バツ丸のエンタメ問答

音楽・映画・本好きのためのよろずやブログ

ホーム 全記事一覧 << 前の記事 次の記事 >>

カレンダー 

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ただいまのお時間 

最近の記事 

月別アーカイブ 

カテゴリー 

最近のコメント 

最近のトラックバック 

おすすめ書籍 



読書履歴! 









検索 

ブロとも申請フォーム 

この人とブロともになる

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




--/--/-- --:--|スポンサー広告

夏のドラマメッタ斬り~激昂のドラマ評~総評

今回で最後です。

今クールのドラマに対する感想や風潮をまとめると、


1・オリジナル作品の欠如=行き過ぎた漫画・小説原作
2・無難すぎる作風
3・深夜ドラマ>ゴールデンドラマ


になるのではないだろうか。

以上の点に関し、雑論的に書いていく。






はっきりいって「面白くない」。それが今クールのドラマに対する率直な感想である。

この「面白くない」には2つ意味がある。1つは単に作品レベルが低いという意味での「面白くない」。もう一つは、話としては良かった、ないしは悪くはないものの新鮮味や個性がない、という意味での「それ」である。

何故そうなってしまってしまったのだろうか。

やはりその最大の理由は、ドラマに関し人気漫画や人気作家の小説原作となっているものが多いことだろう。
今クールにおいては、調べて分かっているだけでも、

「サプリ」「CAとお呼びっ!!」「PS-羅生門」「レガッタ」「怨み屋本舗」「黒い太陽」「ダンドリ」「タイヨウのうた」「奥さまは毒舌」などなど・・・。

つまるところ、ドラマのために書き下ろされた「オリジナル作品」が殆どない状況なのである。


確かにコスト面・労力面から見ても、既にある程度の評価・実績のあるコミックや小説を原作にした方がいいだろう。ある程度の質も保てるし、世間からの注目も浴びる。宣伝費も抑えられる。だが、一方で、その安易な発想こそがドラマの質を下げているとも言える。何故か?

その最大の理由は、小説には小説ならではの、コミックにはコミックならではの特性・面白みがあるからだ。最近露骨に増えている「コミック原作」に関しては、特にそのことが言えるだろう。コミックならではのオーバーアクション、コミカルさや軽快なテンポ、現実には居そうにないイケメン・超絶美女・・・。総じて再現が難しい。当然ながら、それを無理にやろうとすると、どこかに歪が生じる・・・。その歪によって一番の犠牲となるのは、「リアリティ」と「論理性」であろう。それがドラマの説得力を大いに削り、逆に「ちゃちさ」や「ばかばかしさ」を生み出すのや、またはそういったものを抑えるためのありきたりな演出や人気や事務所力が先行した役者起用が、「無難ではあるが面白みのなさやありていな感」を生み出すのに繋がってしまっている・・・。


ドラマ王国であるアメリカは、ダメドラマが多い反面、「24」や「プリズン・ブレイク」「ER」をはじめテレビならではの表現形態を存分に生かした、オリジナリティー・卓越した役者の演技に圧倒的なストーリーの面白さ・人間描写に秀でた凄まじいドラマがいっぱいある。「行き過ぎた視聴率主義」がその背景となっているのは残念な点ではあるが、一方でこれほどまでのドラマが出ているのは認めなくてはならない。日本ではこれら作品に匹敵できる緊張感や人間描写に秀でたドラマが出てこないものだろうか・・・。


とは言え、全く今クールのドラマがつまらないものばかりかと言うと、もちろんそうではない。今回健闘していると言えるのは、深夜枠の作品の「怨み屋本舗」「黒い太陽」である。

この2作品に共通しているのは、今の社会の暗部やそれに伴う人心の荒廃をきちんと描けている点にある。えげつない描写も多々あるなど、「深夜枠のドラマ」ならではの「限界いっぱいの描写」がドラマとしての質を高めるのに繋がっていると言えるだろう。役者の選出も、人気に依存した感や「主人公のPR」的な感がそれほどなく、堅実なのも良い。率直に言って、穏当且つ事務所や業界の思惑が見え隠れするゴールデンのドラマよりはるかに見ごたえがある。しかしながら、本来はこのようなドラマがゴールデンにあって然るべきであろう。


偉そうな意見になるが、今のドラマ製作者やそれに関わる局や広告代理店、芸能プロダクションに言いたいのは、「何のためにドラマを作っているのか」「ドラマを通して人々に何を見せたいのか」を真剣に考え直して欲しい、ということ。ゴールデンの枠でドラマを見せるのであるのだから、それはすなわち「最高」のものでなくてはならない。しかし、今まで述べてきたように現状はそれからはるかに遠く、他者の功績への便乗や事務所・代理店主導のヘボ役者起用に終始した「ヘボドラマ」の大量生産という結果しか生み出していない。

このことは、今クール主要ドラマ14作品のうち半分近い6作品が「視聴率10%割れ」という結果一つを見ても明確に分かる。ゴールデンのドラマは多くの人々にとって既に魅力あるものではないのである。


音楽でも映画でも文学でも絵でも、つまりは芸術やエンターテイメントすべてに関わることに言えることであるが、「先人が作り上げたものを継承し、それに匹敵する新たなものを、才能と想像力と努力とを通して作りあげていく」というのが、芸術やエンターテイメントの本質であろう。苦労して、苦労して、その上に作り上げていった作品こそが、真の芸術・エンターテイメントとしての輝きを放つことが出来る。もう少し「プロとしての意地・誇り」というものや、気迫に満ちた「オリジナル」のドラマを作っていって欲しいと思う。今回の「視聴率結果」に対し猛省していただきたい。
スポンサーサイト




2006/08/10 18:55|ドラマ・テレビ番組評トラックバック:0コメント:0

コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバックURLはこちら
http://badtzmaru.blog34.fc2.com/tb.php/338-920f5845

プロフィール 

聴いた曲の履歴!! 



プレイリスト詳細

アクセスカウンタ 

,
・トータルアクセス



・ユニークアクセス





ランキングに参加しています。よろしければクリックしていただき、投票にご協力いただけたらと思います。

その他コンテンツ 

・バツ丸のヲタク拝見
・過去のレビュー
・以前の他事争論
・名盤紹介
・墓場に持って行きたい曲
・月別CD DVD購入&試聴記録
・アルバムレビューについての説明

リンク 

ブログ検索 

おすすめCD!! 

購入・試聴CD 











DVD・その他 

Copyright(C) 2006 バツ丸のエンタメ問答 All Rights Reserved.
Powered by FC2ブログ. template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。