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読書評~久々でっす!!~プチ書評その1

本屋の仕事を辞めて以降、めっきり読む本や雑誌の数・種類が減りましたね。非常に残念なことです。それにともない読書評の更新も殆ど行っておらず・・・。

と言うわけで、久しぶりの読書評。以前のように詳細な読書評は無理なので、代わりに簡単な評価・感想を書いていきます。








●宮部みゆき 「パーフェクト・ブルー」 東京創元社 (36点/50点) 



将来を嘱望されている高校野球界屈指のスター投手が焼死する。事件現場に居合わせた、投手の弟進也と彼となりゆきで関わることになった蓮見探偵事務所の面々、及び警察の捜査により、「交通事故の後遺症によって野球生命を絶たれた被害者のかつてのチームメイトである人物」が疑わしいことが判明する。しかし、その後容疑者は死亡。後味は悪いが、とりあえずこれで事件に幕が下りた、はずであった・・・。だが・・・。


宮部みゆき初の長編作品。デビュー作と言うこともあり、オチの謎解きなどで強引さや稚拙さが否めない面もあるが、ここ数年の「腑抜けた作品の数々」と比べようもないくらいに面白い。20年近く前の作品であるが、加熱する高校野球の問題、ドーピングの問題、薬品業界の問題など、当時にとって非常にタイムリーな問題を的確に取り上げている先見性とアイデアはお見事。

また、作品通して人情や人間関係を上手く出せているのや、蓮見家で飼われている犬の視点で物語が描かれているのも、今作の魅力であろう。今の宮部に見習って欲しい。



●賀東招二つどうメイク・マイ・デイ 富士見書房 (46点/50点)




富士見の人気シリーズの最新刊。激しく動いた前々巻、新たな動きへのつなぎを果たした前巻を経た今巻は、怒涛の終局に向けての前哨戦とも言うべき内容だ。わかってはいるが、完膚なきまでに宿敵に敗れ去った主人公の涙と汗の復活劇や、ニューメカの登場、そして、敵への反撃ののろしを上げる様の描写は、著者の圧倒的な筆力と知識、そして設定とキャラ描写の妙により圧倒的な面白さを見せつける。ただただグイグイと引き込まれただけであった・・・。もう、才能なんだろうな、これは。立場やレベルはどうあれ、彼と同じく文章を書いている者として、彼の文章に憧れずにはいられない。



●真保裕一 「最愛」 (35点/50点)




前作「栄光なき凱旋」が、自分にとって一生ものの名作ということもあり、その次に送り出された最新作である今作に対しては不安しかなかったのであるが・・・。

真保作品史上の中でも恐らく最低レベルの出来。アマゾンレビューでの評価もかなり悪い。


主人公である男性医師に入った突如の連絡・・・。それは、20年近く音信不通だった姉が事件に巻き込まれ、意識不明の危篤状態でICUに運ばれた、ということであった。

だが、頭には銃創、体には重度の火傷・・・。そして事件があった日は姉が婚姻届を出した翌日で、しかも結婚相手である男性は行方不明・・・。

あまりにも不可解且つ不審な姉の状況に疑問を持った彼は、その真相を解き明かすために、自分と別れてから姉がたどってきた人生を調べていく・・・。


導入部分は、相変わらずの上手さと面白さがあったのだが、話の核となる姉の人物設定やその魅力が、真保作品とは思えぬほどに雑で面白くない。恐らくこの姉の「おせっかいすぎる」というか、完全に「変人」「病人」の領域に入るであろう人間性に共感を抱く人は数少ないであろう。

よって、一人だけとにかく姉を賞賛し続ける主人公の言動、行動に寒いものしか感じない。読者は完全に置いてけぼり。


姉の結婚相手やそれを追い回していく刑事に関しても同様。「最愛」というタイトルに秘められた真相も、「ちょっと・・・」としか思えないようなものであったし・・・。とにかく登場人物らに魅力がなさ過ぎ。

セリフも陳腐なものばかりだし・・・。


真保もついに宮部化したのか? きわめて優秀な人間の一時の気の迷い・失敗であったことを次作で何が何でも示して欲しい。


次回は東野圭吾「使命と魂のリミット」と綿矢りさ「夢を与える」を取り上げます。
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2007/04/30 01:40|読書評トラックバック:0コメント:0

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