バツ丸のエンタメ問答

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CDレビュー~すばらしいセンスと可能性を感じさせるデビューアルバム

●JYONGRI 「Close To Fantasy(DVD付)」 評価:A

ジャンル:洋楽ポップス R&B ゴスペル ダンス


amalogo111.jpg(2007/03/21)


1. Getting Funky!
2. Possession
3. Hop,Step,Jump!
4. ICHIZU
5. Stay
6. Let Me In

7. My All For You
8. Romeo&Juliet
9. ~約束~
10. Lost Girl

11. Wherever


<問題点・注意点>

1・一部曲にあるベタベタ・直球のラブソングは聴いていて少し恥ずかしい
2.もう少し勢いや弾けっぷりが感じられる構成であれば尚良かった
3・哀愁漂うバラード曲がやや均質化しているようにも・・・


最近のレビューは評価が厳しいものが続きましたので、ここで一息、いい評価のものを入れたいと思います。







昨年12月に「Possession」でデビューし、一躍話題となったJYONGRI(ジョンリ)。

この曲を聴いたとき、洋楽ポップス、R&Bをやる大型新人が久しぶりに出たな、と思ったが、デビュー曲で得た勢いを殺さずに期間を経ずに発表されたこの1stアルバムは、この思いを裏切らない期待通りのものに仕上がったと思う。

幼少時からクラシックピアノをはじめ様々な楽器の習得。高校在学中に世界最高峰の音楽学校の一つ、バークリー音楽院の5週間サマープログラムに参加。そして、宇多田を発掘し、育てたことで有名な三宅彰が全面プロデュース及び彼のかなりの力の入れようや、さらには運命の因果か、このJYONGRI自身も宇多田をフェイバリットアーティストとして挙げているのも納得としか言いようがない。間違いなく「本物」の実力・資質を持ったアーティストである。


最近の日本での洋楽的ポップス・R&Bの傾向は、それを支えている主要アーティストを見るに、melody.、伊藤由奈、Soweluのようにシングルでは壮大なバラード・哀愁バラードやミディアムテンポの曲中心か、ブレイク前の倖田來未やAIのように重厚なグルーブや本場アメリカの本格的なノリを有した曲中心のどちらかに行きがちになっていたように思う(唯一の例外はJ-popよりの洋楽路線を堅持している絢香)。

しかし、このJYONGRIは上記アーティストらとは全く違う。宇多田・倉木の絶頂時代を髣髴とさせる、「洋楽ポップスとJ-pop」をいい具合に融合させた「聴きやすく馴染みやすく、楽しく、ノリが良く、そしてエモーショナルさもある音楽・総合ポップス」のように思う。

1・2曲目を筆頭に、曲種関係なく感じ取れるリズムセンスや、無駄がなく流麗に流れていく歌メロのセンスはほんと、大したものだ。また、韓国籍で日本生まれ・日本育ちでインターナショナル校出身という出自が故に持ちえる、日本語・英語共に堪能で、かつての宇多田と同様、日本語をそれらしくない、英語的な感じのイントネーションや区切りで聴かせる歌唱も、楽曲に面白さや楽しさ、軽快さを持たらしているように思う。


ただ、デビュー曲である傑作曲、2曲目のような痛快でノリのよい曲でアルバムの大半が占められると思いきや、実際には4・5・7・9・10曲目のようなソウルフルでエモーショーナルな曲が多かったのには驚いた。しかし、こういった曲において彼女の太めで低音の歌唱が存分に映え、悲しみを誘う。まさかバラード曲においてここまでの魅力を発揮するとは、完全に予想外であった・・・。バラードでの歌唱にはやや均質的な面も見られるが、デビューしたてで、この年齢でここまで歌いこなせたら現時点では十分であろう。それよりもオールラウンダーとしての資質と可能性とを見せてくれたことを評価したい。


しかし、何よりも評価したいのは、とにかくあれこれ考えることなく、楽しく聴くことが出来る娯楽性に秀でた音楽性であることだ。それは、本人の卓越した音楽センスだけでなく、非常に楽しんで音楽をやっていることが楽曲を通して強く伝わってくることが大きい。同種のアーティストの中でも既に彼女が秀でている点ではなかろうか。


そういった彼女の優れた資質や歌唱を引き立てるシンセを柱とした煌びやかでセンスの良さや軽快さを感じさせる編曲や、無駄に曲数を増やすことなく11曲・50分程度とすっきりした構成で纏め上げたのも作品の出来をよりよいものとしたと思う。プロデューサーである三宅の実力・経験、JYONGRIに対する力の入れようが反映された結果であろう。実に洗練された商業音楽作品だ。聴き易さや娯楽性、大衆性といった点の高次元での成立に関しては、ここ数年で出てきた同種ジャンルのアーティストの中でも圧倒的であろう。倉木の1stや宇多田の2ndアルバム以来の傑作のように思う。自作ではないmelody.やSowelu、伊藤由奈、倖田來未、倉木麻衣らでは対抗するのがかなり難しいと思う。


ただ、一つ気になったのは、バラード曲が予想外にあり、さらにはそれが中盤から後半にかけて固まったことが影響してか、作品が少し大人し目になってしまったことだ。2曲目のような18歳という若さを感じさせる勢い溢れる曲がもう何曲か欲しかったところ。各曲評価だけを見ると評価はA+~AAに相当するが、あえてAにしたのはこのためである。

しかし、上記バラード曲における歌唱の問題とあわせ、これらことを悲観的・批判的に捉えてはいない。いずれ時が解決してくれることであろう。それよりも、現時点でこれだけのものを見せられる才能を評価したい。今後の活動・成長が本当に楽しみだ。










・アーティスト評価
歌唱力8 ()
作曲9 ()
編曲9 ()
独創性8 ()
安定性9 ()
8 ()
総合8 ()
熱中度8 ()




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2007/03/30 01:55|アルバムレビュートラックバック:1コメント:7

コメント
私も購入しました
大!満足です。2NDシングルのカップリング曲Romeo&Julietがとても好きだったので楽しみでした。年齢を考えると一部歌詞がはずかしいっっ!ですが、声の好き嫌いが無ければ上手くまとまって聴き心地、耳障りが良いですね!こんなに幅広いとは思わなかったです。確かにPossessionの様な曲がもっとあれば良かったかなと思いました。以前バツ丸さんがアルバムについて書かれていたことをプロデューサーの三宅さんも書いてました。長いですが引用すると、「僕自身、いいオリジナルアルバムは50分ぐらいが楽しく聴くのにちょうどいいと考え、いつもプロデュースしています。ロックの名作オリジナルアルバムはビートルズを筆頭にそれ以内です。(コンピやベストは別ですが)昨今CDなので曲数が数多いものもたくさんありますが、アナログ育ちの僕はA面B面合わせて楽しく何度も擦り切れるまで?繰り返し聴けるようにとJYONGRIと約1年絞りに絞った濃厚な11曲なんです。映画でも2時間半の映画が1時間半よりいいわけではないですよね」

そして別の話題になるかもしれませんが、最近NANA BESTを友人から借りて思ったのですがレイラ(OLIVIA)はライブは不得意なんでしょうか。以前のアルバムの時は調子が悪かったのかな、と思いましたが・・・OLIVIAが作る曲はライブでやるにはとても難しい曲ですが(カラオケで撃沈しました)特典のつもりでCDにライブバージョン足さない方がアルバムは纏まっていたかな、と思ってしまいました。ただ、一連のレイラとしての露出で喉を酷使していたのかもしれませんが。
さや #-|2007/03/31(土) 05:23 [ 編集 ]

私も満足です
>さやさんへ

歌詞に関しては、彼女が悪いというよりもこっちが年を取りすぎているのが問題でしょうね。

太くてハスキーな声は人を選ぶと思いますが私は大丈夫でした。

三宅さんはそのようなことを言っていたのですが。流石ですね。

アナログ時代においては、今のように早送りや曲飛ばしが自由に出来ないこともあり、作品通して聴かせる作り・配慮が必然的に行われていました。70年代の音楽と今の音楽との質的な決定的な差はこのことにあると思います。

ジョンリさんの作品が良かったのには、彼のこういった配慮・思考があったからなのですね。よく分かりました。

OLIVIAさんに関しては・・・。ライブに行ったことがないので断定できませんが、Youtubeや特典DVDでのライブ映像を見る限り、彼女はライブアーティストとは言えないと思います。

まあ、私はライブよりもアルバムで実力を見せてくれればいいと思っているので。いくらライブが上手くても曲がゴミだったら意味ありません。

一度ライブには行ってみたいですけどね。

去年チャンスがあったのですが、最悪の問題を抱えてしまってあえなく撃沈しましたよ。
バツ丸 #-|2007/04/01(日) 21:50 [ 編集 ]

ああ、また出費が・・・
何かのテレビ番組(Mステではなくて)でPossessionを聴いたときからかなり気になっていました。
思えば、2003年にポルノグラフィティ、2004年にRYTHEMと倉木、2005年にYUKI、さらに去年には抗えない力によりファンクラブにまで入ってしまった水樹奈々に何故かインストばっかり聴いているASHADAと、中学受験が終わってからジャンルも年代もバラバラで毎年1~2組好きな歌手が増えていっているんです。
まだ1曲しか聴いていないのですが、今年好きになる歌手がほぼ決まってしまいました。
まだ1stですし、3000円のアルバムを買うのも怖いので、レンタルしようと思ったのですが、知名度が低いせいか、近所に置いてない・・・
今度探して無かったら、買うことにします。きっと後悔はしない内容でしょうし。

それにしても、バラードが多めとは驚きました。Possessionを聴く限りではバラードを歌いこなすイメージは無かったのですが、これは逆に楽しみです。


ところで、JYONGRIって「ジョンリ」って読むんですね。初めて知りました。いままで「ジョングリ」って読んでました。口には出したことはないですが、恥ずかしい・・・
ファンブル #tiMW0dys|2007/04/01(日) 23:40 [ 編集 ]

レンタルはまだかと・・・。
>ファンブルさんへ

ジョンリさんのアルバムは、たぶん多くの人が満足できる作品だと思います。久々に出た、軽快さや楽しさ、優れた感情表現を感じ取れる王道洋楽ポップスR&B作品だと思いますね。

収録曲に関しては予想以上にエモーショナルなバラード曲が多かったです。もう少し2曲目のような曲があっても良かったとは思いましたが、彼女の音楽センスの高さは良く分かりましたね。

レンタルに関しては、発売からたしか3週間後だったと思います。まだ発売してから12日しか経っていないので。早ければ今週の土曜日に入荷されるのではないでしょうか。

私も彼女のことを最初、ジョングリさんと思っていました。

それどころか、最初は「韓国人」で、少し後に大阪生まれということで「実は日本人」と思っていたぐらいで。

どうやら韓国籍を持った在日の方のようで・・・。

真相はどうなのでしょうか?
バツ丸 #-|2007/04/02(月) 01:38 [ 編集 ]

なるほど
レンタルについて、ありがとうございます。


私は、プロモをちらっと見たときに一瞬インリンと見間違えました。
国籍についてはよく知りませんが、確かに日本人っぽくはないですね。
だからといって、別になにが変わるとか無いわけですが・・・
ファンブル #tiMW0dys|2007/04/02(月) 04:05 [ 編集 ]


私もJYONGRIさんの曲をずっと気になっていました。CMで「Possession」を聴いた時からですね。
アルバムはまだ聴いていないんですが、シングル2曲がずいぶん対照的(というか、2ndがすごく若々しさを感じる曲だった)で、しかも「My All For You」が凄く穏やかな気分になるバラードだったのでどんな曲も魅力的だなぁと思ってたんです。

このアルバムもバツ丸さんのレビューを読んでもっと聴きたくなりました。

JYONGRIさん、Possessionのプロモ見た時は杏さゆりさんかと思ったんですけど(真面目に)後々の曲もプロモ見るとそうでも無く…勘違いでしょうか。
yoentown #DBMFTVnE|2007/04/02(月) 23:32 [ 編集 ]

ははは・・・
>ファンブルさんへ

確かに若いときのインリンさんに似てなくもないですね。

定かではないのですけど、恐らく生まれは韓国で育ちは日本なのだと思います。

まあ、いい音楽を作り・歌ってくれさえすれば、国籍なんかは関係ないですよね。

ただ、彼女のような出自の人は、恐らく日本生まれ日本育ちの人にはない魅力があるように思いますね。


>yoentownさんへ

「Possession」を気になった人は結構多いようですね。

アルバムはお勧めなので是非。たぶんそろそろレンタルに出ると思いますね。

杏さゆりさんですか・・・。どうなんでしょうね~。
バツ丸 #-|2007/04/07(土) 02:11 [ 編集 ]

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