バツ丸のエンタメ問答

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CDレビュー~雄雄しすぎ!!

●Salyu 「TERMINAL」 評価:A-

ジャンル:ポップス ロック プログレポップス


amalogo111.jpg
(2007/01/17)


1. トビラ
2. 風に乗る船

3. 鏡
4. プラットホーム ~Merry Go Round~
5. 故に

6. Tower
7. Apple Pie
8. I BELIEVE
9. 夜の海 遠い出会いに
10. name
11. be there
12. heartquake
13. to U(Salyu ver.)


<問題点・注意点>

1・前作のようなプログレポップ的楽曲が減少している
2・この歌唱スタイルで収録13曲は多い
3・ロック調及び高音絶叫歌唱が増えたことにより、前作にあったような神秘的・霊的雰囲気が後退している






90年代から既にプロデューサー、作編曲家として大活躍し、今や業界・日本を代表する音楽家になったと言える小林武史。その小林が関わった数々の仕事の中で、現時点で最も良いと言えるのがこのSalyu関連のものであろう。

昨年、「地下鉄に乗って」の主題歌に起用された4曲目や、複数番組タイアップとなった他アーティストとのコラボ曲である13曲目などにより一気に存在が知れ渡ることとになったSalyu。今作は、本格的とまでは言えないが、彼女がブレイクしてから初めて出される約1年7ヶ月ぶりの2ndアルバムである。

今作を初めて聴いたとき、結構驚いてしまった・・・。

基本的には前作と同様、Salyuの圧倒的な歌唱力や個性的な歌いまわし・声質を生かした・彼女の歌唱があってこそ可能となる、通常のポップス・ロックとは一線を画す深遠さや芸術性・前衛さを感じさせる作風・楽曲である。もろにプログレ世代である小林ならではの音楽性である。


しかし、前作に比べると、70年代のロック・ハードロックを髣髴とさせるタイトで力強い楽曲や、聴きやすいポップな感じになっている曲が増えるなど、新たな魅力の提示・様々なジャンルへの挑戦を感じさせる。このことはそのままSalyuの歌唱にも当てはまるだろう。

声質の個性や声量の豊かさの凄さはとっくに分かっていたものの、器用さには欠けると思っていただけに、今作においてロック・ハードロックや通常のポップスも問題なく歌いこなしている様に面食らってしまった。ボーカリストとして格段に進化・成長を遂げている。特に1・5・12曲目などで聴かせる雄雄しすぎる歌唱は、楽曲の完成度・作風など関係なく、理屈関係なく、その迫力にのみこまれてしまう。声と歌唱のみで確固たる独自の世界を作り上げることの出来る唯一無二のボーカリスト・・・。今作でのその超人振りが発揮されている。

相変わらず小林とSalyuのコンビが生み出す楽曲のレベル・世界観はすばらしい。


しかし、当初こそSalyuの迫力ある歌唱もあり、今作に対しかなりいい評価をしていたのだが、繰り返し聴いているうちに変わってしまった。素晴らしい作品であり、今年のシーンを代表する作品であるのは間違いないが、前作以上に問題があるように思う。結局このことは、今作での作風の変化及びそれに伴うSalyuの歌唱変化にある・・・。つまりは、美点と問題点が同じであるわけだ。


ハードな曲やポップな曲が支配的となったことは、今作に聴き易さやとっつき易さをもたらしてはいるが、同時に、リリィイッシュ時代や1stアルバムにあった神秘的で荘厳、そして雄大且つ深遠で幻想的な雰囲気を後退させてしまってもいる。特にこういった楽曲において、「絶叫」のような彼女の高音歌唱がやたらと盛り込まれているのは、こう感じさせる最たる理由であろう。やはりSalyuならではの歌唱であり絶対的な魅力であるのは、1stアルバムの「Landmark」「Dialogue」といった曲で聴くことのできる、雄大で際限ない広がりとどことなく翳り・悲しみをも感じさせる歌唱であろう。挑戦心・実験精神は買うが、今作で大勢を占める楽曲はSalyuのボーカリストとしての魅力を完璧に・前作ほどに生かしきれているとは、残念ながら思えない。まあ、今後に繋がるものはあるが・・・。


また、収録曲の多さも気になった。彼女のような個性的でアクの強いボーカリストの場合、収録曲は9~11曲ぐらいと、少し物足りないと感じるぐらいの方がいい。単に私の忍耐力・集中力が足りないだけかもしれないが、ある程度以上聴いていると「おなかいっぱい」と思わずにはいられないからだ。上記高音域での歌唱の問題はよりこの思いを増幅させている。もう少し収録した楽曲の作風に工夫が欲しかったところ。


今作で初めて彼女の音楽・歌唱を聴く「入門用」作品としては、理想的であると言える。










・アーティスト評価
歌唱力9 ()
作曲-- ()
編曲8 ()
独創性10 ()
安定性9 ()
10 ()
総合9 ()
熱中度7 ()

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2007/03/05 02:03|アルバムレビュートラックバック:0コメント:2

コメント
う~ん。
>バツ丸さん
 Salyuさんのレビューをされるとはタイムリーです。
 先日、別記事でコメントしましたが私もこの作品はチェックしましたが初めの4曲目まではいい感じと思いますがそれ以降は厳しいです。(汗)決して楽曲レベルが低いとかそういう事ではなくて単に私の好みに合わないだけです。
 彼女の個性的で説得力のある歌唱力は認めます。ヴォーカリストとしての素質の良さは素人なりに感じています。
 そんな訳でこの作品を何とか理解しようと何度か聴いているのですがどうにもこうにも・・・。(汗)
 話し変わりますがバツ丸さんは湯川潮音さんを聴かれたんですね?
 どこかのサイトで彼女の作品を試聴したのですが私のような凡人には何となく分かりにくい音楽でした。(汗)
 個人的にはもうチョット商業的な分かりやすい音楽ならいいのにと感じております。
 彼女が一般リスナー受けする分かりやすい音楽をすれば間違いなくポスト倉○になるのでは?
ライト #dHR2KU3g|2007/03/08(木) 21:59 [ 編集 ]

そうですか
>ライトさんへ

前作もレビューしたんでその流れでやりました。

今作では前作よりもクセがなくなりましたが、それでも彼女の歌いまわしは好き嫌いが分かれますね。

湯川さんも彼女と同様だと思います。ただ、両名の新作を聞く限りでは、湯川さんの方が個性的な声・歌唱を楽曲を通して生かせていると思いますね。声はともかく楽曲は童謡調で結構聴きやすいですよ。一度フルで聴かれてもいいかもしれませんね。

好き嫌いはともかく、このような音楽性だから湯川さんは湯川さんなのだと思います。「ポスト倉木」はどうなんでしょうね。タイプが違いすぎるような気も・・・。
バツ丸 #-|2007/03/11(日) 00:42 [ 編集 ]

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