バツ丸のエンタメ問答

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映画評「STEP UP」~中途半端でっす

・評価:55点(ダンス好きだと60点くらいかと・・・)


いろんなことに興味関心がある(と思う)私、バツ丸でございますが、実はダンスも大好きなのであります。

まあ、いわゆるマイケル・ジャクソンやマドンナ、ジャネット・ジャクソン、さらにはMCハマーやボビー・ブラウン、C+Cミュージックファクトリーが全盛ないしは流行っていたMTVの黄金時代の影響を受けたわけでありまして・・・。

もちろん、「天才たけしの元気が出るテレビ」の「ダンス甲子園」にも嵌りましたし、今はもち中京テレビの番組「少年チャンプル」をチェックしています。

自分では全くやれないから、憧れるんですな~。


ちなみに好きなダンスのジャンルはPOP、POPPIN'、アニメーション、JAZZ。チャンプル出演ダンサーで好きなのは、「ひとりでできるもん」「無名の心」「WILD CHERRY」「ばい菌持ってる鳩」「はむつんサーブ」「ストロングマシン2号」「squall noize」(NANAさん大好き!!)などなど・・・。


というわけで、ダンス好きの私としては今作を外すわけにもいかず・・・。公開初日の今日、春休みの混雑を避けるため朝7時台に起きて見に行ってきました。

ただ、感想はと言うと・・・。微妙です。






<あらすじ>

貧しい家庭に育った少年タイラー(チャニング・テイタム)は、ストリートダンサーとしての優れた技量を有してはいるが、貧しさが故に社会や自分の将来に希望が持てず、日々同じ街に住む友人やその弟ととつるみ、「チンピラ」「コソドロ」とも言うべき退廃的な生活を送っていた。

一方、父は既に他界しているものの彼が貿易会社の経営者ということもあり、何不自由ない裕福な生活をしているノーラ(ジェナ・ディーワン)は、芸術学校に進み、プロのダンサーになるのを夢みて日々ダンスの練習に明け暮れていた。その努力と才能は高く評価され、様々な有力者が来客として見に来る卒業制作の披露に関しても、校長や友人から絶大な期待を寄せられていた。しかし、そうであるにも関わらず、安定さに欠けるダンサーを目指すことに対し、母親は強く反対し続ける。この2つのことが、いつしか彼女にとってとても大きなプレッシャーとなり、徐々に心の余裕を奪っていった・・・。


本来なら、何一つ接点のないこの二人が出会うことなどありえないはずであった。しかし、夜に遊びに繰り出した先で腹ただしい目にあった彼は、その憂さ晴らしをしている際、彼女が通っている芸術学校に不法侵入し、様々なものを壊す事件を起こす。その罰としてこの学校での奉仕活動を課せられることとなった。そして、その最中、必死にダンスの練習をするノーラを目撃することに・・・。そのひたむきで美しい姿に彼は一気に引き込まれた・・・。そして、何の因果か、これがお互いにとって大きな転機を持たすことに・・・。

彼女のダンスのパートナーである男性が練習の最中に足を負傷する。発表会に向けての練習のために、当然代役を探したのだが、誰一人納得できる者がいなかった。困り果て悲観に暮れる彼女の目にふと入ったのは、ストリートで自由なダンスを踊るタイラーの姿であった。一方タイラーの方も奉仕活動の際いつも見ていてダンスに、そして彼女に興味を持つようになった。お互いの思い、利害が一致し、ノーラは周りの反対を押し切ってタイラーをダンスの練習パートナーにすることに決めた。彼女は賭けに出たのである。

しかし、一方は幼少時からの英才教育で身につけたバレーダンス。一方は独学で身につけた自由奔放なストリートダンス。お互いの想像以上に練習は困難を極めることに・・・。だが、ダンスの練習を巡っての衝突や学校での様々な出来事を経て、いつしか2人はお互いをはっきり意識するようになった・・・。果たして発表会のダンスは? 2人の恋の行方は?


<感想など>

何かに打ち込むこととそこで展開される人間模様を通して、人間的成長や恋の成就を描いた、いわゆる若人の学園モノ青春映画である。こういった作品の場合、総じて共通してあるであろうポイント~、例えば、出会い・別れ・衝突・ライバルとの絡み・そしてクライマックスでの戦いや主題の披露(今作ではダンス)を奇をてらわず素直に描いていけば、つまらない作品になる可能性はかなり低いはずなのだが・・・。正直に言って面白くない。何故なのだろうか?

それは、一応は上記をはじめとしてポイントを踏まえてはいるものの、それがかなりいい加減だからであろう。

まずは、展開が大味過ぎること。主人公が何度も約束をやぶり、練習をサボるのだが、その辺のところの描写が甘く全然心理的に引き込まれない。かなり酷いことをしているはずなのに、即座に問題が解決してまた練習再開、とか、そもそも代役であったはずなのに本来のダンサーが復帰し自分がはじかれたことにエラくキレたりとか・・・。細かいところでの感情描写や話の流れが不自然すぎる。

また、友人の恋愛話だとかある人物との別れとかもあるのだが、その個々の話はそれなりに見ることが出来るものの、本筋と全く違うところで動いていて全体的にどうにも細切れ感が否めない。恋のライバルも、それにふさわしい役回りを見せることなく、当人の自滅で招いた恋愛関係の自然消滅であっさりご退場するし・・・。

最後のダンスに関しても、結局主人公はこれといって練習をしていないのにも関わらず、ぶっつけ本番で何の問題もなくこなしてしまうし・・・。

分かりやすく言えば、京都旅行において清水寺や五重塔といった名所を回ったのはいいが、その最中に京都の名所とは全く関係のないコンビニやファミレスも強引且つ無駄に回らされた・・・、というような感じだ。

つまりは、ドラマ部分が中途半端で魅力が全くないのである。


しかし、考えてみるに、このような出来になってしまったのには、もちろん制作者たちに問題があるわけであるが、それと同じくらいに今作と同種の作品との間に一つ決定的な設計思想の違いがあるからであろう。


普通、こういった作品の場合、主人公は天才的資質を持っていながらも映画開始時点ではずぶの素人であることが多い。努力や仲間との関わりを通して、秘めた才能を開花させ最後にチャンス・成功を掴む、というのが大方のパターンであり、そこでの主題は恐らく「努力すればきっと道は開ける」であろう。

一方、今作にはそれがない。主役は映画開始の時点で既にその天才的資質を如何なく発揮している。当然主題も変わってくる。インタビューでもジェナが語っていた通り、今作の主題は恐らく、上記のと似ているようで違う「如何に才能を持っていてもそれを磨こうとする努力をしなければ意味がない」であろう。故に上記のような話の構成になりようがなく、そのために従来とは違う設定~つまりは天才を挫折なりさせるための設定=上記無駄話~を設けなければならなかった。だが、結局それが今作のストーリー面での失敗を招いたように思う。


ただ、ストーリーが面白くなくても、今作のウリの一つであろうダンスシーンが良くさえあれば、このような評価にはならなかったのであるが・・・。

確かにダンスシーンは素晴らしい。ノーラ役のジェナはあのジャネット・ジャクソンのバックダンサーを務めたこともある凄腕で、作中メインとなるバレーダンスは言わずもがな他のストリート系のダンスに関しても、その経歴に違わない上手さを見せつけた。

一方のチャニングであるが、こちらも凄すぎ。彼は本職のダンサーではないのだが、作中における彼のダンスの凄さ・上手さはチャンプルに出ている本職のダンサー達と比べても何ら劣るどころか、下手をすれば上回っているようにすら思える。どこをどうみても本職のダンサーにしか見えない。彼のことを知らない人で私と同様の感想を持った人は多いのではないだろうか・・・。

しかし、この凄まじい両名を起用しているにも関わらず、しかも、一応はダンスをウリにしている映画にも関わらず、全体的にダンスの場面は少ない。しかも肝心要のクライマックスでのそれが、それなりの凄さを見せるのであるが、「え、もう終わり!!」と驚いてしまうほどに短い。


話が終わってみれば、何もかもにおいて中途半端な映画で、観賞後の感動は殆どなかった。

話をもっと主人公の2人に関するものに絞り、両名の実力を上手く生かしたダンスシーンを盛り込めば、ずっと良い作品になったと思うのだが・・・。興行的には成功しているものの、内容としてはかつての「フラッシュダンス」をはじめ同種の作品に全く及ばない。

ダンスの技術的な部分では恐らくだいぶ劣るが、その見せ方の上手さやそこに至るまでの人間ドラマが面白かった「フラガール」にも、当然及ばない。要のダンス部分もさることながら、結局こういった作品においても成否を決めるのは最終場面に至るまでの脚本であり演出であるのだと、つくづく感じた次第。


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2007/03/17 23:19|映画評トラックバック:0コメント:0

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