バツ丸のエンタメ問答

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CDレビュー~雑魚だな・・・

●HIGH and MIGHTY COLOR 「参」(初回生産限定盤)(DVD付) 評価:E

ジャンル:似非メタル 似非ミクスチャー 似非ヘヴィーミュージック



amalogo111.jpg
(2007/02/21)


1.遠雷 ~遠くにある明かり~
2.レジスタンス
3.Dive Into Yourself (Your Voice Version)
4.恋心
5.オキザリス
6.ハミングバード

7.The Moon Illuminates
8.夜明け前
9.三度目の桜
10.火花

11.睡蓮
12.Last Word
13.A Shape Of Love
14.辿り着く場所

15.オキザリス(Movie Version)


<問題点・注意点>

1・収録曲が多い
2・1であるにも関わらず、似た系統の曲が多い
3・しかもバンド編成とかけ離れたポップな曲ばかり
4・3もあり、男性ラップの必要性を今まで以上に感じない
5・相変わらずリフがしょぼくセンスのかけらもない ドラムにも魅力を感じない
6・ボーカルは以前よりも上手くなったが、歌唱が大人しすぎで面白みに欠ける
また、パワーバラード系の曲では依然として歌唱の弱さが、ポップ系の曲では歌唱の単調さが出ている





1st、2ndアルバム共に酷い出来で、ここ数年「私的音楽総評」の「ブーイング」「ワースト」部門の常連となっているHIGH and MIGHTY COLORことハイカラ。前作からわずか10ヶ月の期間&デビューから2年半と、凄まじく早いペースで発表された3rdアルバムである今作であるが、内容が全くともなわない、あいも変わらずのセンスのなさと雑魚っぷりとを強く認識させられる駄作に仕上がった・・・。ほんと、ここまで来ると、逆に見事としか言いようがないのだが・・・。日本における女性ハードロック・ヘヴィーミュージックシーンがイマイチ盛り上がらないままであるのには、やはりこのバンドの存在が大きいのではという個人的確信を改めて持つに至った・・・。


しょっぱなから言うが、今作は今までのアルバムの中でも最低の出来だと思う。その理由はもちろん数多くあり、それを以下長々と述べていくことになるわけであるが・・・。このように思う大きな理由は、過去の作品との比較云々もさることながら、「デビュー3年目の3作目にしてこんな程度の作品を出したこと」に尽きるだろう。


さて、何から書いていくか・・・。まずはやはり、曲だろう。


作品を聴いていて真っ先に気になったのは、前作で既に見受けた楽曲の「ポップ化」「軟弱化」が一層進んでいることだ。

前作では歌メロのポップさと、似非ではあるが一応重厚さを見せるサウンドとが明らかにかみ合っておらず、それが故の気持ち悪さがあったのだが、今作ではそういったことはない。しかし、それは何ら好意的な評価・解釈を意味するものではない。歌メロのポップさに引きずられるようにサウンド・演奏がより軟弱でしょぼくなり、ツーバス・7弦のツインギターを柱とする重量編成も男性ラップもその存在意義を今まで以上に失してしまっていることを意味している。2・4・9曲目などで特に顕著であるが、もう音がスカスカで重量感や先鋭さ、突進力の欠片もない。もはやメタルでもミクスチャーでもヘヴィーミュージックでも何でもない。刺激のないただのぬるい音楽だ。こういう作風・音作りにするのなら、このような編成である必要は微塵もない。


同じことは男性のラップにも言える。1stアルバム時には、レベルや魅力はともかく、エヴァネッセンスやリンキン・パーク的音楽を志向している感があり、男性ラップがはいること・その歌唱を用いていることに、一応の論理性(納得は到底できなかったが、まあ1万歩くらい譲って)が存在していた。下種ではあるが、とりあえずの存在感を出していたとも、言えるだろう。

しかし、今作にはそれすら感じさせない。「とりあえずユースケさんのラップ突っ込んどきました」的以上のものをどの曲からも感じ取ることが最後まで出来なかった。その存在感や必然性のなさたるや、パック入りの寿司や肉についている「作り物の葉っぱや花」のようなものだろう。
(まあ、彼の歌唱の下手糞振りが如何なく出ている3曲目と13曲目は別であるが・・・。)


致命的なのは、かつての「pride」のようなメロディックメタル的な曲がほぼなくなり、作品通して上記問題らのある露骨にポップ化した曲がエラく多いことである。しかも、前作と同様、そういった曲は既に歌メロも演奏もサウンド構築もパターン化しているので、多様性に関しても今まで一番悪くなっている。さらに悪いことに収録曲が14曲と多すぎ。ダメで雑魚なアーティストに共通しているが、こういうアーティストほど自ら駄作になる要素を見事に的確に盛り込んでくれるからして、実に不思議である。


さて、演奏に関しても書いておこう。


マーキーの歌唱に関しては、今までの作品の中で最もマシで、露骨にポップ化した楽曲にかなり合っていると言えるだろう。しかし、一方で5・13曲目などのパワーバラード曲においては、相変わらず歌唱の不安定さや脆弱さを見せる。進化や変化などではなく、結局自分が気楽に歌いやすいポップス系の曲に「逃げた」と言った方が適切なように思えてならない。

だが、そうであっても、このバンドの中で一番光っているのは彼女の歌唱であろう。というか、それ以外がすべて酷いからそう思えるのだが・・・。

以前から何度も言っているが、特にギターとドラムの演奏はほんと酷い。技術的なものは恐らくあるのだろう。しかし、彼らの演奏には単に「ただ叩いていますよ・弾いていますよ」的印象しか抱けないでいる。重量編成のメタル・ヘヴィーミュージック・ミクスチャー系の音楽ならではの重量感や先鋭さ、疾走感や躍動感、高揚感といったものが尽く欠如しており、心に感じるものが全くないのである。いや、もっとはっきり言うと、「演奏が死んでいる」と言ってもいい。それには、演奏から生み出される「旋律」に全く良さ・センスを感じないことも大きな理由であるが・・・。

メタルやヘヴィーミュージック系の音楽は結構たくさん聴いてきた(と自分では思うが)が、これほどまで演奏を通してセンスや心的な何かを感じ取れないアーティストは記憶がない。演奏技術が彼らより下手あっても何かを感じさせてくれるアーティストはそれこそ無限にいるように思う。


と、いろいろ書いてきたが、何でこのような評価・感想になるのか、何でこのバンドがダメなのかを自分なりに考えてみた。で、そこで出た結論は、前作のレビューの時にも少しそれらしきことを書いたのだが、


「音楽や演奏を通して何を表現したいのか」「何でこのような音楽性や編成にするのか」「何のために音楽をやっているのか」


といった思想的な部分や目的意識が尽く欠落しているからであろう。当人達や彼らのファンは当然否定するだろうが、彼らが作った3枚のアルバムとシングルのいくつかを聴いて、私にはそうとしか思えない。


例えばゴシックメタルバンドで男性のデスヴォイスと女性のソプラノボーカルを並列して起用しているものが多い。それは、その編成を通しての美醜の対比により、一層楽曲の美しさや人間感情の狂気さ、オカルティックな雰囲気などといったものを表現しようとする目的があるからである。彼らの同じツインの7弦ギター編成であるHEAD PHONES PRESIDENTは、それによって楽曲に凄まじい重さと重厚さを与え、それがANZAの美しさと狂気さに溢れる歌唱と対比しつつも守り立てることにより、楽曲の完成度を高めると共に人間の狂気さや慈愛といった様々な感情表現の成立に貢献している。ようは音楽性あってのバンド編成であり、バンド編成あっての音楽性ということだ。そこには確実に論理性や妥当性が存在し、バンドのメンバーにもそれぞれの役割があり当然存在意義もある。

だが、この基本的で当然とも言えるものがハイカラからは感じ取れない。何度でも言うが、彼らの演奏・楽曲からは「ただ弾いてます・やってます」、「とりあえず、これやっときましょうか」「かっこよさそうだからやってみよう」といった「ノリ」しか感じ取れるものがない。だから、演奏や曲調、アルバムの楽曲編成にまとまりや有機的とも言えるつながりがない。これ程までにポップな曲でラップをわざわざ入れることの理由説明も楽曲を通して出来ていない。つまりは、考えて曲やアルバムを作れていないのである。前作・今作共にリリースが異常に早く且つ無駄に収録曲が多いのも、このことを裏付けていよう。

彼らにはもっと、上記太字のことを考え、時間をかけてじっくりと音楽を作っていただきたいと思う。ドリームシアターでもガーネットクロウでもそうだが、優れた楽曲を生み出すアーティストは、出来た楽曲をライブやバンド内での演奏を繰り返して何度も何度も練り直し、突き詰めていく作業を決して怠らない。もちろん、こうすれば必ずいい曲が出来るというわけではないが・・・。彼らはあまりに早く曲を出しすぎだ。思想的なものの突き詰めがなければ、仮に彼らが世界一の演奏技術を得たとしてもまともな音楽を作ることは出来ないだろう。


しかしまあ、本音を言うと、ギタリストとドラマーは解雇して再出発しするか、いっそのこと解散するか・・・、してほしい。もう3枚も出してこの有様なので・・・。


私としてはハイカラを聴くのであれば、上記もあるHEAD PHONES PRESIDENTとか、先日レビューした大鴉やOLIVIAとか、FEEL SO BADとか亜矢とか、今月のBURRN誌において前田氏がお勧めしていた0 limited Executionとかの作品を聴いた方がずっといいように思う。










・アーティスト評価
歌唱力6 (→)
作曲3 (↓)
編曲3 (↓)
独創性5 (↓)
安定性2 (↓)
1 (↓)
総合3 (↓)
熱中度2 (↓)

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2007/03/21 02:03|アルバムレビュートラックバック:0コメント:6

コメント
はじめまして。
いつもレビューを楽しく拝見させていただいてます。

ハ○カラ…の雑魚具合がよくわかる楽しいレビューを待ってますので、よろしくお願いしますね。

こいつらは本気でメタルをバカにしてる気がする…。
ぴかり #-|2007/03/21(水) 11:33 [ 編集 ]

はじめまして
>ぴかりさまへ

はじめまして。当ブログをご覧頂ありがとうございます。

レビュー本文において彼らの雑魚具合を分かりやすく説明しようと、鋭意文章を作成中でありますが、当初を予想を超えてかなりてこずっております。

本当に素晴らしい作品と本当にダメな作品のレビューはこの上なく難しいですね。

今作も本音は「ダメです」の一言で片付けたい・・・。
バツ丸 #-|2007/03/22(木) 01:50 [ 編集 ]

何もかもが…
どうもtodoです。
デビュー以来、ハイカラに対しては「どこから来ているのかは分からない、ムラムラ・イライラ感」がずっとありました。「マーキーの歌唱の貧弱さ」「男性ボーカルが下品で不要」「メロディーラインのぎこちなさ」「ギターの単調さ」「ドラムの音の軽さ」…色々考えてましたがどれもその気持ちを解消する決め手にはなりませんでした。

しかし今回のバツ丸さんのレビューを見て、やっとその気持ちを持っていた理由が分かりました。要するに「こんな中途半端な音楽をやっているのに、なぜ6人もいるのか」という点です。ポップな曲をやりまくりたいのなら、極論「マーキー・別のギター・別のドラム」の3人だけで十分であって、かといって今の6人でやるには他のハード系の重量編成バンドと比べても相手になっていない…これがイライラ・ムラムラの原因だと気づきました(実際、つい最近まで僕は「ハイカラにギターは1人しかいない」と思っていましたし)。
個人的には、このままやってても一生変わらないと思うので、「即解散」を望みます(ファンの方には申し訳ないですが)。

(話はがらりと変わりますが)最近はこちらのレビューを参考にしてCDをよく聞いてます。
大鴉の「Seeds of rain」聞きました。最初、メンバーの名前を見て普段自分がよく聞いている陰陽座のパクリ?と思ってましたが(笑)、陰陽座よりは聞きやすくまた独自の世界観がちゃんと構築されているので、予想以上に良く感じました(3曲目と9曲目のサビのメロディーが似ているのがちょっと残念でしたが…)。
todo #-|2007/03/23(金) 11:22 [ 編集 ]

もう、あかんでしょうな
>todoさんへ

どうもです。

彼らのだめさ加減を書いていけば、それでけで膨大な量になりますね。

結局彼らは形だけなんですよ、編成も音楽性も。どっちをどうみて、目的意識や思想が感じられない。「ただなんとなく」「かっこよさそう」などという、いまどきの人間の軽薄な考えしかないですね。だから、技術はそれなりにあっても、演奏も音楽もつまらなく、中途半端なんですよね。

野菜をうまく切れたからといっておいしい料理を作るれるわけではないのと同意です。

この編成でこのレベルの音楽しか作れないのであれば、個人的にはね・・・。必要ないと思います。


大鴉も聴いていただけたようで。彼らの音楽はかなり聴き安い上に、独自性や質の高さが備わっているのがいいですね。

評価していただいてうれしいですね。

3・9曲目に関しては、曲調やスピード感が違うのでそのようには感じませんでしたが、どうなんでしょうね。
バツ丸 #-|2007/03/24(土) 15:46 [ 編集 ]


はじめまして、

最初ハイ○ラはだんだんプロになると思いました。

結局は今さイマイチ。一応メタル糸のバンドなのに、よくバ

ラードのようなうたを作ったことが理解できない・・・
とおる #-|2007/07/23(月) 14:16 [ 編集 ]


>とおる様へ

はじめまして。書き込みありがとうございます。

少し書き込み文の意味を理解しかねますが、ハイカラは技術はともかくサウンド構築能力が無きに等しいですね。イマイチです。

今のままでは世界一の技術を得たとしても、楽曲は良くならないと思います。


>よくバラードのようなうたを作ったことが理解できない・・・


すいません、ここの部分ちょっと理解しかねます。
バツ丸 #-|2007/07/25(水) 01:27 [ 編集 ]

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