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CDレビュー「バカです」

基本的に邦楽の「歌姫」作品しかレビューしてこなかった私ですが、今日は趣向を変えてHR・HM作品のレビューをしようと思います。この先も機会があればやっていこうかと。


●Bonn-Kelly 「Journy To The End」 85点

ジャンル:メロディックスピードメタル ギターインスト ブルース ジャズ



1.journey to the end
2.hold on
3.screw up
4.BK-shuffle-
5.time after time
6.fallen leaves
7.7th etude




「ラウドネスオープニングアクトオーディション」に合格、ポール・ギルバートをはじめ、HR・HM界で活躍する有名ギタリストを多々排出してきたアメリカの名門校GITに入学。そして今MIジャパン大阪校GIT-DX主任講師である日本有数のギタリスト、ケリーサイモン。
その彼と、その弟子的存在であり、同じく大阪GITで講師として活躍し、星田紫帆とのユニット「IO」をはじめとしたGIZAアーティストの作編曲者としても名を上げつつあるBonnとが、「今までのアルバムの中で一番ギターを多くかつ速く弾くプロジェクト」と銘打ち結成したユニット。

結論から言うと、上記結成動機から余裕で推測できるように、今作は実に「バカな」作品である。バカとは言っても「愚劣」とか「侮辱」の意味ではない。時に「道を究めた」とか「とにかくひたすらそれに打ち込む」とかの最大級の褒め言葉として使用するときの「バカ」である。

ジャンルは、へっぽこ軟弱なロックか王道バラード主流の今の男性音楽シーンとは完全に一線を隔したHR・HM。しかも、ギターインスト主軸の作品。そう、メロディックスピードメタル(以下メロスピ)全盛期であり「スーパーギタリスト」なるものがもてはやされた80年代の音楽。もはや「スーパーギタリスト」「ギターヒーロー」なるものが、一部のギター雑誌かマニアの領域でしか語られなくなった今、あえてそういったものを全面的に押し出し、エレキギターやメロディックメタルの楽しさや可能性を追求した両名の姿勢には敬意を払わずにはいられない。

ギターは、文字通り全編通して弾きまくり。とにかくこれでもかこれでもかと、要所要所において高速ピッキングやスウィープピッキングなどをはじめとした高難度の演奏をビシバシキメていく。ギター小僧やメロスピ好きであるのなら、顔が思わずほころんでしまうことしきり。エレキ弾いてもさほど女の子から注目されなくなり、鬱屈している人ほど存分にカタルシスを味わうことが出来よう。典型的メロスピ曲である1・4・7曲目は「バカすぎる」程に弾きまくっていてる。聴いていて苦笑してしまうぐらいに・・・。だが、技術は紛れもなく本物。Bonnに至っては、星田の曲での演奏では「遊んでいたのか」と思ってしまうぐらいだ・・・。

しかし、いくら演奏が凄くても「曲がクソ」であれば、単なる技術
自慢の「自己満足」でしかない。両名のバカテクに隠れがちだが、今作で最も賞賛すべき点は、「楽曲」であり、両名の作曲能力である。これを忘れてはならない。

1・4・7曲目といったメロスピ曲を主軸にしつつも、メロディアスハードな2曲目やファンキーな感じすらする3曲目・5曲目と多彩。それのみならず、歌入り曲である2・5曲目に至っては、ケリーサイモンの甘くセクシーな歌唱と流麗で起承転結の効いた歌メロが冴え渡り、「歌もの」としての完成度も文句なしに高い。公式サイトで明言している「ヴォーカルメロディーを中心に」「楽曲重視」の姿勢が見事に貫かれている。シンガーとしても活動しているケリーならではの発想と実践である。

そして、この歌入り曲2曲を作曲したのはBonn。既に星田をはじめGIZAアーティストへの作編曲に携わっているが、そこで示した作曲力の高さをここでも見せている。今後のGIZAを考える上で間違いなく重要なアーティストとなろう。頼むからGIZAは彼をこのままつなぎとめてほしい。

ただ、今作の唯一の問題は、ギターと一部の楽器以外殆どが打ち込みであること。音の厚みや迫力に欠けていたのは実に残念である。それ相応のテクニシャンによる演奏であれば、それこそ大台の点を与えても良かった。次作ではPONや大橋あたりとセッションしてもらいたい。


ギター小僧はもちろん、星田のファンになったロック・ハードロック好きにも是非聴いていただきたいすばらしい作品。
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2005/12/18 13:11|アルバムレビュートラックバック:0コメント:2

コメント
解説、ありがとうございます♪
先日、こちらのCDを購入してみました。ギターメインのCDは初めてで、しかも知識もない、全くの”ど素人”でしたが、聴いた印象は・・・、神業!!
どこがどうスゴイのか、よくわからないながら、職人業のような迫力を感じていたので、バツ丸さんの今回のレビューは、とても参考になりました。ありがとうございます♪
「感じる」だけではなくて、背景とかを少しでも持っておくと、聴き方も広がってきますので、これからもいろんなレビューを参考にさせていただきたいと思います♪
そう #xLHwKseI|2005/12/18(日) 23:52 [ 編集 ]

え~~~~~~
え、まさかこの作品を買って頂けるとは・・・。驚きです。

個人的にあくまで「歌メイン」ものが好きですし、ギター小僧でもないので、それほどギターインストものに興味はないのですよ。それでも今作は楽しめました。

ギターインストの傑作はそれなりにありますね。ジェイソン・ベッカーとか、この両名が大きな影響を受けているイングヴェイ・マルムスティーンとか・・・。他にもスティーブ・ヴァイ、ジョー・サトリアーニ、神様ジェフ・ベックなどがありますか。

音楽とは単独で成立しているわけでなく、過去からの文化・歴史の継承により成り立っていますね。だから、背景や少しの音楽史の知識があるとまた違う楽しみ方ができます。

たとえば、日本の近代歌謡曲にはプログレからの影響が強いですが、今の日本の多くのリスナーはプログレが何かということは知りません。オレンジ・レンジが70年代音楽からの影響を受けているなんてこと、彼らのファンの殆どが知らないでしょうしね。

ま、とにかく聴いて頂いて何よりです。こんなブログでも参考になったといわれれば、本当にうれしいですね。
バツ丸 #-|2005/12/19(月) 00:50 [ 編集 ]

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