バツ丸のエンタメ問答

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映画評「デジャヴ」~この春一番のお勧め作

・評価:85点


本日、かねてより見たかった今作を見に行ってきた。しかし、実は2回目。1回目を見に行ったとき、話が一番盛り上がってくるところで、いきなりのボヤ騒ぎにより映画が中断。そのまま追い出されてしまったので・・・。

ま、それはともかく、非常に面白い映画でありました。恐らく今年の春の映画の中でも出来は一番なのではと思いますね。


しかし、この映画、非常に残念というか、予告が下手すぎる。予告を見た感じでは、「シックスセンス」「サイン」「フォーガットン」「ドリームキャッチャー」のようなオカルティックで、オチが宇宙人やら超常ネタでしめられるトンデモ映画っていう印象を持った人も少なくないように思う。

ただでさえ、今作のプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーは、「パールハーバー」という世紀の駄作や、「パイレーツ・オブ・カリビアン」「アルマゲドン」といったどうでもいい映画を量産した前科のある人物(「ザ・ロック」は傑作)。私が大好きなデンゼル・ワシントンが主役、と分かった時点で今作を見に行くことを確定してはいたものの、予告を見て鑑賞意欲は日に日に減退していったというのが正直なところだ。

だが、実際はオカルティックな作品でもなんでもない。それどころか、予告映像におけるセリフやナレーターによる映画宣は映画の内容を殆ど反映していない。よって、断言するが、あの予告で映画内容を判断したり評価したりすることはやめ、さらにはそこでの内容も一切がっさい忘れていただきたい。

予告を見て「見に行くのや~めた」と思ったのであれば、それは非常にもったいないことなので、是非とも今作を見に行っていただきたいところ。


以下、あらすじと感想とを書いていくわけであるが・・・。

今作は映画の内容もあり、映画鑑賞前に情報を仕入れることは絶対にやめていただきたい。まかり間違って確信部分を見てしまった日には・・・。映画の面白みが半分以下になるのは確実だ。しかし、この記事作成のために少しググってみたら、個人のサイトは言わずもがな、そうでないサイトにおいても話のかなり重要な部分が平気で書いてある始末・・・。だめじゃないの!!


当ブログでの「あらすじ」「感想など」においては、映画鑑賞の妨げになるようなことは一切書いていないので、安心して読んでいただきたい。







<あらすじ>

空母ミニッツ号からの帰還兵とその家族、関係者を乗せたフェリーが爆破され、543名もの犠牲者が出る凄惨な事件が起こった。

事件の捜査を担当しているATFの捜査官の一人ダグ・カーリン(デンゼル・ワシントン)は、フェリーが航行していた川の上流で発見された女性、クレア(ポーラ・パットン)の遺体と対面する。しかし、初対面であるにも関わらず、何故かそうではない感覚に襲われた・・・。

当初彼女の遺体は川で見つかったこともあり、フェリー爆破の被害者かと思われた。しかし、実は全く違う場所で殺され、しかも彼女は犯人に繋がる手がかりを持っていたことが、ダグらの捜査によって明らかになった。


ある日、ダグは事件の特別捜査本部に召集される。単なる捜査官の一人に過ぎない自分が何故招集されたか疑問に思いながらそこにおいて彼は驚くべきものを見せられる。

それは、「白雪姫」と呼ばれる「タイム・ウィンドウ」システムなるもので、7台もの衛星と多くの高感度センサー、そして膨大な電力と超高性能のコンピュータを用いて、そのシステムを利用できる領域内における映像を場所・状況~地下だろうが家の中だろうが(引き出しの中を覗いたり、女性のパンツを真下のアングルから見たりすることも可能)~を問わず自由自在に完璧に、眼前のモニターに再現することが出来るとんでもない代物であった。

この装置を前にしては企業秘密も個人のプライバシーもへったくれもない、というわけだ。究極の覗き&監視システムと言っていい。

政府や捜査本部は、このシステムを使い威信をかけて犯人を挙げようと考えたわけである。

しかし、究極とも言える機能を有すシステムではあったが、それが故に大きな欠点もあった。

それは、映像の再現にあまりに膨大な情報処理が必要となるために、このシステムで再現することが出来る映像は「4日と6時間前」且つ「同時刻に1箇所のみ」。巻き戻しも早送りも不可能。分かりやすく言えば、「今」の時間と平行して4日と6時間前のある箇所の映像をリアルタイムで再現している、というわけだ。

故に、事件解決のために捜査本部はこの装置を使い、「フェリーの爆破映像」がこの装置で再現される「爆破事件発生から4日と6時間以内」に「犯人の特定・証拠固め・逮捕」をしなければならない、というわけだ。

よって、どの時間にどこを見れば犯人及びそれに繋がる手がかりを見つけることが出来るかを推理・判断するだけの知力と推理力、分析力、土地勘などを有す人物が必要となったのである。ダグが呼ばれたのはそのためだ。

その起用が功を奏し、着実に犯人逮捕へと向かっていた。しかし・・・。



<感想など>

と、あらすじがかなり長くなったが、それに反し、以下に書く感想はそれほど多くない。即ネタばれに繋がるからだ。書けることだけを書いていく。


今のハリウッド映画の制作能力は、深刻と言っていいほどに低下している。安直なリメイク作や、金はかかっているが中身もへったくれもない作品の乱立。ギャラは破格だが、演技も魅力も大したことのないヘボ俳優の多さ・・・。10本見たら、その大半が駄作だ。

しかし、そのうちの1・2本において、非常に素晴らしい発想・設定・映像を見せてくれるのもハリウッド。だから侮れない。今作はそんなハリウッド映画の底力や醍醐味を見せ付ける傑作だ。



とにかくこの作品、現在進行の形で「4日と6時間前の特定箇所の映像を追っていく」という設定が素晴らしく、通常の刑事モノにはない緊張感とスピード感とを与えてくれる。「24」の同時進行の方式をさらに押し進めたものと言えるのではないだろうか。

そして、その斬新で面白い設定を支え・いかす、「4日と6時間前」をリアルタイム表現する映像の作りがとてつもなく凄い。カメラワークもCGもその凄さ・使い方のうまさは尋常ではない。今作の制作費には100億円かかっているようだが、それも納得の出来。コレほどまでに制作費に納得がいく・制作費に見合った感動・面白さを得られる映画は極めて稀ではないだろうか。日本も含めアメリカ以外では決して出来ないであろう、まさにハリウッドならではの映像だ。

映画を見ている観客は「すげえ~」の一言だけでなく、同時にきっと「製作現場は修羅場の連続だったのでは」と、素人にも大変さを容易に想像させるくらいに今作の映像には説得力と面白さがあった。


そして、その映像に負けない説得力を見せた俳優の演技もまた素晴らしいと言う他ない。

主役を演じたデンゼル・ワシントンは相変わらず上手すぎる。今、この人以上に「頭が切れるだけでなく、冷静でいてアツく、大胆な行動力もあり、優しさや正義感に満ちた警官役」を演じられる俳優は世界のどこを探してもいないだろう(しかし、個人的に彼のナンバー1映画は「ハリケーン」だと思っている。)

ヒロイン役を演じた新人のポーラ・パットンもとても良かった。容姿の美しさだけでなく、(詳しくは書けないが)映画設定の特殊さゆえにかなり複雑で難しい人物設定となったクレア役を見事に演じていたと思う。特にその孤独さや哀しみ、意志の強さがにじみ出た表情・美貌・演技にはかなり惹かれるものがあった。

犯人役や脇を固める刑事役・科学者役を演じた俳優もいい味を出していた。まさに本物の実力と魅力とを有す俳優達による「本物のサスペンス映画」である。


但し、この点数に止めておいたのには、細部に少し疑問を感じたのと、圧倒的な魅力と緊張感とを見せる中盤までに比べ後半の展開が少し盛り下がったのがあったからだ。しかし、総じて映像や設定、ストーリーには観客にあら捜しをさせる余裕を与えない・細部の問題を気づかせない魅力・面白さがあったと思う。観賞後に得られる感動は格別だったと言っておこう。


今週以降も数多くの話題作が公開となるが、何を見るのか迷われているのであれば、今作を是非見ていただきたい。
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2007/03/23 23:56|映画評トラックバック:0コメント:2

コメント
はじめまして
バツ丸さん、「パイレーツ・オブ・カリビアン」見たんですか?
自分は見ましたけど、どうでもいい映画とは思いませんでした。
Jack #-|2007/06/14(木) 23:59 [ 編集 ]

はじめまして
>Jack様へ

はじめまして。書きこみありがとうございます。

「パイレーツ~」に関しては、1作目だけ見ました。それで十分でしたね。いい映画であるとは全く思いませんでした。

映画の感想は人それぞれですので・・・。軽くお流し下さい。
バツ丸 #-|2007/06/15(金) 00:42 [ 編集 ]

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