バツ丸のエンタメ問答

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映画評「僕は妹に恋をする」~なめんじゃねえぞ!! ふざけんじゃねえぞ!!

・評価:5点
(寝そべっていても全く崩れない小松彩夏の巨乳に敬意を表して5点献上。映画としては何一つ見るべきもの、評価すべきものがなく、実質評価に値しないか0点としか評価しようがない)


本日は新年の新作映画大量封切日。見たい映画がいっぱいあるが、今回は榮倉奈々見たさに今作を見に行ってきた。このことや原作がエロエロの近親相姦コミックであることもあり、特に映画の内容や完成度に期待してはいなかったのだが・・・。

だが・・・、今作の出来はそんなものを遥かに超越していた・・・。感想などは本編に譲るとして、自腹で映画館に見に行った作品の中であの「宇宙戦争」と並び「歴代ワースト」とも言うべき、全く評価すべきもの・見るべきものがない、史上稀に見る駄作・愚作であった。館内はほぼ満席であったが、エンディングロールが流れると同時に苦笑・失笑まじりのどよめきやブーイングが起こったことだけを見ても、今作のダメっぷりを如何なく示しているように思う。自分の経験上このようなことが生じたのは「宇宙戦争」と今作だけだ。

既に前売り券を購入された人はもうどうしようもないが、これから鑑賞を予定されているのであれば、「ただ松本潤か榮倉奈々を見ているだけでも金と時間を惜しみなく費やせる」と考えている人でもない限り他の映画に変更することを強くお勧めする。ただでさえ、公開作品がたくさんあるのだから・・・。
(ヤフーの映画評でも評価平均3点にも達していない・・・)


さて、以下本文となるわけだが、当然のことながらとてつもない酷評になるので、読まれる際にご注意いただきたい。特に榮倉奈々ファンにとってはかなりキッツい文面になることを先に申し上げておく。また、管理人は原作を読んでいない。1巻途中まで読んだ記憶があるが、途中で投げ出したはず・・・。


続きは後ほど。めちゃめちゃな文章になると思いますが、何とか要点を絞って書くように努めます。はい。






<あらすじ>

頼(松本潤)と郁(榮倉奈々)は双子の兄妹。だが、幼少時草原で遊んでいるときに頼から言われた「郁はぼくのお嫁さんだよ」との言葉は郁にとって大切な思い出となっていた。

時は過ぎ高校生になった2人。何故か最近頼の郁に対する態度が冷たい。そのことに思い悩む郁。しかし、郁が頼の友達でもある矢野(平岡裕太)から以前の告白に対する返事を促されたある日の夜、突然頼から「ずっと好きだった」と告白される。その言葉に郁は衝撃と戸惑いを覚えつつも、頼の告白を受け入れ、2人は結ばれる。決して許されない恋であった・・・。

しかし、禁断の関係が故に「手をつなぐ」「抱きしめる」といったカップルなら当たり前のように出来る行為も常に人目をはばかって行わなければならず・・・。だが、お互いを思う気持ちが強過ぎるが故に2人は関係を隠し通すことが出来ず・・・。友人の矢野と頼に思いを寄せる友華(小松彩夏)、そして母親(浅野ゆう子)にも感づかれることになってしまった・・・。様々な人物の思惑とお互いを強く気持ちが激しく交錯し、激しく苦悩する頼と郁。破滅的な恋の結末は・・・。



<感想など>

結局のところ今作に関しては、映画の基本中の基本である「音楽」「脚本」「映像」「演技」「設定」「演出」「作品を通して何を訴えたいのか」といった点各々がすべてダメダメな所に問題の根本がある。さらにそれらが密接に絡みあい、悪しき相乗効果をあげることにより、もはや評価に値しない・始末におえないくらいのだめっぷりを見せ付ける。以上!!感想終わり!!としたいところであるが、そうも行かないので、だいぶ長くはなるものの書いていく。
(すべてがほんと酷いので個々にそれを論じるのはきわめて難しいのだが・・・。)


まずは演出。もう無駄としか言いようがないほどに間延びしすぎ。登場人物たちの会話や動作一つ一つが動いていくのに異常に間が空きすぎている。見ていて「早くせい!!」と怒鳴りたくなってくるほどにとにかく登場人物たちの動作が遅い。中盤での矢野が手を差し伸べて頼を起こす場面はその最たるものだろう。小シネ系の映画では、意図的に映画の流れをゆったりとするものがあるにはあるが、芸術映画でもなくで監督の実験精神を示さんがための作品でもない今作において、このような演出をする意味を全く見出せないでいる。俳優達の一挙手一投足に苛立ちを感じるなんて・・・。初めての経験だ。疲れのある人は確実に爆睡できる。


音楽も最悪。今作では殆ど音楽がないのだが、数少ない場面で流れる音楽が尽く同じで、しかも大していいと思えないしょぼい旋律を延々且つ執拗に繰り返され続けるだけ。聴いていてイラついて仕方がなかった。今作の監督・音楽監督はいったいどういう神経をしているのだろうか?

「映像」もやたら暗いのかやたらに明るいのばかりで・・・。しかも頼が郁に告白する重要極まりない場面での構図が最悪。暗いのとカメラが片方の人物の一部分に近寄りすぎていったい何をしているのかが判然としない。こういう場面の場合、両名の顔がしっかり入るような構図にするのが普通だろう。それか、上から撮るか・・・。


次に設定であるが、これは設定と言うより「常識」になるかもしれない。ひょっとしたら原作がそうだから今作でもそうなっているのかもしれないが・・・。今作における数少ない登場人物の一人である、頼の友人で郁にほれている矢野や、頼にほれている友華が「双子の兄弟の近親愛・近親相姦」に関し異常に物分りが良すぎるのに私は物凄く疑問を感じてしまう。普通ならもっとそのことに対し衝撃を受けたり、露骨に嫌悪感を示したり、両名をたしなめたりするのが人としての筋であろう。2人の関係を応援する矢野や、近親愛に身を落としている頼をそうであっても無理にでも付き合おうとする友華の心理や行動は、いくら性倫理が乱れている今の日本・高校生であっても到底理解できるものでもなく、また現実に即しているものでもないだろう。


残りの3つのことに関しては分離して述べていくことが不可能なので、グタグタになるのをあえて承知で思いつくままに書いていく。

今作の主題は恐らく「禁断の愛に突き進む程深くて強い兄妹の愛情と、それが故に必然的に生じる悲劇の結末」であろう。しかし、そもそも、「何故この兄妹がお互いを好きになったのか」の説明が酷く薄弱である。

人を好きになるのに説明や理屈はいらないのかもしれない。「初めてあったときからずっと好きでした!!」というのも実際の恋愛や恋愛ドラマにおいても確かに存在する。だが、通常なら決して許されない間柄での恋愛関係が成就するわけなのだから、それぞれが相手に想いを抱くに足るだけの、例えば、幼少時に生じた何かの事件がきっかけだとか(妹が男に襲われそうに成っているところを兄が助けた等など)、兄が妹の何気ないしぐさに「女」を感じたとかベタベタなものでもいいので、とにかく理由説明が少しでもいいので欲しかった。ただただ昔から「好き」「愛してる」とひたすらに言われまくってもね・・・。こちらには何も伝わってきませんわ。


で、自ら「禁断の愛」に突き進んで行くわけなので、映画を通して鑑賞者が見たいのは、禁断であってもその愛を貫き通そうとする両名の愛情の深さ・強さとそれによる苦しみ・葛藤であるはずなのだが・・・。これが弱すぎる。私などは映画を見ていて、「この両名は本当に愛し合っているのだろうか」と終始疑問に思ってしまった。何故こうなってしまったかと言うと、脚本の酷さと主役両名の演技、特に妹側の演技の酷さがあるからだろう。

松本潤の演技に関しては、別に上手くも下手でもなかったが、全体の構成の悪さもあり、最後まで妹と友華との関係に右往左往し、逃避しているだけの「身勝手すぎるアホアホ男」にしか見えなかったのが痛すぎる。いったいアンタは何がしたいんだよと・・・。

彼の演技どうこうよりも、脚本・演出・演技指導が根本的になっていなかったからだろうが・・・。

だが、このことも妹役を演じた榮倉の演技の酷さに比べたらまだマシだと言える。今作において間延びしまくった演出と並び最も悪い意味で気になったのは、この榮倉の作中における魅力のなさ・演技の下手さ。これがあらゆる点でダメダメな今作における「とどめ且つ必殺の一撃」になったように思う。とにもかくにも彼女の人物造形が酷くいい加減で、全く持って「主体性」を感じない。恋愛は一人で成立し得ないという真理を見事に無視している。


まず、表情が乏しすぎ。いろんな感情を表現しなければならない役柄なのに、今作ではその殆どは「困ったような顔」で占められていているだけ。そしてセリフも最悪だ。彼女の発すセリフの殆どが「えっ?」「何?」「どうして」「いいよ」ばかり・・・。しかもそのどれもにおいて気持ちが殆ど込められておらず、何だかボソっと幼稚な口調でしゃべっているだけ。頼が他の女と付き合っていることを郁が知り、頼に対して「頼なんて大嫌い」と言う場面は数ある彼女のダメ演技の中でも最悪のものだろう。彼女のセリフ回し、表情、しぐさすべてが単調で面白みがなく、それ故に今作の核であるはずの兄に対する気持ちが全く感じ取れない。複雑な感情を内包し、罪とも言うべき禁断の愛に突き進む役を演じるには彼女はまだまだ実力・経験が足らなさすぎ。今まで演じてきたような元気ハツラツまっすぐキャラをもうしばらく演じる、というか根本的に演技の勉強をし直した方がいいだろう。


そして、これは一概に彼女のせいではない部分もあるのだが・・・。そもそも今作における郁の役に彼女は根本的に向いていない。

ベタで差別的ではあるが、妹役に求められるのは可憐と言うべき「かわいさ」や「守ってあげたくなるような弱さ・はかなさ・脆さ」であろう。だが・・・。

彼女は確かにかわいいのだが、どちらかと言うと「ブスかわいさ」に近い。お世辞でも美人とか端整な顔立ちとは言えないだろう。また、幼顔であるのはいいが、その顔立ちに反し身長が高すぎる。このことが生じさせる違和感は確実に上記役に求められるであろう要素に対する説得力を失わせている。彼女の身長がせめて160センチ以下かせめて162ぐらいまでであればまだ良かったのだが・・・。演技もだめ、ルックスもあっていないと何一ついいところがない。


ファンには悪いけど、ルックス・演技すべてにおいて完全なミスキャスト。私は彼女のことを結構好きだったのだが、今作において彼女に魅力を感じることは全くと言っていいほどになかった。昨年はドラマ・CMで躍進し、今月の日経エンターテイメントでは相武紗季と共に「新CM女王」と書かれ、今年のブレイク有力候補に挙げられてもいたが、その勢い・順調さも今作の失敗で止まることだろう。
(原作のイメージで役を選出するのであれば、加藤未央がいいと思う)

何度も何度も言っているが、史上空前に若手女優が隆盛している今の状況を勝ち抜くのに必要なのが、心ならずも駄作・凡作をあてがわれた時に如何にして自分を魅力的に見せることが出来るかであろう。今作の彼女にはそれが全くなかった・・・。


他の役者もイマイチ。矢野を演じた平岡に関しては、上記「近親相姦に理解がありすぎ」の点も含め人物像がおかしすぎ。そんな役を演じてもロクな結果になろうはずがなく・・・。違和感ありありでクサ過ぎる。

友華を演じた小松彩夏に関しては、寝そべっても形が崩れないハリのある巨乳をブラジャー付ではあるが晒す場面は今作唯一の見所になってはいたものの、彼女の演技やルックスはさしていいとは思えなかった。群雄割拠の今の状況を生き抜くにはまだまだ何もかもが足りない。


まあ、ぶっちゃけた話、「双子兄妹の近親相姦」という非常~にデリケート且つ危険な題材を扱っている今作を安易に映画化しようとしたことそのものが根本的な間違いだと思うのだが・・・。人気少女漫画の安易な映像化ブームの悪しき問題が今作にすべてぎっちしみっちし詰まっている。


今は、史上空前とも言うべき「邦画ブーム」「若手女優ブーム」、そして「人気・話題少女漫画リメイクブーム」である。しかし、しょぼい脚本・演出・構図・音楽・演技しか見せられなかった今作の登場は、これらバブルとも言うべきブームが既に終焉に向けて動き出していることを示しているようにしか思えない。


2007年が始まってまだ1ヶ月経っていないが、早くも今年のワースト作品とワースト俳優、ワースト製作者が決定した。と言うか、今作より酷い作品は人生でも指の数ほどもない。頼むから今作より酷い作品とは出会いたくない、というのが心の底からの私の願いである。
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2007/01/20 23:37|映画評トラックバック:0コメント:2

コメント
すごいですね・・・
製作側の思惑は、近親相姦ネタの当たりマンガを、アイドルちゃんを使って耽美的に演出しとけば外れナシだろうと踏んでいたんでしょうが、監督、脚本、演出、役者すべての面でスキルが足りなくて破綻しましたね。邦画の製作能力が向上してきた昨今でも、いまだこういう映画作りの発想が残ってるんだなーと思うと、時代錯誤感にクラクラきます。

それにしても、こんなひどい映画をもってしても、採点結果が僕妹>三枝、ってある意味三枝スゲーっすよw
taku #-|2007/02/07(水) 02:25 [ 編集 ]

一時の韓流映画と同じ
>takuさんへ

ここ数年邦画が隆盛していることもあり、それにあやかろうと数多くの作品を作った結果、こういうアホな作品が出てくることになったのだと思います。

そもそも娯楽映画として題材が不適ですしね・・・。ほんと、韓国映画だったら日本のおばちゃん皆見るだろうと、やたらと同じタイプの、粗悪品としか言いようのないゴミ映画を大量に作り日本に送り出した韓国映画界と似たような状況に今日本の映画界はなっているのだと思います。おっしゃるようにすべてがダメでしたね。

採点に関しては、確か三枝が10点だったので、こちらの方が下ですね。

ただ、映画とCDアルバムとでは、100点満点で60点及第点としている点は一緒ですが、そもそもの採点思想が違いますので点数だけ取り上げて比較してもあまり意味がないですね。

現時点で三枝のアルバムは人生ワーストですけど、映画では今作は「自腹で見に行った映画」としてワーストタイですね・・・。

バツ丸 #-|2007/02/10(土) 02:00 [ 編集 ]

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