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嗚呼、波乱盤上~3:天上界の音楽を紡ぐ現代音楽の巨匠新居昭乃~その1

個人的に、今年の音楽シーンにおいてプログレならびにプログレ的音楽の台頭を感じてならないのだが、やはりそういった音楽におけるパイオニアとも言える存在であるのが、この新居昭乃であろう。

そもそも存在自体が一般的に認知されているわけでもない。が、新譜を出せば確実にオリコン上位に入るぐらいには作品は売れている。が、アニメの歴史を彩ってきた名作アニメの主題歌・サントラばかりと言うこともあり、未だにアニメ歌手とのイメージが強いのが残念であるが、実際にはそれらのみならず、企業CMの音楽の作曲やチャラや種ともこのバックアップを努めたこともあるなど、その活動振りは正確に把握するのが困難なほど多岐にわたっている。
最新の仕事として、あの「ゲド戦記」の主題歌「時の歌」の作詞・作曲を手がけている。このことだけを見ても彼女の凄さの断片をうかがい知ることが出来よう。有力なアニメ作品、アニメ史を代表する作品の主題歌の作曲者・歌い手として彼女の名が刻まれていることは多い。一般人には余り知られていないが、知らず知らずのうちに彼女の音楽を耳にしたことがある人も多いのである。

そういう意味においても、彼女は現代の音楽を考える上で決してはずすことの出来ない、まさに「巨匠」と称すべき希代のアーティストなのである。個人的には、服部良一・古賀政男・久石譲・千住明・筒美京平とかといった作曲家に匹敵するとすら思っている。私にとって彼女は歌手やアーティストではなく「名音楽家」なのである。それは、私が高評価している他のアーティストとの決定的な違いであり、彼女が私にとって特別な存在となっている最大の理由でもあろう。

今回はその巨匠新居昭乃を取り上げる。






いろんなブログ、特に音楽関係・音楽レビューのそれを見ていて、それら運営者と自分との音楽観に関し違いを感じるときがある・・・。

大方の音楽関係のブログを運営している人は、その殆どが「アーティスト」のファン。その音楽性が変わっても変わらずそのアーティストを支持していこうとする人が多い。

しかし私はそうではない。私は自分にとって「良い音楽を届けてくれるアーティストのファン」、つまりは「アーティスト本人ではなく、どちらかというと曲・アルバム付くファン」なのである。
故に、音楽の質が低くなったり、納得できない作風になったりしたアーティストに関しては、すぐにファンを辞めてしまう。また、時には厳しい批判を投げかけたりもする。ある意味、音楽に対し「物凄く冷徹・冷淡」であると言えるだろう(現に「マシーンのように切っていく」とか「戦後直後に日本に居た米兵」などといわれたことがあるが)。

今でこそ、ガーネットクロウや竹井詩織里、Fayrayなどを支持してはいるが、もちろん、彼女らが自分にとって納得するに足りない作品を出せば私はいつでもファンを辞める用意がある。(事実、上木や倉木、ZARDなどはそうなった)

と、話がうっとうしく長くなったが、このように音楽に対する移り気が激しい私が、かれこれ10年以上も最高の、それこそ別格の位置づけとも言える評価をし続けているアーティストが居る。それが新居昭乃である。



<アーティスト紹介>

araikao1.jpg


彼女は1986年ビクターより「約束」でデビューする。私もこの文章を書くまで知らなかったが、オリジナル作品こそビクターから発売されるものの、最初の1年のみビクター所属でそれ以降はフリーで活動しているとのこと。

今でこそ確固たる地位を確立し、アニメファンやプログレ好きの人間から絶大な支持を得ている彼女であるが、その活動は結構謎というか苦労があったようだ。1987年に1stアルバム「懐かしい未来」を発表しフリーになって以降、ソロ活動を休止する。その後長きに渡り、彼女と交流のあったPSY・Sや種ともこ、谷山浩子といったアーティストのサポート活動など裏方に徹していた。

その彼女の名が再び表世界に登場するのは、1992年。今でもアニメOVA作品の傑作として名高い「ロードス島戦記」のエンディング曲「炎と永遠」と今作の挿入歌である「『風と鳥と空~reincarnation~』の作曲者(後者はボーカリストとしても)として彼女の名がクレジットされた。久々の活動ではあったが、その楽曲の素晴らしさもあり、ロードスファンを中心に彼女の名が一気に知れ渡ることになる。

これ以降は、同年「風の大陸」劇場版の主題歌「凍る砂」を発表するなど精力的な活動を展開。そして1994年、その彼女に大きな転機が訪れる。

名作ロボットアニメ、「マクロス」シリーズのOVA作品である「マクロスプラス」で、私が「巨匠」と称すもう一人の作曲家菅野よう子作曲で、主題歌且つ作中の要所要所で使用された楽曲「VOICES」と、同じく挿入歌として使用された「Wanna be an Angel」の歌唱を担当。このOVAの完成度の高さ以上に、大いに作品を盛り上げた菅野の圧倒的な音楽が注目されると同時に、その楽曲を見事に歌い上げた新居にも大いに注目が集まる。

今尚、菅野・新居ファンの間でこの両名のタッグを「最強」と押す声が多い。紛れもなく今作での音楽はこの両名の代表作だと言えるだろう。今作での仕事振りの高評価は、現在における両名の確固たる地位と名声との足がかりとなった。両名の伝説はここから始まったのである・・・。


さて、非常に長くなったが、彼女の音楽性についても解説していこう。

と言っては見たが、その音楽性を言葉で表わすのは非常に難しい・・・。


物凄く強引に言うと、70年代プログレ的なシンセサイザーによる緻密で深遠で幻想的なサウンドメイキングと、管弦楽器やアコースティック楽器、伝統的な楽器を用いた民族音楽的・ネオアコ的旋律と、レッドツェッペリンにも通ずる70年代ロック的ダイナミズム、そしてエレクトロニカといった音楽を徹底融合させた音楽とでも言えばいいだろうか。
(彼女のフェイバリットアーティストとしてピンク・フロイドとレッドツェッペリンが挙げられている)。だが、そういったジャンル付けで表わせない音楽性の幅広さがある。

音楽ルーツに関する分析は困難であるが、確実に言えるのは、他に比肩するものが殆どいないくらいに彼女の音楽が美しく壮大で、言いようがないくらいに幻想的且つ神秘的で、それでいて温かみと一方で皮膚をひりひり刺激するような鬱さや痛さがある、ということだ。

ヒットチャートを席巻している音楽とは根本的に次元が違う。それでいて決してマニアックにもならず聴きやすさがあるのが新居の凄いところであろう。編曲や音の美しさに関してもおよそ並ぶものがいないであろうぐらいに凄いものがある。それ以上に他アーティストと次元が違うと思うのは、メロディーの起承転結と、曲と歌唱との一体感であろう。

彼女は決して技術的に秀でた歌い手ではないが、その無理のない流れるようなメロディー展開と天界から降りてきているかのような汚れのない声質との高度な一体感は、彼女の音楽の基本コンセプトである「実在または架空の風景 日常に潜む異世界 絵画 映画 愛のあるSF 愛すべきものたち etc...」の体現において絶大な威力を発揮している。それはまさに、「この歌唱あってこそのこの音楽」なのである。


そういった音楽性が評価されてか、「マクロスプラス」以後、「アウトロースターズ」「ガサラキ」「ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章」「あやつり左近」「地球防衛家族」「パルムの樹」などなどアニメ作品などに彼女の曲が起用され、そして最近では「ゲド戦記」の主題歌製作者に起用されるなど、いわゆる「アニメの歌姫」としての不動の地位を確保する。
しかし、冒頭にも書いたが、こういった活動歴が故に「所詮アニメの人」との偏見を今尚もたれてはいるが、実は、ミツカン・カゴメ・森永・ポンズダブルホワイト・東京電力「TEPCOひかり」のCM曲を手がけたり、声優歌手やアイドル歌手のプロデュースやチャラや種とも子のサポートをしたりと、アニメ歌手に止まらない多岐の活動をしているのである(こちら参照)。重鎮と言ってもいいものがあろう。繰り返すが、その仕事の経歴を把握するのはほぼ不可能・・・。



今回はここで終わり。次回では彼女との出会い、お勧め作品、お勧め楽曲に関し書いていく。


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2006/08/16 02:01|嗚呼、波乱盤上トラックバック:0コメント:0

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