バツ丸のエンタメ問答

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CDレビュー~再びヘヴィーミュージックブームが来るのか!!?

●FLYLEAF 「FLYLEAF」 92点

ジャンル:ヘヴィーロック ミクスチャー オルタナティブロック グランジ プログレ


amalogo111.jpg
(2006/09/06)


1. アイム・ソー・シック
2. フーリー・アライヴ
3. パーフェクト
4. キャシー
5. ソロウ

6. アイム・ソーリー
7. オール・アラウンド・ミー
8. レッド・サム
9. ゼア・フォー・ユー
10. ブリーズ・トゥデイ

11. ソー・アイ・ソウト
12. ティナ(日本盤ボーナス・トラック)


<問題点・注意点>

1・エヴァネッセンス系音楽が好きでないと聴けない
2・落ち着いたバラードが少なく、全体的に激しい曲ばかりなので聴き疲れする可能性が高い
3・ボーカルのキンキンしたエキセントリックな歌唱は聴き手を選ぶ






「落ちぶれた音楽大国」・・・。これがここ何年もの間、世界一の音楽大国であるアメリカのシーンに対する一貫した私的イメージであった。

しかし、今年に限って言えば、特に女性アーティストに関しては、その認識を改めなければならないようだ。

2003年、エヴァネッセンスの成功によって一躍世界的に広がった女性ヘヴィーミュージックシーン。だが、その流れに乗り数多くの良質なアーティストは出ては来たものの、エヴァネッセンスと同様の「非ヨーロッパ」アーティストに限定して言えば、本家である彼女ら以上の魅力を持ったアーティストは居なかったように思う。

だが、それから3年の月日がたち、くしくもエヴァネッセンスがニューアルバムをリリースせんとするこの9月に、彼らがつくり上げた音楽性を汲みつつも、それだけではくくることの出来ない、優れた実力と魅力とを有した気鋭のアーティスト集団が日本でのデビューを果たした・・・。それが今回取り上げるFlyleafである。


上記にもあるが、音楽性に関しては、「エヴァネッセンス」の流れを汲むヘヴィーミュージック、ミクスチャーと定義することが出来るだろう。

しかし、その本家とも言えるエヴァネッセンスと違い、より90年代以降のミクスチャーやオルタナティブロック、グランジといったヘヴィーミュージックの有す先鋭さや退廃感、騒々しさを有している。それだけではなく、どちらかと言うと、欧州的耽美さやダークさ、厳粛さやゴシック的強調や様式美のあるエヴァネッセンスとは対照的に、こちらは、ある種アブリルやクリスタル・マイヤーズにも通ずる、痛快なパンキッシュロックの要素すらある。

そして面白いのが、そうであっても楽曲の端々に感じ取ることの出来る欧州のメタルや民族音楽的な陰さや鬱さ、そして前衛さ。まさにプログレだと思ったのだが、やはりその通りで、ボーカルとメンバーの一人がピンク・フロイド信奉者であることがB誌のインタビューにおいて明らかになっている。

もっと端的に言うと、エヴァネッセンスはメタルやゴシックメタルの要素がかなりあるが、こちらはあくまで軸がハードロックでありアメリカンなヘヴィーミュージックであり、様々な音楽を渾然一体とさせたミクスチャーやプログレというジャンルにより近いものなのである。

そして、こういった音楽性を可能とし、どころか更なる高みへと導き、他アーティストとの差別化をもたらしているのが、このグループの紅一点であり、まだ19歳というとても若い歌姫、LANCEYでなのである。

アブリル的かわいさや突進力、馴染みやすさノリの良さを見せつつ、1曲目においてはビョークや菅野よう子の楽曲にも通ずる重層的で神秘的なコーラスワークや元パンテラのフィル・アンセルモにも通ずるディストーションボイス、3曲目においては北欧のラジカルトラッド的エキセントリックな歌唱、6・8曲目においてはクランベリーズのドロレスを髣髴させるファルセットや、強靭な歌い回しを駆使した歌唱、9曲目においては雄大な歌唱をなどなど、まだまだ荒削りながら恐るべき多種多様さや攻撃性、美しさをこれでもかと見せ付ける。技術的な上手さや表現の上手さに関しては、同種系統のボーカリストにおいて彼女を凌ぐ歌い手は多いだろう。だが、技術では決して測ることの出来ないボーカリストとしての存在感や聴き手を圧殺する「呪術」にも等しい暗黒的魅力に関しては、現段階においても彼女を凌げる歌い手はそうそういないだろう。
特にその魅力の主の構成要素であり、6・7曲目で聴くことの出来る「痛快さやキャッチーさと、悲哀さ・痛み・激情・攻撃性などの高度な同居」は、このボーカリストの凄さを極めて端的に示しているとすら言えるだろう。この魅力や凄さは、アブリルやエヴァネッセンスのエイミー・リーといったアメリカのアーティストにはないものだと思う。恐るべき歌い手だ。
今後、より歌いまわしの幅を広げ、表現にも磨きをかけることが出来たとすれば、希代のボーカリストになれる可能性もあるだろう。

ただ、残念なのは、本編最終曲である11曲目と、日本盤ボーナストラックである12曲目の最終2曲がそれまでの楽曲と比べると、やや弱いことか。それがなければ名盤直行であった。

また、バラード曲が少ないのと、ボーカルの特異且つエキセントリックな歌唱は人によっては、「聴き疲れる」「くどい」といった今作に対するマイナスの感想・評価をもたらす可能性があるのでご注意いただきたいところ。
ただ、ヘヴィーミュージックやハードロック、メタル好き、さらにはゴシックメタルやが好きな人、OLIVIAやクランベリーズの3rdアルバム辺りが好きな人には是非聴いて頂きたい作品だ。


これが、本邦デビューアルバムであるが、その楽曲の完成度やバンドメンバーの有すポテンシャルに関しては、かのエヴァネッセンスよりも上だと私は思う。

それにしても、このFlyleafをはじめ、クリスタル・マイヤーズ、デイジー・シェイン、ミキーラなどなど、今年に入ってからハード系、ヘヴィー系音楽をやる女性アーティストが日本デビューしている。エヴァネッセンスも間もなく新譜を出すし・・・。日本において低迷しまくっているヘヴィーミュージックシーンに対するカンフル剤となり、さらにはこれら音楽の再ブームをももたらすかどうか、個人的にとても関心がある。





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2006/09/11 22:57|アルバムレビュートラックバック:0コメント:6

コメント
良さそうですね♪
こんばんわ~
こうして少しでも、更新があるとうれしいです^^Flyleafさっそく試聴してみました。歌唱はドロレスを若くしたような感じで、曲は同系等だけあってHPPに近いですね。試聴範囲では記事にある深いところまではわからなかったので^^;
話は変わって、本日GCのまぼろしのフラゲついでにSeanNorthのデビューシングルfinal your songも購入してきました。怨み屋本舗で耳にして気になって
いたのですが、期待できる新人フォークバンドだと思います^^b最後に収録されていたダイジェストを聴く限り、アルバムも楽しみです。
Mizu #2Kmidmv2|2006/09/12(火) 22:17 [ 編集 ]

すいませんです!!
>Mizuさんへ

こんばんは。

しばらくは更新できそうですわ。

Flyleafは確かにHPPと似ている点もありますね。

一見単なるラウド?と感じそうになりますが、奥は深いと思います。

SeanNorthは私も注目しております。怨み屋も見ていますしね。

デビュー曲はいいと思いますが、A・Bメロとサビとの整合性にやや無理さを感じてしまいましたね。これからだと思います。ボーカルの人はかなり上手いし声もいいので楽しみ。
バツ丸 #-|2006/09/14(木) 20:37 [ 編集 ]

確かに^^;
やはり、バツ丸さんも注目しておられましたか。サビへの展開にひっかかるところは、確かにあると思います。ただ、それもあえて厳しく聴けばということで、デビュー曲としてはすばらしいと思います。ボーカルのルミさんは、少年の様な声質が、ゆりっぺと共通して魅力的ですね。19日の渋谷での無料ライブの参加を検討中であります。
Mizu #2Kmidmv2|2006/09/14(木) 21:22 [ 編集 ]

期待できそう!!~あっちの世界へ行く?
>Mizuさんへ

SeanNorthは10/11日にアルバム出すようで。ケルトミュージック的楽曲があるなど、かなり期待できそうな予感があります。ひょっとしたら叙情派プログレ?

その手の曲を歌ったらとても映えるような気がします。購入を検討したいですね。
バツ丸 #-|2006/09/15(金) 22:57 [ 編集 ]

良かったです!&GIZAクオリティ?
今日、GCの試聴会ついでに、FLYLEAF買ってきました♪荒削りながらも、HPPにパンキッシュな感じをプラスした良い作品ですね^^b
で、試聴会の方ですが、あきれたというのが感想ですね・・・AL自体は、今回も期待できます。新しいタイプの凄みある曲もありそうなので。ポップ系の曲は浮くでしょう。ただ、ドリンクは¥800もするわ、食事できるような場でもないしで、近場かつ暇のある人意外は行く意味なかったッス^^;まぁ、最近ファンになった人が初期のシングルや前回のライブのパンフをその場で買えたのとゆりっぺのコメント付きPVを見れたのが良かった程度かな。
Mizu #2Kmidmv2|2006/09/18(月) 21:37 [ 編集 ]

そうですか
>Mizuさんへ

まさかFlyleaf買って頂けるとは・・・。驚きですね。

パンキッシュでキャッチーさがあるのが面白いと思います。

例のイベントに関しては、既に各所から苦情がいっぱい出ているようで。
残念な限りです。

ドリンク800円って・・・。金粉でも入ってるんですか?(笑

アルバムに関しては、期待したいところ。ほんと楽しみですね。



バツ丸 #-|2006/09/20(水) 00:27 [ 編集 ]

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