが女性であることが、私を惹き付けた。

しかし、グループ名を頭の中に入れただけでその後特に何か行動を起こしたわけではなかった。そう、しばらくして忘れてしまっていたのである。

再び彼らの名前を思い出すのは、毎年3月に発売の「4月号」(2006年3月5日発売)で行われる「シーン総評」を見た時であった・・・。

そこにおいて、前田氏が年間ベストアルバム10の5位と6位にこのグループのシングル(4曲収録だからミニアルバム?)「whiteerror」と「VACANCY」を選出していたのである。ヘヴィネス系の音楽にうるさい彼にここまでの高評価をさせるとは・・・。無性に気になって仕方がなかった。

しかし、そこで朗報が・・・。自分の兄貴が彼らのCDを持っていたのだ。早速強制的に家に持ってこさせ強引に試聴。初めて聴いたとき、完成度がどうのこうのより、その凄み・迫力・切れ味・重さ・前衛さ・美しさ・スケールの大きさなどにただただ圧倒された・・・。某ソニーのへっぽこミクスチャー系グループの存在と曲に激怒していた私は、「これこそが、正真正銘の本物のミクスチャー」であると、歓喜混じりに確信したのであった。

2005年の11月にニューアルバムが発表されたときはまだ彼らの作品を聴いてはいなかった。しかし、もしすぐに聴いていたとしたら、私的「2005年音楽総評」の多くの選出に関し、大きく変更していたのは間違いない。それほどの音楽的衝撃を私に与えた・・・。




<試聴・購入の際の傾向と対策>

前回のところで書いたように、このグループの音楽は激情と慟哭、民族音楽的神聖さや躍動感、スケールの大きさに満ち満ちたヘヴィーでプログレッシブな音楽である。よって、ヘヴィー系ミュージックや民族音楽に興味がない人は聴かない方がいいだろう。その判断基準は、COCCOやOLIVIA、FSBといったグループの音楽をすんなり受け入れられるかどうか。逆に言うと、上記アーティストのファンやそれ以外にも情念系アーティストに理解のある方などに是非とも聴いて頂きたい。

また、全曲英詞なのでその点はご注意を。英語嫌いの人は決して手を出してはいけない。


さて、というわけでどの作品を聴くかであるが・・・。
現在までに彼らはメジャー1stアルバムとなる唯一のフルアルバムを1枚、マキシシングル2枚、マキシとアルバムの中間とも言うべきミニアルバムを4枚出している。

ただ、率直に言ってメジャーデビュー作である「VARY」以前の作品は特に聴かなくてもいいと思う。まだやりたいことに技術が追いついておらず、楽曲の完成度が高くないので。



<まずはこれを聴け!!>

●HEAD PHONES PRESIDENT 「vacancy」 91点(2005年)

vacancy.jpg


レビューはこちら

昨年に発表された2ndミニアルバム。デビュー当初から培ってきたヘヴィネスや切れ味、先鋭さはそのままに、より壮大さや美しさ・前衛さや楽曲の完成度や深遠さ、曲種の幅広さを増した傑作。

収録曲が表現する、人間が誰しも持つであろう心の闇や痛み・負の感情、それとは対照的な慈愛の心や精神的な高尚さ・神聖さに心引き裂かれずにはいられない。理論理屈よりも人間としての本能が、心が反応してしまう・・・。

今作のハイライトであろう、ラジカルトラッドの要素すら入った壮絶慟哭バラードである6曲目、前衛的な展開と形容しがたいほどに美しく激しいボーカル&サウンドが圧倒的な大作プログレバラードの7曲目はそれを端的に示す化物曲。

この作品を聴けば、「真のモダン・ヘヴィネス」「真のミクスチャー」の何たるかが分かることだろう。最高峰の実力と魅力を持つ本物のみが出すことの出来る形容不能の凄み・迫力に満ち満ちている。



●de ja dub

dejadub.jpg

(通常販売はしていません。公式サイトから繋がるネットショップのみでの発売。在庫僅少)
→公式サイトのショップはこちら


メジャーデビュー以降初のマキシシングル。2004年作品。3曲のみの収録であるが、このグループの魅力・実力が見事に集約されたえげつない作品である。

人間の心音とリンクするかのようなドラム&ベースの独特なリズムと、ギターが奏でるエモーショナルなフレーズ&重厚極まりないリフ、ANZAのスピリチュアルなボーカルが絶品の美しさと前衛さとを放出する1曲目。重厚なリフと畳み掛けるANZAのボーカル&重層的なコーラス、理解不能の曲展開が秀逸なミドルテンポのヘヴィネスバラードである2曲目。シタールっぽい音色を用いた中近東の民族音楽を髣髴とさせるサウンド&リズムにANZAのじっくり聴かせる美しいボーカルが完璧に融合し、古代民族音楽のような深遠さや神聖さを感じさせるバラード曲である3曲目どれもが完璧。★評価をすると★5つ、★4つ半、★5つになろうか・・・。収録曲すべてが彼らの代表曲と思えるほどの完成度の高さ。


<他には>


●HEAD PHONES PRESIDENT 「VARY」


amalogo111.jpg


記念すべきメジャーデビュー作品であり唯一のフルアルバム。同一曲種が多い、ヘヴィネスのパターンや歌メロのパターンが似通っているなど作品としての甘さが多々あるが、溢れんばかりの激情と攻撃性・重さ、他では得がたいスピリチュアルさがその甘さを補って余りある魅力をもたらしている。彼らの根源的な魅力が詰まっているという意味で、決して彼らの活動史からはずしてはならない作品のように思う。
近々レビュー予定。



<今後の課題と展望など>

問答無用のスーパーバンドなのだが、現時点で欠点・不安要素が少しある。
最たるものは、特に1stフルアルバムに顕著なのだが、ヘヴィネス創出やボーカルのパターンが似通っている曲が多いこと。恐らくボーカルを始め感覚で楽曲を制作しているのが、絶大な魅力をもたらすと同時に彼らの欠点をもたらしたと言える。
ただ、「de ja dub」以降はだいぶその問題が解決されてきているので、今後に期待したいところ。個人的には初期のメタリカのような、テンポが早く、めまぐるしい展開をする変則的なスラッシュメタルをやってもいいのではと思うのだが・・・。

もう一つは昨年にドラマーが代わったこと。
ゲストドラマーとしてこのグループをサポートしているbatchは非常に素晴らしいドラマーで、その重厚で迫力のある音作りは圧巻なのだが、前任者Okajiにあった民族音楽的リズム感・人間の心音を連想させるリズム感や、それが構築する神聖さ、本能に訴えかける魅力に欠けている。このグループの魅力であり特徴である高尚な音楽性を考えると、前任者の方があっている気がしてならない。今後ドラマーがどうなるのか分からないが、もし彼でいくのなら、その音作りに関し修正する必要があろう。出来れば前任者に戻っていただきたいのだが・・・。



<追記>

こちらのサイト(ここです)において彼らの曲のプロモ映像をフルで見ることが出来ます。中でも特にお勧めなのは「Inside」ですね。「Fight out」もまずまずだと思います。

曲もさることながらそれ以上にANZAのライブパフォーマンスが凄すぎ。ひたすら頭を動かし、体を回転させながらありったけのエモーションを叩きつける様は、まるで何かが憑依しているかのように怖さと神秘性に満ちている・・・。必見。
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2006/07/25 23:06|嗚呼、波乱盤上トラックバック:0コメント:4

コメント
vacancy&彼方へ聴きました!
こんばんわ~
またまた感想を書かせてもらいます^^;(いいのかな?
vacancyは、結果的には「これはスゴイ!」になりましたね。以前レビューされていた五人一首は受け付けなかったので、聴く前は少々不安だったのですが、バツ丸さんが言われる少し甘いシャウトが僕にはちょうどよい(限界?)だったようです><
彼方へは、二曲とも日本語詞のバラード系でした。こちらも水準以上の良曲じゃないでしょうか?ANZAさんの声質が気に入ったこともHPPが聴けた要因かもしれませんね。バンドの方が激しいだけに、たまにソロでやわらかいのを出してもらえると嬉しいですね。
Mizu #2Kmidmv2|2006/08/04(金) 21:13 [ 編集 ]

ありがとうございます
>Mizuさんへ

HPPを聴いてもらえましたか。ありがとうございます。

それにしても五人一首は安易に聞いてはいけませんよ、レビューでもそう書いたのに(笑

彼らとHPPはまったく違います。

ソロシングルはまだ届いていません。各所で評価が高いようなので楽しみです。

ANZAさんの歌唱・声質は業界最高レベルでしょう。本当にすばらしい。

vacancyが気に入られたのであれば、de ja dubも是非聴いてください。こちらのほうがすごいと思いますね。
バツ丸 #-|2006/08/05(土) 16:53 [ 編集 ]

残念です・・・
>それにしても五人一首は安易に聞いてはいけませんよ、レビューでもそう書いたのに(笑
確かに、そうでしたね^^;好奇心に負けましたorz
de ja dubは、近々注文したいと思います^^v
それにしても、ブログ更新停止のお知らせ、本当に残念です。十分休養を取られて、目処がたったら、また週1、2回の更新からでも、マイペースに復帰していただけたらと思います。
Mizu #2Kmidmv2|2006/08/05(土) 21:55 [ 編集 ]

ははは(笑)
>Mizuさんへ

好奇心には勝てませんでしたか。ま、いい作品を探すのには、それなりの苦労や失敗がつきものですわ。

de ja dubも「vary」もかなりいい作品だと思いますので、機会があれば是非聴いてみてください。

更新停止に関しては、休養を取るのが目的ではないので、どうなるかは自分でもわからないです。

復帰できればいいのですが、仮に出来たとしても、今までのような更新は無理だと思います。気長に待ってやった下さい。
バツ丸 #-|2006/08/06(日) 19:42 [ 編集 ]

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