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夏のドラマメッタ斬り~激昂のドラマ評その4

今回でこのシリーズも最後?の予定です。




・怨み屋本舗 ○~◎

あの「デカレンジャー」で「デカイエロー」を演じたことにより、「その筋」を中心にマニアックな支持を得ている木下あゆ美主演ドラマ。

話は木下あゆ美演じる「怨み屋」が、法外な料金と引き換えに、法制度の不備や穴、警察捜査のずさんさ、社会的地位の高さなどにより法の裁きから逃れた凶悪・下種な犯罪者を、それらに対する「怨み」を持つ人に代わり、社会的制裁・実質的制裁(殺す)を与える・・・。

原作がかなり面白いコミック(お勧めです)ということもあり、そのドラマである今作も非常に面白い。今のご時世、決して人事では済まされないような犯罪や日常生活における様々なトラブル・事故、それに関わる人間心理などのリアルな描写の怖さもさることながら、相手を追い詰めていく「怨み屋」と、その標的と成る人物や事件を捜査する刑事との高度な知略戦・心理戦が、1話完結の形式であるにも関わらずとても重厚で見ごたえがある。

それ以上に、「怨み屋」に依頼してくる人間が必ずしも無念に打ちひしがれる善良な被害者ではなく、時に「怨み屋」を利用して自分にとって不利益な「まっとうな人」を殺させようとする展開があるなど、トコトン腐った人間を出していくところがいい。


ただ、原作と比べると、展開がやや遅めで緊張感に欠ける面がある。それと原作では当たり前のようにあるかなりどぎつい描写も、流石に深夜枠とはいえテレビドラマということもあり、かなり修正されているのも残念なところ。

キャスティングに関しては、主役の木下を始め上々。木下の発すお色気はかなりのもの。ジャスミンを演じていたときの爽やかさはいったいどこに!!? 杉河役を演じている葵も物凄くかわいい(木下と同じくスターダスト所属)http://www.stardust.co.jp/file/profile/aoi.html)。

ただ、「怨み屋」にとって最も厄介な刑事である寄木(よどろぎ)を「きたろう」が演じているのが・・・。原作の寄木はかなり体格が良く、やくざ的な風貌をしているのに・・・。



・マイ☆ボス マイ☆ヒーロー ○

実は密かに今クールではまっているのがこのドラマ。やくざの若頭が、その余りのバカさゆえに組長である父親から「高校行き」を命ぜられ、10歳年を偽って学校に行く、というお話。

とうぜん、素性を明かすわけには行かず、またやくざとしては当たり前の暴力行為・恫喝行為を学内でするわけにもいかず・・・。さらに、「受験」「校則」「20歳未満」といった制約が彼をこの上なく苦しめる。

はっきりいって「ありえない」設定であるが、この「ありえなさ」を有効に生かし、ドラマを面白いものとしているのが、今回酷評した他のドラマとの決定的な違いである。何だかんだと言いながらも、人情・友情といったものを描けているのもそうであろう。

まあ、ジャニーズで固めた主要キャスティングには疑問のある人もいるだろうが、今作に出ているお3方はまずまずではないだろうか。

ヒロイン役のガッキーは、やはりかわいい。「ドラゴン桜」を見たときはどうなるかと思ったが、今作では本来の彼女の魅力が如何なく出ていて良い。


・黒い太陽 ○

新堂冬樹原作の同名小説のドラマ化。ここ数年テレビ朝日の深夜ドラマは結構面白いものが多いが、今作もそのことが言えるだろう。

まあ、流行の風俗・夜商売を通してのサクセスストーリーものであるが、やはりこういった業種を扱った作品は、人の欲や負の感情などを率直に描き出せることもあり、見ていて面白いものがある。

家庭の事情で親の借金を抱えた主人公二人が、どのようになっていくのか、なかなか楽しみだ。

それにしても、1回の放送で1度はある「永井君の全裸シーン」っていったい。まあ、あの凄い体なので、男女関係なく見ほれてしまうだろうが・・・。

それと驚きなのは永井君演じる役が勤める店のホステスの一人を演じている滝沢沙織。この人って恐らく3年ぐらいずっとドラマにずっぱりなのでは? それと不思議と永井君が出ているドラマ(特命係長は除く)に必ずといっていいほどに出てきている。何故?



・タイヨウのうた ×

未だ映画公開中である作品をテレビ版としても放送するという前代未聞の作品となった今作・・・。

役者に関し、映画版よりも知名度やステイタスで上の人間を起用しているものの、率直に言って映画版を超える・匹敵する魅力を提示してはいるとは思えない。それどころか、明らかに質が落ちているように思えてならない。

やはりその最たるものは、「映画版」にあった楽しさや爽快さが尽くうせ、従来の純愛系・闘病難病系作品と全く同じの「重さ」「悲しさ」「陰気くささ」に溢れていることである。まあ、映画と同じような作りにしないことはわかってはいたが、それでも「ありきたりな作風」となってしまったのは残念でならない。

それと、主役を演じている役者も、かつてこのドラマと同一系統の作品で主役を演じた山田・沢尻両名。両名ともネームバリューと所属組織の力故の配役であろうが、この2つの点が、見ていて面白みのなさや新鮮味のなさを構築している「大きな理由」となっている。

山田は、演技はさすがというところががあるものの、雰囲気がやたらと陰気くさすぎ。10代の若者という設定とずれすぎ。それと繰り返しになるが、ここ数年間彼はこういった傾倒のドラマにかなり偏って出ているので、見ていてほんと、うんざりしてくる。まあ、彼に責任はないのだが・・・。

ただ、このことよりも問題であり、さらにこのドラマの質を同系統の他ドラマよりも著しく貶めているように思えるのは、沢尻エリカであろう。

先に言っておくが、彼女の演技は素晴らしいし、そのルックスは毎度毎度であるが見ほれてしまう美しさがある。

だが、このことが、実は今作の大きな問題になっていると思えてならない。

過去に放送された同種ドラマ、「世界の中心で~」や「1リットルの涙」と今作との決定的な違い・・・。それは主人公の闘病経験の有無。


上記2作品は、今まで健康そのものの人間が、青春真っ盛りのある日難病にかかり、最後には死んでしまう話である。よって、主人公を長澤まさみや綾瀬はるか、そして沢尻エリカのような美女に演じさせ、「人気者の優等生」という設定にすることが、「ああ、こんなに健康だったのに、こんなにいい子なのに・・・何故こんな酷いことに」など、闘病の苦しさや死の恐怖、家族や友人の悲しみなどの演出において絶大な効果を発揮していた。

だが、今回は、XPという病気の特性が故に、生まれたときから「太陽の下を歩けない」という凄まじい制約のもと、厳しく辛い闘病生活を強いられている設定となっている。当たり前だ。

にも関わらず、沢尻の演技ぶりやその風貌からは、そのような人生を経験させられた苦しさ・辛さを殆ど感じ取ることが出来ない。彼女の風貌・立ち振る舞いすべてがどう見ても、「青春を謳歌できている勝ち組女の子」にしか見えないのである。作中における同世代の男連中との会話一つとっても「さばけすぎているし、男なれしすぎているし」、服装一つ見ても「おしゃれすぎ」なのだ。

しかし、過去に長期の闘病生活をしたことがある私から言わせると、これは明らかにおかしい。

このような「日々闘病生活」を送ってきたものは、絶対的に同世代の人間、特に異性との接触が露骨に少ないし、いわゆる世間情報に関しても気を配ることができない。人間関係といえば、家族・病院関係者・他の入院・通院患者だけ。いくらこの時代、私が入院していたときとは違い、ネットやケータイという「便利なツール」があるものの、情報を仕入れることと、それを自分のものとしていかせられるかどうかということとは全く別。言い方は悪いが、「世間知らず」であり、同世代の人間と上手くコミュニケーションを取れなくてて当然なのである(もちろん、そうでない人もいるだろうが、一般的にはほぼありえない)。

よって、映画版でYUIが演じた主役のように、異性に関し免疫があり、その結果極端な対応しかとることができない、というのは、正しい設定であり当然の演出であったのだ。だが、今作では、沢尻がそのルックスの魅力を見せれば見せるほど、それを生かした演技をすればするほど、役柄にリアルさがなくなっていく。「1リットルの涙」で彼女を輝かし、高評価たらしめたものが、今作では尽く反転作用を起こしているのである。

映画版でのYUIは、「小柄・童顔・中学生の女の子のような体型、しゃべりのつたなさ」といったすべてが、演技の稚拙さを補ってあまりある、役柄に対する説得力を与えていた。演技ではともかく、この作品の主役を演じるのにどちらが適役か、という点に関しては、どうあがいても沢尻はYUIには勝てない。役柄に対する適性が沢尻にはないのである。

沢尻のネームバリューや演技力で、という大人たちの考えがあったのだろうが、個人的には今作は無名か売り出し中の女優~華奢で小柄な人~を起用したほうが良かったように思う。

沢尻に演じさせるのが避けられないのであるのなら、せめて他者のとの会話などで工夫をしてほしかった。

話がだいぶ長くなったが、テレビ版のオリジナル要素である音楽業界関連の話は蛇足だろう。要潤や松下奈緒絡みの話の存在意義が未だに理解できない。



以上、今クールのドラマの感想は終了。いい加減長いですが、あと一回総評らしきものをやって完全終了といたします。それでは。






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2006/08/05 21:02|ドラマ・テレビ番組評トラックバック:0コメント:0

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