★ＣＤレビュー～がんばってますな

●Tommy heavenly6　「Heavy Starry Heavenly」　評価：Ｂ


(2007/3/7)


1.Heavy Starry Chain
2.stay away from me
3.I'm Gonna SCREAM+
4.my bloody knee-high-socks
5.DOOR MAT
6.Lollipop Candy BAD girl[album version]
7.THE CASE
8.ABOUT U
9.I LOVE XMAS
10.Pray
11.GOING 2 MY WAY !
12.Lucky me


＜問題点・注意点＞

１・序盤は良いが中盤から失速・・・
２・６曲目はオリジナルバーションを収録するか両バージョン収録するかのどちからにした方が良かったような気も・・・



続きはまた。

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本家であるはずの「ブリグリ」の活動が再休止してから早４年。もはや事実上の「本家・本活動」となっているTommy heavenly6の２ｎｄアルバム。

前作は良かったものの不満も少なからずあったこともあり、今作の出来にもさして期待していなかったのだが・・・。何だかその通りになってしまった感じ・・・。

今までと同様強力なサポートにも全く抜かりがなく演奏・編曲共に非常に安定して隙がない。アヴリルといった海外一線級アーティストと比べても遜色がないとすら思う。


ポップな感がありすぎて、トミフェブとの区別がつかなかったという作風での問題を感じた前作とは違い、今作ではラウド・ミクスチャー、ハードロック曲中心の構成となっており、トミヘヴンならではの色をより出せている。１・３・４・６曲目などはその典型で、こういった重厚なサウンド・演奏に不思議と川瀬の甘くてお世辞でも強靭とはいえない歌唱とが絡みあり、重厚さ・キュートさ・キャッチーさといった要素の絶妙なバランスを見せる独特の世界観を生み出している。



但し、こういった賛辞が続くのは６曲目までであった・・・。今作を初めて聴いたとき、６曲目までの展開に「凄い作品になるのでは」と思ったものであるが・・・。


７曲目以降は可も負もない、これといって激しくもないたるい楽曲が最後まで続く。メロの流れの悪さとそれが故の川瀬の歌唱の稚拙さが目立つ７・９曲目は特に酷い。１・３・４曲目の凄さは極めて対照的だ。


また、曲尺が１０分以上ということでも話題となった６曲目をアルバム用にショートバージョンにしたのにも納得がいかない。ショートバージョンを盛り込むのであれば、オリジナルバージョンを収録した上でボーナストラック扱いにすべきだった。


結局は悪いと言わないまでもマンネリからの打破には至らなかった作品であると思う。正直これぐらいの楽曲・作品レベルであるのなら、ソロ活動を継続することにさして意味を感じないのであるが・・・。ブリグリを再開するか、それとも全く違うコンセプトで新たにソロ活動を行うかのどちらかしかないのではないか、今後彼女が進む道に関しては。

・アーティスト評価
歌唱力	７　()
作曲	--　()
編曲	９　()
独創性	８　()
安定性	７　()
格	８　()
総合	７　()
熱中度	６　()