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読書評~何だこのゴミステリーは・・・その2

●西尾維新 「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」 (5点/50点)




さてさて、ブログ停止やら何やらでだいぶ間が空いてしまったこともあり、放置したままになっていた書評の続き(前回はこちら)を片付けようと思います(汗







まず、今作はミステリー云々以前に「読み物」としても酷い点が多々目に付く。やはりその最たるものは、「オレは上手いんだぜ」というナルシスト思想をプンプン感じる「回りくどい文章」にある。これは、この作者のみならず、舞城王太郎とか伊坂幸太郎とか奈須きのことか笠井潔とか・・・、いわゆる「新世代ライトノベルズの担い手」ないしはそれに近い位置づけでもてはやされている作家の多くに共通しているのであるが・・・。

やたらと言葉に凝ってて長ったらしい割には、その言わんとするところは全く大したことがない。設定も話しの筋道もただ「いちびっている・変わっているだけ」で「フィクション作品」としての「リアリティ」や「論理性」に欠け過ぎ・・・。東野圭吾とか真保裕一とか乃南アサといった「平易な文章で読み手をひきつける文章力と内容を提示する作家」らと比べると酷いったらありゃしない。今作はその例をあまりに見事に踏襲しすぎている・・・。(無駄な文章や単語を削っていったら本来の量の半分以下になるだろうが)

この辺の所は直に読んでいただいたほうがはるかに分かるので、本筋のミステリー面に話を移す。


まあ、今作の謎解きに関する感想を一言で言えば「ゴミ」の一言に尽きる。全体を通してあまりに問題が多すぎてそれを列記&解説していくだけでも一冊の本が出来るくらいだ。

ここでは、P50ページ以降から始まる謎解きについて言及する。

ここら辺りから、いわゆる殺人犯が殺人現場において捜査する人間に対し残されたであろう「メッセージ」の解読が始まるのだが・・・。話の前提を「赤ずきんちゃちゃ」のコミックの「4巻と9巻を抜き取られたこと」にしている点で早くもゴミ。

さらに輪をかけるように、それに理屈ならぬ屁理屈を塗りたくっていく・・・。

この抜き取られたコミック2冊の総ページが「376」。そして、その漫画のページと「死者に刻まれていたローマ数字」をつき合わせ、刻まれた数字に該当するページで「最初に書いてある英単語の一番最初の文字」を組み合わせて・・・。ようはそれで一つの意味をなす英単語=被害者の名前が出来るということだそうだ。

ここにおいて、ページが376しかないので、被害者に刻まれた1000以上の数字はページを2巡することで(例:476であれば300+176ということ)などなど、よくもまあここまで屁理屈を屁理屈で繕った推理が出来たものだと反吐がでる。

他にも「1+3=B」とした、いわゆる「数字の置換」や「人間の認知システム」を利用したトリックが仕掛けられてはいるのだが、そこにおいて「22」は「10の位を1の位に移動させれば13」になる(P110)や、

(P144)イニシャルが「Q・Q」の子供を今作の犯人である「B」を連想させる符号にするため、その子供を裏返して殺す(Bの小文字はb。それをひっくり返すと「q」になる)

などなど、とにかく著者の自己満足に過ぎない屁理屈だらけのアホトリック・アホ解説のオンパレード。もうストーリーどうのこうの以前にこれら話の大勢を占めるアホトリックが完全に浮きまくり且つ幼稚すぎてまともに読む気になれない。

少年少女向けのミステリー小説ならともかく、こんな意味も論理性も無いちゃちな謎解きを~絶対に読者が類推不可能なそれをいい年した大人がいい年した人対象に読ませる作品で、よくもまあ~恥ずかしげもなく出すなと心底思う。

しかも、本筋とは関係ないどころか無意味すぎる文章や単語&ここまで手の込んだ?トリックとやらを散々見せ付けられた挙句に示される「話の真相」(=メインのトリック)に関しては酷くヘボだから全くお話にならない。


これは自慢でも何でもないけれど、今作の序盤で

・南空が「L」と通信でやりとりしながら「竜崎」と一緒に捜査している
・犯人の名は「ワイミーズハウス」出身者である「B」(ビヨンド・バースデイ)


という事実が判明した段階で、今作の内容・トリックをほぼ完全に、しかも物凄く簡単に読めてしまった(=某人物の正体と何故その人物が●に扮したのかの理由)。読解力・推理力が著しく低いこの私でもだ・・・。

しかし、どこの世界にも自分の才能を勘違いしている輩は存在する。真の問題は、低レベルの作家が存在していることではなく(もちろん問題ではあるけど)、その低レベルの作家を恥ずかしげもなくもてはやしている日本の文学界・ミステリー業界にある。こんな作家ら(横山秀夫や伊坂幸太郎らもそうだけど)しか持ち上げられないのであれば、ミステリー業界なんてものは(「このミステリーがすごい」がその代表だね)1回死んだ方がいい。業界に携わっている人間として本気で思う。


それにしてもこのレベルの作品をデスノートのアナザーストーリーとして出すことに、原作者の大場つぐみや出版元である集英社がよくも了承したものだ。やっぱり金なのか? 自分が原作者であったら絶対に没にする。


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2006/10/04 21:29|読書評トラックバック:0コメント:2

コメント
○駄ですか
初めまして
図書館に入ったら読もうと思っていたけど、そん内容なら止めておこうかしら。

大場先生は西尾氏を指名だけして、内容はおまかせだったそうです。みんなが思うより早く大場先生はジャンプ誌(集英社)を離れたし、問題は西尾氏の筆でしょうね。
業界の方だということですが、ご存知なかったですか。
この情報クローズだったかな。
失礼しました。
Wizard #VQ3pFBWM|2006/10/08(日) 15:38 [ 編集 ]

そうなんですか
>Wizard様へ

はじめまして。書き込みありがとうございます。

まあ、購入するのでなければ読まれるのはかまわないと思います。私はお勧めしませんが、デスノートに対する思いがそれほど少なく、さらに西尾さんのファンであればまた違った感想もありましょう。

内容はおまかせ・・・、まあそうでしょうね。じゃなきゃこんな内容にならんかったでしょう。

業界、といってもジャンプサイドとかではなく書店の人間で、しかもコミックやライトノベルズ担当ではないので、そういった事情があったとは全く知らなかったですね。教えていただきありがとうざいます。

バツ丸 #-|2006/10/08(日) 15:51 [ 編集 ]

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