バツ丸のエンタメ問答

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映画評「アルゼンチンババア」~ホリキッターの奮闘ぶりが素晴らしかったが・・・

・評価:60点
(堀北真希が好きであれば70点くらい)


3月からゴールデンウィークにかけて見に行く(行きたいと思う)映画が多すぎますね。映画で破産して死にそうです。鑑賞券や無料招待券などありましたら是非ともお譲りいただきたいと思います(マジで)。

一応見に行く・見に行きたいと思っている5月上旬までに公開される(であろう)作品は

●東京の嘘
●バベル
●名探偵コナン
●ロッキー・ザ・ファイナル
●極大射程
●神童
●檸檬のころ
●渋谷区円山町
●初恋の雪
●かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート
●プロジェクトBB
●ブラッドダイヤモンド
●真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章」


となりますか。



何か話がそれましたが・・・。


今作はまさに「ホリキッター」を見たいがために見に行ったような映画で、そもそも映画作品としての出来に期待などしていませんでした。結局、このようないい加減な鑑賞動機をいい意味で裏切るような出来・内容ではなかったですね。






<あらすじなど>

住んでいる人が皆顔なじみというぐらいに小さい田舎町に住む涌井悟(役所広司)と良子(手塚理美)夫婦とその娘みつこ(堀北真希)は大変仲の良い家族。しかし、良子は病を患い余命いくばくもない状態になっていた。そして、ある日、ついに亡くなってしまう。あれほど母を愛していた父なのに、何故かその日に限って病室に姿を現さず、それどころか、その日以来忽然と姿を消してしまった・・・。

半年後、父は、変わり者として有名で「アルゼンチンババア」と町の人から命名されている女が住む町外れの奇妙な屋敷に居ることが判明する。

母の葬儀にも参加せず、娘も捨て行方を眩ました挙句、変な老女のところで居候・・・。疑問と怒りとで頭に血が昇ったみつこは父を引き戻すため意を決してアルゼンチンババアの屋敷へと乗り込むのであるが・・・。

そこは町の風景とは全く違う異世界。その異様な光景とアルゼンチンババアにみつこは圧倒される。しかし、半年振りに会った父の変わり果てた姿はそれ以上のものがあった・・・。



<感想など>

まあ今作を簡単に言ってしまえば、妻の死を受け入れられず心が壊れてしまった中年男とその娘が、変人である老女との交流や彼女が作り出す日常風景とは全く違う「ファンタジー」的異様な空間を通して再生していく物語である。

徹底して作られた屋敷のセットに美しい町並と綺麗な海の景色。人情味溢れるストーリーにそれを如何なく表現した実力派俳優達の演技・・・。

役所広司は言わずもがな、特に、母親の死を筆頭に度重なる不幸に見舞われながらも父を取り戻そう・立ち直らそうと健気に必死に身を尽くすみつこを演じた堀北の演技とビジュアルが文句なしに素晴らしい。今回も持ち前の魅力と、さらにはギブス姿での演技・水中深く沈む・一輪車で墓石を運ぶ、などなどと体当たりの演技も全く厭わない根性を如何なく発揮させ、映画をよりよいものにしていたと思う。彼女のファンなら、初めて整体院に行った所での悲哀に満ちた表情や、後にそこでバイトすることになった時に見せる白衣姿に悶絶必至!! 

薄幸で健気な役を演じさせたら、もはや日本一であろう。有力若手女優でひしめく映画界であるが、その牽引者としてふさわしい実力と魅力を見せつけたと思う。


但し・・・。今までの文章を見るに、良作となるべき要素でいっぱいのはずなのだが・・・。点数が示すように、それほど面白いとは思えなかったのである。


すべては、今作のタイトルになっていることから間違いなく主役であろうはずの「アルゼンチンババア」に問題があったからだと考える。

それは、鈴木京香が「アルゼンチンババア」ことユリを演じていることに尽きるだろう。メイクや衣装で繕ったとはいえ、町の人から変人扱いされ避けられ続けている変な女役を演じるには、彼女は若いし綺麗過ぎるのだ。これでは「ババア」ではなく、ただ服装と髪型が変な「艶女(アデージョ)」だ。特に、病院に運ばれる場面での彼女に関しては、そのメイクがエラく薄くなっており素の彼女の美しさが出ていることから、中年以上の女性を指して侮蔑する意味合いの「ババア」ですら全くあてはまってはいない。よって、この役が持っていなければならないはずの、年を積み重ねてきたからこそある人間的な深みや労苦、孤独感といったものをあまり感じ取ることが出来なかった。


いやはや、あんないでたちでここまで美しさを見せつけた彼女の美貌と、役と実年齢との開きがありながらも奮闘したその演技には、ただただ感心するほかないが、皮肉にもそのことが演じた役柄に対する説得力や映画作品としてのリアリティーや深みを失してしまう結果になってしまった。どうしても彼女の存在が映画を白々しいものとしてしまうのである。


彼女の演技たメイク・衣装がどうあれ、彼女を選出したこと自体がそもそもの間違いとしか言いようがない。どう考えてもこの役は、加賀まりこや松坂慶子、吉行和子あたりの、彼女より一回り以上年が上の世代の女優が演じるべきものであろう。まあ、鈴木京香がこのような役を演じたことが、今作の一番の宣伝になったことは確かであるが・・・。


また、作中では彼女の屋敷に来た人すべてが、屋敷と彼女の「臭さ」に辟易するのだが、結局それが何によるものか・何の臭いなのかは最後までわからなかったのも納得がいかない。
(臭いがない状況であれほどの苦悶の表情を見せた堀北はたいしたものだと思う)


それと、終盤ある重要な出来事が起こってからの展開がエラく長くたるかったのも気になったところ。これら場面においてアルゼンチンババアの存在が置き去りにされて話が進んでいったのも、こう感じさせた大きな理由だ。アルゼンチンババアが主役であるはずなのに、全体を通してみるとそれほど彼女は登場していない。映画を見る限りでは主役はみつこであると思ってしまうだろう。


堀北真希か鈴木京香のファンでないと、見るのが少しキツい映画のように思う。



<追記>

昨年以上に混戦模様を見せる若手女優シーンであるが・・・。

今回みつこ役を演じた堀北の演技・ビジュアルは非常に良く、彼女が四天王に次ぐ、次の四天王を継承するに足る実力・魅力の持ち主であることを改めて認識させられた。

しかし、その彼女の実力・魅力に反し、結局彼女が今まで出演してきた映画やドラマを見て感じた感想と同じ「いい作品に恵まれていない」ということも、同時に認識させられた。四天王や蒼井優が着実に己の代表作とも言うべき良作を得、さらには、北乃きいや成海璃子といったミドルティーンの女優も同様の状況になってきている中、未だに堀北だけがそれを得てはいない。あえて挙げれば「ALWAYS~三丁目の夕日」であろうが、今作では彼女は主役ではない。

出演した作品の質に関し、有力若手女優の中で彼女が一番下であると思う。もうかなり深刻な状況と言ってもいいのではないか。やはりいい女優たるものその実力・魅力にふさわしい映画に出演してこそナンボ。良い映画こそが良い女優をより輝かせより成長させる最大にして最高のものなのである。今年6月公開予定の主演映画「恋する日曜日 私。恋した」に期待したい。今のままでは彼女があまりに気の毒だ。


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2007/04/07 02:02|映画評トラックバック:0コメント:2

コメント

はじめまして^^

私のブログで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。よかったらご覧下さい。

紹介記事は
http://oldwanko.blog81.fc2.com/blog-entry-276.html
です。

これからもよろしくお願いいたします^^
日本映画を見よう! #-|2007/04/07(土) 07:59 [ 編集 ]

ありがとうございます
ご紹介ありがとうございます。
バツ丸 #-|2007/04/13(金) 01:36 [ 編集 ]

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