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読書評~何だこのゴミステリーは・・・その1

●西尾維新 「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」 (5点/50点)







L存命時の第一部はともかく、ニア、メロによる第二部が始まってからその論理構成にかなりの破綻が見え出し、最後は恐らくデスノートファンの多くの期待を悪い意味で裏ぎる、何とも面白みに欠けるオチになってしまった。

私個人としても、ニ部になってからすっかり今作に対する情熱を失したこともあり、新進気鋭の若手人気作家とやらが書いた「アナザーストーリー」=「Lが南空ナオミと組んで解決した事件」~である今作にも殆ど関心がなかった。

ま、それでも大場つぐみでない=今のミステリー文壇やライトノベルズ文壇で持ち上げられている西尾維新が書いた作品~Lの外伝~が一体どのような仕上がりになるのか・・・、その1点と、思ったよりも値段が安かったことがあり、今作を手に取ったのだが・・・。結果は税込み1365円という価格にすら見合わない、「ひでえ」としか言いようのない作品であった。こんな低レベルのミステリー作品を書く作家が業界で持ち上げられていることに、業界の末端に属するものとして、1人の本好きとして非常に憤りを感じてしまわずにはいられない。


で、今作の評価ポイント、要は減点理由であるが、大きくわけて

1つ目は、「宣伝文句と内容の不一致」
2つ目は、「デスノートの外伝としての体裁を保っていない」
3つ目は、「ミステリー作品としての出来の悪さ」

になる。もちろん、今までの文面からお分かりだと思うが、これらすべてにおいて極めて酷いと言える。


まず1つ目から。

今作の「帯」を見ると、「あなたはLの伝説を見る」と偉く力強くかかられているが、これがまずでたらめもいい所。
Lは登場こそすれ全体的にその場面は極めて少なく、さらに彼が事件の解決に多大な貢献をしたこそすれ、それはLの手駒として動いた南空の頭の良さと大胆な行動力とがあったからである。Lが元々表に出ない、という世界的探偵ならではの特性を差し引いても、余りにもLの出番が少なすぎ。彼の優秀さをあまり感じ取ることは出来なかった。

率直に言って、今作の主役は南空ナオミだ。今作を通して読者が見るのは、「Lの伝説」ではなく「南空ナオミの伝説」なのである。


で、2つ目。

いくら著者が違うとは言え、デスノートの「アナザーストーリー」である以上、大場・小畑コンビが作り出したデスノート本編の内容・設定・世界観に沿わなければならないという絶対的な制約から外れてはならないのは、何よりも作品執筆において守らなければならないお約束であろう。だが、既に各所で言及されているように、今作を読んでいて、「この作者はデスノートという作品を理解しているのか?」と疑問を感じずにはいられない描写が実にたくさんあった。

まず、特に酷いのは、結局今作で「主役」になってしまっている南空ナオミの性格設定であろう。これに尽きる。

原作の彼女は知的でおしとやかな容貌とそれに反する大胆な行動力と切れた頭脳を有する人物である。小畑の絵の上手さもあるが、愛するレイ・ベンパーのために独自にキラ探しをするという健気な行動が、数話しか登場しなかった脇役であるにも関わらず、読者から絶大な支持を得る要因となった・・・。

だが、今作での彼女は、優秀ではあれど、如何にもアメリカの刑事ドラマで出てくるような「事件解決と共に暴力事件・物損事件をはじめとした様々な問題をももたらす」という典型的問題刑事となっている。

その設定だけでもかなり???であるが、言動や思考はもっと???だ。

Lとの捜査の場面において、事あるごとに毒舌を吐きまくったり侮蔑したりするのには、原作読者としては違和感ありありだ。特にそれが顕著にでているのは、P53における謎の私立探偵に関する印象をLに聞かれた際に発した、

「不気味というか無様というか、もしも私が休職中でさえなかったら、見かけただけで逮捕に踏み切るような、特上の不審人物です。この世界を死んだほうがいい者とそうでない者に区分けするなら、間違いなく前者に属すでしょう。どうして自殺しないのか不思議なくらいの変態に見えます。」

これは、どうひいき目に見ても、デスノート本編における南空が吐く様な言葉ではありえないだろう。

さらには、「ツンデレ」「赤ずきんチャチャ」などなど作中いたるところで飛び交うアキバ言葉やオタク用語や固有名詞は、作者の個人的趣味・嗜好をただ盛り込んだにすぎず、完全に作品世界を壊してしまっているのは、ただ嘆かわしいだけ・・・。


しかし、以上の深刻な問題があったとしても、純粋に「ミステリー作品」として面白くさえあれば、それでもまだ許せるところがあったのだが・・・。

だが、この点に関しても、本当に酷いとしか言いようがない・・・。巷や業界でもてはやされるミステリー小説の根本的な問題=何故私が今巷でもてはやされている新進気鋭とやらのミステリー作家やライトノベル作家が「大嫌い」なのかの理由が、極めて明瞭且つ醜悪な形で出ていたのであるから・・・。

というわけで、3つ目であるが、次回以降に・・・。


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2006/09/10 01:42|読書評トラックバック:0コメント:0

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