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バツ丸のエンタメ問答

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エンタメ問答~問答1「私をたどる物語2」

以前、「歌姫バカ一代」でメインコンテンツのひとつとしてやっていました「他事争論」ですが、このブログにおいて「エンタメ問答」と名を変えました。まああまり深い意味はないのですが・・・。

「くれぐれもエンタメ問答にはお気をつけ下さいませ」(Byすぎやま)

さて、記念すべき第一回ではありますが、他事争論最後のあたりに更新した「私をたどる物語」の続き~「大学編」とします。(前回の内容はこちら





さてさて、昔昔(!!?)のお話。

高校の時に出会った音楽教師から音楽を考える上で重要となる音感やリズム感、音楽と向き合う姿勢や思想を学んだ。一方、大学時代においては、もちろん思想的なものもあるが、音楽評論の上で必要となる「音楽や芸術の基礎的な知識」を主に学んだように思う。その柱となったのは、1年生の時に所属したゼミと、選択必須科目として選択した「音楽社会学」の授業である。

大学に入ったからには、当然その中心となる「ゼミ」に所属しなければならない。実はもともと音楽研究を主とするこのゼミに所属する気はなかった。当初希望した「社会心理学」のゼミに入れなくて妥協で選んだに過ぎないのである。そのことも含め、はっきり言ってしまうと、1年生のゼミは自分にとって何の思い出もないつまらないものであった・・・。本当に・・・。また、「音楽社会学」の授業に関しても、ゼミ教官が担当しているからという「義理」と、「成績悪くても何とかなるかも」というせこい「算段」で選んだだけ・・・。

しかし年をとり、音楽関連のサイトを運営するにあたり、よもやこのゼミや授業で学んだことがひじょ~に役に立っているとは、なんとも皮肉なものである。

ゼミにおいては、教官が民族音楽研究や日本の伝統歌謡曲の研究の権威である小泉文夫の弟子であったことから、主に世界の民族音楽~アフリカやアジアにおけるそれ~の研究を行った。実は私が民族音楽に対する関心を深めたのには、このゼミがきっかけとなっているのである。最も、この当時はゴリゴリのメタルばかりを聴いていたのだが・・・。

また、20世紀の音楽を振り返る上で、絶対に避けることの出来ない前衛音楽家であるジョン・ケージ(「トリビアの泉」でも2回ほど彼の理論が取り上げられた)の音楽理論に関する研究・討議(たとえば「4分33秒」は音楽か? 音楽とは何を以ってそうなるのか?)も行った。この曲が示した、「音が存在してこその音楽」という音楽の常識を覆す理論は、当時においてはほとんど理解できなかったし共感もできなかったが、今にして思えば、音楽に対する柔軟な思想を形成するのに役立ったように思う。

ただ、教官には悪いが、このゼミで自分に最も大きな影響を与えてくれたのは、上記にもある小泉文夫である。
今においても、クラシックを頂点とした「西洋音楽上位の思想」、およびポップス・ロックにおける「洋楽至上主義」に毒されている人は多い。しかし、そういった偏見に満ち満ちているご時世において、これら主義思想と全く反対のものを、音楽に対する深い愛情とフィールドワークを通して見せ続けてきた彼の著作を通して、「文化や芸術を偏見なく同じ視点で公平に見ていく」という「文化相対主義」の考えを持つようになった。高校から大学にかけて、「ひたすら洋楽を賛美し邦楽を見下していた」典型的「洋楽至上主義者」であった私にとって、とてもショッキングなことだったのである。
高校の時の恩師と同様、小泉文夫の存在がなければ、評論サイトはやっていなかっただろうし、邦楽を今のように聴くこともおそらくなかっただろう。

一方、教官が担当した音楽社会学の授業は、主に映像鑑賞を中心としたあまり面白みのない授業であったが、1年間の授業でひたすら観続けてきたクラシック・オペラ・歌舞伎・日本舞踊・能・ポップス・民族音楽などの映像資料は、サイト・ブログにおける音楽評論やレビューをするにあたっての基礎的な知識を無意識のうちに養っていたように思う。特に、アーティストの音楽的ルーツや楽曲の特性を把握する上で結構役に立っているのである。

長々と書いてきたが、最後に言いたいことは、「人間学んだことの何がどんな形で役に立つかなんてわからない」ということである。

今、おそらく学校なり塾なりで勉強している人、みんなが行っているからという理由や単に遊びたいという理由で大学に通っている人、おそらくいっぱいいることだろう。その中には、勉強そのものに意味を見出せず、「何でこんなこと勉強しなければならないのか」とか「こんなことやって何の役にたつんだか」と日々思っている人も決して少なくないだろう。もちろん、私も学生当時はそう思い続けてきた。
しかし、今、このようなサイト・ブログを運営する上で、過去にもっと勉強しとけばと日々痛感させられる。文章技術しかり、音楽に関する知識しかり・・・。もちろん、後悔しても既に遅い・・・。

説教臭くなるが、つらくても嫌でも、学生の皆さんにはしっかりと勉強していただきたい。何をするにも、重要なのは知識、そして経験。勉強をしなかったツケはその当時ではなく、かなり後になってくる・・・、今の私のように。


小泉文夫関連の書籍はこちら↓

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2005/11/26 16:35|エンタメ問答トラックバック:0コメント:2

コメント

こんにちは。
確かに、勉強をして損をした、という経験は一切無いですね。
例え詰め込み教育と言われようが、学生の内は、ひたすら勉強あるのみだと思います(`ロ´)
私の場合は、音楽の勉強をほとんどしていなかったので、音楽Blogを運営していく上で、非常に痛々しい思いをしています(泣き

リンク貼りました(^^)ノ
これからも、よろしくお願いします。
hyro #-|2005/11/26(土) 23:43 [ 編集 ]

私も同じく
こんばんは。
無学さをひしひしと日々後悔していますね。サイトを運営していく上で、自分の人間力・知識力が如何に重要かを思い知らされました。

私も一昔前の日本にあった詰め込み教育賛同者です。若いうちにしか覚えられないことが多いし、若いときの脳には凄いものがありますからね。

いけないのは評価の仕方・・・、特に英語に偏重した評価・教育と、それに反比例して質の低い理系教育と歴史教育、作文教育、経済教育ですね。

私も大学のときの音楽の授業、もっと真面目に勉強しておけばと思います。
情けないです。

これからもよろしくです。こちらもリンク貼りましたよ!!
バツ丸 #-|2005/11/27(日) 00:07 [ 編集 ]

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