バツ丸のエンタメ問答

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今年初のアルバムレビュー~早くも今年の有力作品登場!!

●植村花菜 「しあわせの箱を開くカギ」 評価:AA

ジャンル:アコースティックポップ・ロック ジャズ プログレ


amalogo111.jpg
(2007/01/04)


1:紙ヒコーキ
2:物語
3:私でよければ・・・
4:やさしさに包まれたなら
5:ホントの気持ち
6:プカプカ
7:想い
8:冷たい雨
9:しあわせのカギ
10:光と影
11:花



<問題点・注意点>

1・1stアルバムのような痛快且つ幸せで明るい作風を期待していると肩透かしを食うかも





昨年、テレビ出演、各所でのライブツアーやイベント、レギュラーラジオ番組やコラムの執筆、減量企画などなど、実に精力的な活動をし、絶大とは言えないまでも、着実に支持層を広げ、シーンでの存在感を強めてきたキングレコードの期待の星、植村花菜のちょうど1年ぶりの2ndアルバム。

精力的な活動もあり、比較的短い期間での発表ではあるが、その完成度・魅力・音楽性の幅広さ・歌唱などなどあらゆる点で彼女の成長・進化を強く感じ取ることの出来る、実に強力な1作になったと思う。


聴いていて驚くのは、大幅な作風の変化と音楽性の飛躍的な拡大だ。
その中でもまず注目すべきは詞世界の変化であろう。

今まではどちらかと言うと、「恋に恋する乙女のわくわくした心境」や「恋する幸せ」「好きな人と一緒にいることの幸せ」といった楽しさ・明るさ・喜び・前向きさを感じさせるものが大勢を占めていた。

だが、今作においては、前作で主流のハッピーな詞世界はかなり後退している。8・9曲目に象徴されるように、「幸せすぎるが故の不安」「愛しているが故に相手を傷つけてしまう」といった、好きであるが故の、恋しているが故の苦しみ・葛藤・不安などが、彼女の飾り気のない等身大で且つ瑞々しい筆致で紡がれている・・・。初めて今作を聴いたとき、この詞世界違いに思いっきり面食らってしまった。まさか彼女がここまで複雑さを伴った内面的世界に踏み込んでくるとは・・・。

そういった詞の世界の変化に呼応するかのように楽曲に関しても大きな変化が見られる。

5・10・11曲目などで依然聴かれるものの、今までの彼女が最も得意としていたであろうアコースティックギターを主軸とした軽快で爽やかなロック・ポップス曲が大幅に減っている。

変わりに今作を彩ったのは、3・6曲目のようなかわいさやおしゃれを醸し出すジャズ調の曲や、7曲目のようにピアノオンリーで彼女の歌唱が全面に押し出された曲。特に1曲目のような複雑な展開を持った浮遊感のある曲や、7・8曲目といったダークで重い楽曲は以前では考えられなかったものだ。成熟した大人の風格すら漂わせている。ある意味プログレに通ずるものがあると言ってもいいだろう。

そして極めつけは歌唱。前作では暗めのバラード曲において歌唱の弱さ・ミスマッチ感を見せていたのはどこへやら、今作の中でも圧倒的な魅力・完成度を見せるダークなギターバラードの8曲目や、ピアノバラードである7曲目で別人のように切なさや悲壮さ溢れる歌唱を聴かせる。昨年数多くライブやイベントをこなしてきた着実な成果であるのだろうが、それでもこの成長振りは瞠目に値すると言えるだろう。伸びやかさや明るさ・爽やかさだけでない彼女の様々な新しい歌唱の魅力が余すことなく出ている。


ギターを主軸としつつもパーカション・ストリングスを絶妙に織り込む編曲も秀逸で、作品を通して隙は全く見当たらない。しいて言うなら、松任谷由美のカバーである4曲がなくても良かったなというぐらいか。後は、前作での明るい作風をとにかく期待した人にとっては、若干今作の作風についていけない可能性もあるが、これはもう好みの問題なのでどうしようもない。


個人的には、彼女の人間的成長・音楽的成長を強く感じ取れる今作の作風の変化を物凄く歓迎している。もうかなり気が早いが、今作は2007年の上位作品に入ること間違いないだろう。
(8曲目の「冷たい雨」は上半期屈指の名曲。)

今年のアルバムレビューに関し、今作をその指標とする「基軸作品」としたい。










・アーティスト評価
歌唱力9 (→)
作曲9 (↑)
編曲9 (↑)
独創性9 (→)
安定性9 (↑)
8 (→)
総合9 (↑)
熱中度9 (↑)









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2007/01/02 02:29|アルバムレビュートラックバック:1コメント:7

コメント
新年早々。
バツ丸さん、こんばんは。
植村さんの新譜、私も気に入っております(まだ数回しか聴いていませんが)。私にとって今年の初購入CDですが、新年を飾るに相応しいアルバムだと感じました。バツ丸さんも推しておられますが、「冷たい雨」は特に好きですね。ライブに行ってみたくなりましたよ。ではでは。
まさかり。 #mQop/nM.|2007/01/11(木) 21:20 [ 編集 ]

こんばんは
>まさかり。さんへ

お返事遅れてしまい申し訳ないです。


植村さんのアルバムは恐らく今年の上位作品に食い込んでくることでしょう。いい作品だと思います。「冷たい雨」は各所で評価が高いですね。ライブは昨年インストアイベントに行っただけですが、今年はきちんとしたものが行われるようであれば是非とも参加したいですね。楽しみです。
バツ丸 #-|2007/01/14(日) 22:08 [ 編集 ]

遅ればせながら・・・
明けましておめでとうございます。
発売からちょっと時間空きましたが、植村さんのアルバム、かなり聴きまくってますよ~
暗めの曲にも味が出てきて、アルバム全体にメリハリが出てきた感じですね。お気に入りは「プカプカ」かな?
そういえばユーミンのカバー、私は結構好きですよ。友人内にも聴かせて、結構評判いいです。

なんというか、現在の植村さんには、「本来ならば竹井詩織里に求めたかった理想像」を見ている気がします。
アコギ系ということではなく、ちょい民族風味もいけるポップス・ジャズ(ボッサ)という意味で、ですが。
このままGIZAに居続ければいずれ限界が来そうな気もするし、それならいっそビクターにでも移籍して、カンノヨウコ姫にプロデュースされたりしたら・・・。
ま、理想です、理想。

なんにせよ、言いたいことは、植村さんはステキだ! ということです(爆)! 28日に近場にインストアにいらっしゃるようなので、いけたら行こうと思っています。

追伸:2/22のサーズデイライブで、竹井嬢とAnnekei嬢の共演があるようです。行ける人がうらやましい・・・。
栗ご飯 #-|2007/01/21(日) 16:55 [ 編集 ]

おめでとうございます
>栗ご飯さんへ

あけましておめでとうございます。

植村さんのアルバムは私もかなりひいきにしています。ユーミンのカバーは嫌いではないのですが、私はオリジナル至上主義者ということもあって・・・。あれだけの曲を作れるのであえていらないでしょうってな感じですね。

前作はともかく、今作での方向性は竹井さんにも目指していただけたらと思いますね。

民族音楽や前衛的な要素もあり、ちょいロック風味も有り、核となるアコースティック曲がすばらしく・・・。

この音作り・楽曲が竹井さんにあればと確かに思います。

竹井さんと菅野巨匠が組んだらどうなるのでしょうね。ビクターに移籍して欲しいですね。ただ、ここ、音楽事業がやばくなっているようですが・・・。

個人的には新居さん、菅野さん、梶浦さんがいる点だけでもここは凄すぎると思いますけど。

2・22は私も行きたいですね~。
バツ丸 #-|2007/01/23(火) 01:25 [ 編集 ]

あららららら・・・
ビクターレベルでも経営難ですか…。確かに、最近はソニー、エイベックス、ワーナーが3強状態って感じがしますね。

個人的にはビクターって、3大巨匠や坂本マーヤ姫はもちろん、Leyonaさんやつじあやのさんに、エスムジカ、APOGEEとかとか、好きなアーティスト多いし、「大手なのに個性派」って印象があって好きなんですけどねー…。

頑張ってほしいモンです。
栗ご飯 #-|2007/01/24(水) 16:41 [ 編集 ]

過去レビュー引っ張り出してきてスイマセン。
最新アルバム気にいったので、早速こちらも購入。。。
個人的にジャケ写真がか・な・りダサいと思いますが、中身はイイですねー!!

バツ丸さん一押しの「冷たい雨」気に入りました。

「もっと ずっと・・・」「このまま」の部分がかなり好きです。
リピートして聴いちゃいます。

なんか彼女和製・ミシェルブランチって感じですね。見た目も。

でも今と比べると少しかつぜつが悪いような気もしますが・・・
へちま #-|2008/02/12(火) 16:54 [ 編集 ]

ありがとうございます
>へちまさんへ

2ndも買われましたか。ジャケは個人的にNGですが内容は良いと思います。

「冷たい雨」は彼女の代表曲でしょう。聴き倒しています。

和製ミシェル・ブランチですか。そうかもしれませんね。彼女ほどハードではないですが。

かつぜつ、悪いですか(爆

1stも良いのでどうぞ!!
バツ丸 #-|2008/02/13(水) 02:16 [ 編集 ]

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日本の歌姫たち 2007/01/24(水) 21:08

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