FC2ブログ
バツ丸のエンタメ問答

音楽・映画・本好きのためのよろずやブログ

ホーム 全記事一覧 << 前の記事 次の記事 >>

カレンダー 

01 | 2020/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29

ただいまのお時間 

最近の記事 

月別アーカイブ 

カテゴリー 

最近のコメント 

最近のトラックバック 

おすすめ書籍 



読書履歴! 









検索 

ブロとも申請フォーム 

この人とブロともになる

CDレビュー~美しさと深遠さ、幻想性に満ちた恐るべきプログレアルバム

●ASHADA 「Circulation」 97点 (名盤入り決定!!)

ジャンル:プログレッシブロック 叙情派プログレ 民族音楽プログレ

circulation.jpg
(2006/07/25)


1. 鍵〈Kagi〉 (Instrumental)
2. Snowflake (Instrumental)
3. 扉〈Deperture)
4. sacred visions
5. ある少女の願い〈A girl's wish)
6. 螺子〈Neji〉
7. birth



<問題点・注意点>

1・2曲インスト
2・1曲くらいアップテンポのロック然とした曲がほしかったかな?



(発売元がフランスのレーベルにつき、購入はhttp://www.musicterm.jp/かHMV、タワーレコードなど一部のところでしか扱いがないようです。アマゾンは不扱いです。購入方法や試聴に関しては公式サイトであるこちらをご覧下さい。)






2000年に妙(Vocal,Mandolin,lyrics,chorus,piano,etc.)と緑(Compose,Piano,Accordion,Chorus,etc.)両名により結成されたデュオASHADAの1stデビューアルバム。


今年になってから常々、「2006年はプログレ年」などと、一般リスナーの一般的な思考とかけ離れたことを言ってきたが、今作はその決定打とも言うべき傑作だ。

まさか、1作目にしてここまでのレベルのプログレ作品を出せるアーティストが登場するとは・・・。

音楽性は、メンバー両名共通のフェイバリットアーティストである新居昭乃やZABADAKにも通ずる、民族音楽の要素を多分に含んだ深遠且つ幻想的で神聖な雰囲気漂う叙情派プログレッシブロック。


上記コンセプトが、かの新居巨匠が「音楽にしたいもの」として挙げている「実在または架空の風景 日常に潜む異世界 絵画 映画 愛のあるSF 愛すべきものたち」と共通するものがある点からも分かるように、この両アーティストからの絶大な影響と、両アーティストに対する尊敬の念を多分に感じ取ることができる作風となっている。

6曲目に象徴される、美しさや幻想さ、深遠さだけに止まらないダークさや痛みの表現などは、まさに新居巨匠的であると言えるだろう。この点に関しては、巨匠に比べるとまだ甘さがあるが、1作目にしてここまでの境地に達しているのは驚愕以外の何者でもないと思う。

しかも、このASHADAは、自らの掲げたコンセプトに違わない&この両アーティストに引けをとらない極めて高水準の幻想系・民族音楽系楽曲を作り上げると共に、この両アーティストのフォロアーに止まらない、このデュオならではの要素・魅力をも提示した・・・。

それは、1・2曲目や6曲目が示すインストの充実。マルチプレイヤーである両名によるマンドリンやアコーディオンの演奏や、ゲストプレイヤーとして迎えた日本を代表するシンフォニックジャズロックバンド「KBB」のバイオリニストとベーシストによる演奏、妙のコーラスワークが、プログレの醍醐味とも言えるスリリングさや展開美、暗さの創出に絶大な効果を発揮している。郷愁漂うバイオリンとピアノ・アコーディオン、ベースの絡み合いが絶品の1曲目は、このグループの作編曲能力の高さや今作の傑作振りを象徴する圧巻の曲。試聴でこの曲を聴いたとき、速攻で今作が傑作だと思い購入に至ったわけであるが、その勘に間違いはなかった。


それ以外にも妙の淡々としたボーカルと緑のピアノの演奏が不気味さを醸し出している4曲目や、ダークな曲調と両名のコーラスワークが冴え重さ・暗さ満ちた6曲目、アコーディオンの音色とボーカル、軽快なリズム感が絶品のもの悲しさを演出している7曲目などは、最優秀楽曲レベルの良曲。歌メロ・歌唱・声質・編曲・演奏すべてが極めて素晴らしい。

とは言え、ボーカルの声量や音感、表現力、コーラスワークなどに関しては、まだまだ向上の余地があると思うし、楽曲に関しても、もう少しドラマティックさのある曲やアップテンポのロック的曲が1曲ぐらいあればなど、細かいところでの不満はある。

だが、そういった甘さや粗さを差し引いてもなお、今作の完成度やメンバー両名から感じ取れるセンスの良さ・実力の高さ・将来性は近年稀とも言えるものがあると私は思う。こういった点を今後の活動により改善させ、さらに曲と歌に関し、新居昭乃や上野洋子のように、「最初の数旋律聴いただけで圧倒されてしまう」ような「オーラ」「風格」をまとうことが出来れば、日本女性プログレ、シンフォプログレ屈指のグループになれるのではないだろうか。

個人的には、緑氏の、メタル・プログレ・ゴシックメタル・ブラックメタル・スラッシュメタル・デスメタルに対する専門家を凌駕しそうなほどの試聴量と知識とを是非とも今後の楽曲に反映させていただきたいところ。

とにかく今後の活動が楽しみで仕方がないアーティストである。










・アーティスト評価
歌唱力8 ()
作曲10 ()
編曲10 ()
独創性8 ()
安定性10 ()
9 ()
総合10 ()
熱中度10 ()

スポンサーサイト







2006/08/03 01:24|アルバムレビュートラックバック:1コメント:0

コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
第307回:フォーキーで牧歌的でプログレッシヴ:2006年度作品
今年は、本当にプログレ系アルバムの大豊作。Mars Volta, 宇多田 ヒカル, Fayray, Frost, Kenso…、と枚挙に暇がありません。今回紹介する作品も、そんなプログレ系作品。●Circulation / Ashada評価:★★★★
ノネズミ式徒然オンガク帖 2006/10/14(土) 04:29

トラックバックURLはこちら
http://badtzmaru.blog34.fc2.com/tb.php/332-f37d8908

プロフィール 

聴いた曲の履歴!! 



プレイリスト詳細

アクセスカウンタ 

,
・トータルアクセス



・ユニークアクセス





ランキングに参加しています。よろしければクリックしていただき、投票にご協力いただけたらと思います。

その他コンテンツ 

・バツ丸のヲタク拝見
・過去のレビュー
・以前の他事争論
・名盤紹介
・墓場に持って行きたい曲
・月別CD DVD購入&試聴記録
・アルバムレビューについての説明

リンク 

ブログ検索 

おすすめCD!! 

購入・試聴CD 











DVD・その他 

Copyright(C) 2006 バツ丸のエンタメ問答 All Rights Reserved.
Powered by FC2ブログ. template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.