バツ丸のエンタメ問答

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CDレビュー~う~む、これでは効かんな~~

●土屋アンナ 「strip me?」(DVD付) 67点

ジャンル:ハードロック パンク


amalogo111.jpg
(2006/8/2)


1. zero
2. rose
3. NO WAY
4. Lovin' you
5. Under My Mask
6. True Colors
7. Give me kiss & kiss
8. Forever
9. Interlude
10. Change your life
11. ecstasy
12. Jane
13. Grooving beating
14. knock down
15. SLAP THAT NAUGHTY BODY



<問題点・注意点>

1・曲数が多すぎ
2・前半と後半で作風がかなり違う~作風が迷走しすぎ
3・歌唱の迫力にイマイチ欠け、しかも単調






モデル・女優として活躍しつつ、昨年夏ぐらいからアーティスト活動も始めた土屋アンナ。モデルとしての人気と「NANA」の大崎ナナの歌唱キャストもあり、一躍女性トップアーティストの一人と相成ったが・・・。

今作はそんな彼女の、昨年発表した1stミニアルバムに次ぐ1stフルアルバムである。

流石エイベックス系列のレーベルで洋楽的音楽やハードロックに力を入れているカッティングエッジからの作品で、さらには人気者の土屋アンナの作品ということもあり、そのつくりに関しては、なるほど良く出来ているなと素直に思う。豪快で巧みな演奏から生み出される重厚なサウンド、豪華なストリングスの挿入、良質な音質・・・。さらには、収録曲のうち6曲が大手企業のCMタイアップ付き・・・。如何に彼女が優れたサポートを受けているかを端的且つ見事に示している。他のアーティストにとっては何ともうらやましい限りであろう。これら点だけでも数多くの他者との決定的なアドバンテージがある。

このような恵まれたサポートに立脚したハードロックを主軸とした楽曲らは、日本的なポップス・ロックの要素と洋楽的楽曲とのいい形での融合を見せているように思う。決してくどくはならず、適度なキャッチーさや鋭さを秘めている。洗練された商業音楽だと言えるだろう。収録された個々の楽曲に関しこれといって不満はなく、完成度は高い。しかし、67点という点数を見ればお分かりかと思うが、ここまでの言説に反し、今作に対する評価はあまり高くはない。何故か?


個々の楽曲の質は確かに中々に高い。しかし、はっきりって楽曲のまとまりが全くと言っていいほどにない。前半の曲を聴く限りハードロック主体の作品と思いきや、7・8曲目を契機に終盤は打って変わって総合ポップス、いやひょっとしたらR&Bっぽい趣すら見せる楽曲が出てくる始末。8曲目は完全にコテコテの洋バラードだし・・・。ミニアルバムや「NANA」の大崎役で培ったロッカー・ハードロッカーとしてのパブリックイメージを根底から覆している。本人や制作サイドにとっては「意外性を狙った」のかもしれないが、結果は全くの逆効果。両タイプの曲の居座りがあまりに悪く、さらにはそういった曲がまとまっていることもあり、「いったい土屋アンナは何をやりたいのだろうか? 何が持ち味なのだろうか」との疑問を持たずにはいられない。全体的に聴かせる魅力に大いに欠けている。せめて、ハードロックっぽい曲とそうでない曲とをわけ、それぞれをミニアルバムとして出すだけでも、評価・感想は大きく変わるように思う。


そして、こういった問題に輪をかけているのが土屋自身の歌唱であろう。得てしてモデル業やタレント業と兼業しているアーティストにありがちな下手さ・弱さはないが、一方でこれといっての魅力もない。そこそこの技術を持った歌い手が小手先で歌っている、というのが率直な感想だ。つまりは、歌唱に感情・気迫を感じずどの曲においても平坦な印象しかないのである。楽曲や演奏は上々であるが、わざわざ土屋が歌うことの意味を最後まで見出せなかった。これが仮にボーカルが木村カエラでも上原奈美でも、作品に対する印象・評価はそれほど変わらないのではないだろうか。今作はそれなりの作品ではあるが、別に土屋がボーカルだったからそうなったわけではなく、演奏や編曲をはじめバックのサポートや組織力が凄かったからに過ぎない。

ハードロックという音楽は不思議なもので、何もかもをソツなくこなせる平均的なタイプが魅力的でありえることが殆どない。逆につまらなくなる元凶であるとすら言える。それよりは技術的に稚拙であっても何か一つだけ秀でたものがあるとか、生まれもっての風格や適性があるだとか、音楽をやることに対する強い思いがあるとか、そういったものがある者の方がハードロックにおいては強い。実力もさることながらセンスや感情がものをいうのである。で、前作と今作を聴いた限りでは、土屋にこういったものはないと言い切れる。


それにしても、この土屋や、その彼女と同じようなタイプである木村カエラがこの手のジャンルの中心的存在となっていることに歯がゆくてしょうがない。J-R&Bやプログレ、ピアノバラードに関しては優れたアーティストらによる高レベルのしのぎが削られているが、ことハードロックに関しては、この2者にハイカラ、高橋瞳とレベルが低い。アメリカでは、クリスタル・マイヤース、ミキーラ、Flyleaf、Cheyenne Kimball、デイジー・シェインらハード系の音楽で非常に優れたアーティストが出てきているのに・・・。

いや、日本にも星田紫帆、FEEL SO BAD、大鴉、HEAD PHONES PRESIDENT、Miz、OLIVIA、アフェイジア、GOGO7188、と「本物」の実力を持ったアーティストが数多く居る。インディーズにおいても、ラウドやミクスチャー系が非常に盛んである。今のシーンがこういったアーティストの躍進を妨げているに過ぎない。

相川七瀬の失墜以降の、日本の音楽シーンの極めて深刻な問題であろう。既に地位のあるものの兼業によるぬるくてお気楽な楽曲ではなく、天性のセンスや実力を持つ優れたアーティストらの凄みに満ち満ちた楽曲でひしめくハードロック・ヘヴィーミュージックシーンが一時でも早く訪れることを願ってならない。










・アーティスト評価
歌唱力6 ()
作曲-- ()
編曲8 ()
独創性7 ()
安定性7 ()
6 ()
総合6 ()
熱中度5 ()








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2006/10/27 01:12|アルバムレビュートラックバック:0コメント:2

コメント

またまた来てしまいました(爆)失礼します(^^;)

ちょっと聴いてみましたが、確かに違和感がある曲もありますね。
「zero」と「rose」は良かったと思いますが、他は普通か微妙かですね(^.^;)

話は変わりますが、OLIVIAの「The Lost Lolli」良いですね。バツ丸さんも高評価したのが分かります。

曲はどれもクオリティー高いですが、バツ丸さんも名曲に挙げた「Space Halo」は確かに素晴らしいですね!夜中に聴くと、不思議な世界にトリップしそうです(笑)

そういや、26日にOLIVIAのライブ行きましたが、格好良かったです!特にLolliの中の曲は凄かったです。「ROCK DIVA」って感じでした。

では長文失礼しますm(__)m
りく #-|2006/10/28(土) 16:40 [ 編集 ]

どうもです
>りくさんへ

土屋さんはね・・・。はっきり言って人気と地位だけでやっているような気がします。ストイックさや凄みがないですね。

OLIVIAさんを聴いていただけたのですか。最近はNANA絡みで幾分凄みが薄れているように思いますが、「The Lost Lolli」は素晴らしいと思います。

「Space Hallo」は完全にデジタルプログレバラード大作で。トリップできますね。

ライブは本当はいけるはずだったのに、実につまらない理由でダメになりました。ほんと、物凄くはらただしいです。うらやましすぎます。

ではでは。
バツ丸 #-|2006/10/29(日) 18:55 [ 編集 ]

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