バツ丸のエンタメ問答

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映画評「恋する日曜日 私。恋した」~堀北ファンの悲願いまだならず・・・~くそったれで意味不明な希代の駄作

・評価:15点
(堀北ファンなら30点くらい。そうでなければ0~5点)


若手女優ブームになった&今の形式で映画評を書くようになった2年くらい前からかなり映画を観に行くようになっている・・・。既に現時点で35本・・・。来週「ダイハード」「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」を観に行く予定。

おおよそ月5~6本くらいのペースで観ているわけだが・・・。当然の如く映画評が追いつかなってきた。某所では採点と少しの感想を必ず書いてはいるのだが・・・。


というわけで、今回取り上げるのは今作。と言っても今の今まで先延ばしになっていたのは上記理由ではない。その出来の悪さから、感想を整理することが出来なかったのが本当の理由。既に公開した上半期の映画総評の「ワースト関連」の賞で多々本作を挙げたこともあるので、もう分かりきっていることだろうが・・・。


まあ、完全に整理がついたとは到底思わないが、とりあえず少しは冷静になれたとは思うので、ここで評価・感想をば。


映画としては完全に破綻している。本文でもかなり文面を割いて書くが、堀北のありえない実力・魅力でどうにか「クソ不味く体裁すらなしていないが、どうにか口に入れることだけは出来る料理」レベルになったとしか言いようがない。ほんと、救いようのない映画であった。自腹観賞映画の中でもワースト10に確実に入る出来(ここ数年では「宇宙戦争」「僕は妹に恋をする」「バベル」が入っていますが・・・。数年前までは観てもせいぜい年20本程度でしたからね・・・。)


ここでも何度も言及しているが、堀北は実力・魅力に秀でている有望な女優であるにも関わらず、仕事量・出演作品数がやたら多いだけで代表作と言える良作・名作に未だに出会っていない。それどころか、どちらかと言うと、「ゴミとかクソ」としか言いようのない駄作・問題作品ばかり。彼女の素晴らしい魅力・演技力・根性などしか見るところがない。これほどまでに実力・魅力と出演している作品の質とに開きがある女優もいないだろう。

(宮あおいも長澤まさみも同様の問題を抱えているが、それぞれに代表作と言えるまずまずの主演作品もある。

宮崎は「ちょっと待って、神様」「ケータイ刑事銭形愛」「純情きらり」「NANA」「害虫」など。長澤は「世界の中心で愛をさけぶ」「涙そうそう」など)



堀北史上恐らく初の「単独主役となる作品」ということもあり、今作にかける個人的な期待には並々ならぬものがあった。「闘病・死亡もの」という作風に不安はあったのだが、まさか多々出ているこのような作風の駄作と比べてもさらに群を抜く出来の悪い作品になろうとは・・・。恐らく今作を観に行った誰しもが予想していなかったことだろうと思う。

堀北ファンの切実なる願い~「単独主役での代表作・傑作」の登場は今回もお預けと相成った・・・。

「カクメイイマダナラズ」


今作を観て全く別の意味で私は泣きましたよ。もう号泣。






<あらすじ>

高校2年生の時に母親を癌で亡くした二ノ宮なぎさ(堀北真希)。しかし、その1年後の高校3年生の夏、母が亡くなった病院で彼女は母の命を奪ったのと同じ病気~癌になり余命3ヶ月の宣告を受ける・・・。

絶望に打ちひしがれた彼女は父に黙ってかつて家族みんなで暮らしていた海辺の町へと旅立つ。今までの人生の思い出が詰まった地・・・。そこは、彼女の幼馴染であり初恋の人でもある石川聡(窪塚俊介)が住んでいるところでもあった。


単なる旅行と偽り、彼に病気のことは彼に告げぬまま彼の家に泊まり込んだ。

過去のことを思い出し、また聡との昔のことを思い出し、より彼への想いを募らせていくなぎさ。だが、彼には絵里子(高岡早紀)という付き合っている人がいた。しかし、その女性は人妻でしかも子持ち。つまりは不倫の関係であるのだ。

傷心に暮れる彼女、そして小さいながらもこの2人の関係に気づいている娘まどか(岩本千波)・・・。

お互いに抱える孤独と心の傷が2人を結びつける。そして事件は起こった・・・。



<感想など>


さて、何から書いていこうか・・・。


まずは映像か・・・。堀北をはじめそれなりに有名どころが出ており、監督もそれなりに有名であるにも関わらず、予算がよほど取れなかったのか、それともそんなこと関係なくそのようなつくりにしたかったのか定かではないが、映像がとにかくチープで分かりづらい。特に中盤、堀北が街中を疾走する場面のそれは、映画好きの中高生が小遣いはたいて買ったハンディーカムで撮ったかのような(いや、たぶん手持ちカメラ使ったんだろうけど)粗さ。いや、粗いだけならいい。意味不明にブレまくって気持ち悪いったらありゃしない。「バベル」ほどではないにしろ、これはかなりキテいた。何のためにこのような映像を撮ったのか理解に苦しむ。

とまあ、ここまではジャブ。以下に書く本題に比べたら、結構深刻だと思えるこれらことも、あまりに大したことではない・・・。


一番の問題は、今作が映画を通して何が言いたいのかが全く以ってわからない、ということだ・・・。

そもそも監督は各所で「堀北に死というハードルを課した」と述べている。堀北もそれに応えるかのように「塩抜きダイエットをした」と撮影エピソード・役作りについて尋ねられた際に話している。

が・・・、それらに意味・必要性はあったのか?

作中で過酷で悲劇に満ちた闘病場面や死の場面があるのであれば、上記ことに意味はある。しかし・・・。

そもそもこの作品、主役が「余命3ヶ月」であるにも関わらず、「薬を飲んでいる」以外にそれを示す描写が一切ない。その行為以外はいたって優良健康児で死の恐怖・病気の恐怖の「キの字」も存在しないのである。で、ネタバレになるが、作中で主役が死ぬ描写・病気が故に苦しむ描写はついになかった。オチは死や病気とは全く関係がないそれで終わる。よって、自信満々に両者が述べたことは、作品を考える上で何のも意味もなかったのである。それぞれがどう思っていようが・・・。


こんなんであれば、エンターテイメントの本質から離れて且つ内容が酷くても、どんなにあざとくても、市川拓司作品&それを映像化した映画作品のように病気や死・ありえない奇蹟を利用し、とにかく「泣かせ」に徹底した作品の方が遥かにマシだ。


それでも、人間同士の感情のふれあいや家族や愛する人の大切さ、ありふれた日常風景の重要さ、などなどがきちんと描かれていればいいのだが・・・。今作にはそれすらもない。


もう、登場人物たちの行動・言動が理解不能。何故なぎさは自転車を盗んだのか。絵里子は自分の子供を勝手になぎさに連れ去られたにも関わらず何故あれだけなぎさに対し寛容でいられるのか。なぎさは絵里子から「二十歳になったら一緒にお酒を飲もうね」と言われた際「この世のすべてが不幸になればいいと(たぶんこんな感じのセリフであったかと・・・)」と言ったのか。最後の最後の場面で何故なぎさは父親に対しあの言葉を述べたのか・・・。

今作の主題が一体なんであるのかと共に、映像やセリフや演出の数々が鑑賞者の想像力をいい意味で刺激することはなく、論理的に全く意味不明で終始想像を遥かに超えた妄想を鑑賞者に強いる。しかし、考えても考えても、映画を観ていてそれなりに納得の行く答えを鑑賞者が見出すことはないだろう。見出すのは、自分の体内にフラストレーションが蓄積し続けていることのみ。


そして、これことに匹敵するかそれ以上に酷く且つ今作の酷さを象徴しているのが、役者の酷さである。今作は極端に登場人物が少なく、メインと言えるそれは、なぎさ・聡・恵理子・まどかのわずか4人しかいない。このような作品では役者の演技力・魅力が映画に対する評価を決定的なものとする極めて重要な要素と必然的になるのであるが・・・。

致命的なのは、なぎさが故郷に帰ってきた一番の理由であり、初恋で今尚思い続けている聡を演じたクボヅカ弟の魅力のなさ、演技の下手糞さ。表情は顔面そのものが間延びしているだけで乏しすぎ。しゃべりもあまりに単調すぎる。

何故残された貴重な時間をわざわざ割いて彼女が彼に会いに来たのか・・・。彼の演技と魅力がその理由の説得力を亡きものとしてしまっている。

高岡も、今作に限っては何ら魅力を発揮していない。よって高岡とクボヅカ弟との絡みは観ていてかなりきつい。


私は物事を「牛丼」に例えて話すのが好きなのだが、今回もそれに習って例えると、今年酷評した邦画~長澤の「その時はかれによろしく」や成海の「神童」のような作品は、材料や調理法こそ酷いが「牛肉・ご飯・玉ねぎ・たれ」からなる「牛丼」の体裁をなしてはいる。ようは最悪の牛丼。

だが、今作は牛丼ですらない。残飯のようなものだ。


しかし、それでも何とか口にすることが出来たのは、堀北の演技・魅力あってのものだろう。どんな状況においても最高の仕事振りを見せる彼女の実力・魅力は今作においても顕在で、それは今までの彼女の中でも最高のものであった。

連れ去ったまどかと自転車でニ尻しながら、ちり紙交換業者のお約束の「こちらは~毎度御なじみちり紙交換~」の言葉を話すところ、聡に感情をぶつけるところなどなどにおいて、その表情・セリフ回しどれもが素晴らしかった。

特に最後の1分を除くラスト10分における、「9分間ワンカメノーカット」で撮りきったバス内での場面は、今までの堀北の演技史上どころか、同年代の若手女優のそれにおいても極めて素晴らしいものであったと思う。もはや宮あおいか蒼井優~しかも非常に調子の良い時のそれ~ぐらいしか対抗できる者はいないだろう。
(続けるのは大後・成海・北乃か・・・)

観ていて背筋がゾクゾクしてきた。この部分は文句なしに100点をあげたい。この最後の9分長回しシーンを観るためだけに、堀北ファンは劇場に足を運ぶ価値があるとすら思う。

今作の存在価値は、「女優堀北真希」の凄さ・圧倒的な魅力を堪能できるそのことのみ!!

この人の魅力・ポテンシャルはほんと凄い。ついに彼女も来るところまで来たなと・・・。宮を除く旧四天王は既に彼女に抜かれたと思う。


しかし、だからこそ、極めて雑魚な作品ばかりに出ている現状が悲しくてならない。最近も3クール連続のドラマ出演と仕事をたくさんこなしてはいるし、そこでのあまりに不利な状況においても優れた職人が如くいい仕事振りを見せているのには、ただただ頭が下がるのであるが・・・。


もう出演すればいい、という段階はとっくに終わっている。何度も言っているが、これからの彼女に必要なのは、自分の魅力を引き出し成長させる素晴らしい作品との出会いである。100本の凡作・駄作への出演ではなく1本の名作への出演なのである・・・。実力・魅力では他を圧倒している彼女が唯一他に負けているこのことを、一刻も早く何とかして欲しいのだが・・・。

彼女が所属しているスウィートパワーの関係者には是非とも彼女の今後の仕事について「しっかり」と考えていただきたい。もうここのトップは内山ではなく堀北なのだから・・・。
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2007/07/04 22:31|映画評トラックバック:0コメント:4

コメント

中部地区で唯一上映していたシネマスコーレも終わってしまいましたね。

整理するのに時間がかかるほど駄作だったんですね。低予算、撮影2週間、相手役が窪塚弟ではどうしようもありませんね。

でも監督は気に入って次回作も堀北でということらしいです。勘弁してくださいよ・・・という感じです。

とにかく代表作がないのが痛い。

中堅女優を含めてもかなりの演技力を有しているのに、つらいところです。



ジギー #-|2007/07/05(木) 00:08 [ 編集 ]


>ジギースターダストさんへ

何かおわっちゃったみたいで・・・。小シネの場合、1週間で終わりってのもありますから。まあ、今作の早い段階での終了が予定通りかそうでないのかは分かりませんが。

ただ、確実に言えるのは、公開後すぐに観に行ったにも関わらず、中部界隈では唯一の公開されている館であるにも関わらず、夕方上映の会で観た時は、自分を入れて何と観客3人。

しかも1人は途中からいびきかいて寝たおしていたので実質2人。

上映後にこれといった話題もなし。バベルと同じ。


整理はついたようでついていません。某所のコピペして終わりにしてもいいぐらい。悪口書き出したらキリがないですが・・・。

映画の内容・作りではほんと歴代ワーストレベルですよ。ホリキッターのありえないマンパワーで、かろうじて「バベル」「宇宙戦争」「僕は妹に恋をした」レベルになるのを防いだように思います。

次回も堀北ですか・・・。


もっと予算をとってこい。それとまともな脚本もってこいといいたいですね。


何度もここで言っていますけど、出演数の多さに反し、まともな作品がないんですよね。特に自身が主役のものでないのが致命的。考えてみれば、「ケータイ刑事銭形舞」が一番面白かったりして・・・。

彼女の実力は既にどの世代を含めてもトップクラスだと思います。

同世代では宮あおいと蒼井優ぐらいでしょう、対抗できるのは(後は成海璃子と大後寿々花、北乃きい)。


ラスト場面での演技は、「ただ、君を愛してる」の宮あおい、「フラガール」の蒼井優に匹敵するものであったと思います。

いっそのことNHK朝の連ドラに出てもいいかも・・・。

バツ丸 #-|2007/07/07(土) 00:34 [ 編集 ]


>いっそのことNHK朝の連ドラに出てもいいかも・・・。

これは真剣にそう思いますね。
今の流れを断ち切るためにもいい案だと思います。
大河出演関して同じ理由で期待しています。


ジギー #-|2007/07/09(月) 13:59 [ 編集 ]


>ジギーさんへ

次の大河に出るので、その関係で朝ドラに出てくれませんかね~。

今出演しているドラマは・・・。
バツ丸 #-|2007/07/11(水) 22:08 [ 編集 ]

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