バツ丸のエンタメ問答

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映画評「キャプテン」~ポイントをきちんと抑えた良作~夏の終わりの映画評その1

・評価:80点


夏休み最後の土曜日である今日、疲れている体にムチ打って、朝の7時起きで映画を2本観に行って来ました。ひとつは今回取り上げるキャプテン、もう一つは次回に取り上げる「スピードマスター」。

今作に関しては、角川映画で今年公開された「バッテリー」人気を受けての、いわゆる「2匹目のドジョウ狙い」的感が否めず、はっきり言っていい印象を持っていませんでした。観賞の動機も、岩田さゆりが出演しているただ一点しかなかったのですが・・・。


思わぬ拾い物というか、中々の良作であったと思います。





中学3年生であるが親の事情で墨谷二中に転校してきた谷口タカオ(布施紀行)。彼は野球部に入るため部員が練習しているグランドを訪ねる。

その時、たままたすれ違った新聞部の部員で同じクラスの佐々木舞(岩田さゆり)から、「野球部入るの? でも、うちの野球部弱いよ。入るならサッカー部やバスケ部の方がお勧めだよ」(たぶんこんな感じ)と言われる。

しかし、それこそが彼の狙いであった。彼はただ単に「野球を楽しみたい」だけなのである。その彼にとって弱小として有名なこの学校の野球部はまさにうってつけであった・・・。

だが、事態は彼が全く願っていなかった方向へと突き進む。

転校してきたばかりで当然この学校の野球部のユニホームを持っていなかった彼は、以前の学校の野球部ユニホームで練習に参加した。

何とそのユニホームは3年連続全国制覇を達成した屈指の野球名門校「青葉中学」のものであったのだ。

それに気づいた部員の皆は、彼に対し「野球が上手い」と勝手に思い込む。さらには、3年生ピッチャーの球を「まぐれ」で校舎まで飛ばしてしまったことから、そんな彼に過大な期待を寄せ、ついには新キャプテンに任命してしまった。

しかし、青葉の野球部にタカオが所属していたのは事実であるが、それはたったの3ヶ月のことでしかも「2軍の補欠という名の実質は球拾い専門」であった。何度もそのことを皆に言おうとしたが、気の弱さと以上に盛り上がる周りに圧倒されたことが災いし、ついには言えずキャプテンを引き受けてしまう。だが、初めての練習試合において、全くいいところを見せられなかった彼を待っていたのは嘲笑と冷たい視線であった・・・。



<感想など>


作風としては、もう王道直球の青春スポコンもの。極一部の部員を除きヘタレな連中が過酷な練習を積んだだけでスイスイと地元選手権を勝ち上がり、果ては全国屈指の強豪校と互角の勝負をしたり、メインの対決に持っていくためにデッドボールとワイルドピッチが連続で生じるなど、ご都合主義的な展開が気にならんでもなかったが、これはまあ、この手の作品の「お約束」として許容できる範囲ではあろう。


この点を除いては、全くもって目新しさはないが、

こっ酷く負ける→性根を入れ替えて練習する、ヘタレなところの描写、部員同士の対立と和解、親子の関係、強力な選手との激闘などスポコン作品としてのポイントや、落としどころ泣かせをきちんと抑えたしっかりとした構成が良く、テンポも良いので安心して観ていられた。

ただ、唯一の問題であったのは、主人公タカオ役。ルックスは良いのだが、セリフ回しの拙さを筆頭に演技がかなりよろしくない。主役でなければさほど気にならなかっただろうが・・・。終始観ていて辛かった。

まあ、その分、両親を演じた筧利夫や宮崎美子、イガラシ役の中西健といった脇役が頑張っていたように思う。

特に、原作にはない、形だけ野球部の顧問である女教師を演じた小林麻央と新聞部の記者である女子生徒役を演じた岩田さゆりの美しさと演技が、本来は男性だらけの今作をいい意味で守り立て、面白いものとした。


小林に関しては、演技は上手いとは言えないが(それでも女優デビューした頃の作品と比べるとかなり進歩している。今回も野球部の男の子とたちと比べるとその上手さが光る。)、その柔らさやおとなしさ、そしてお茶目さと品のあるルックスとそれが作り出す雰囲気がとてもよい。他の誰にもない独特のものがあるように思う。何度でも言うが、女優はまず雰囲気。何故かトラックスーツ仕立ての黄色いジャージを着る場面をはじめ彼女の美しさとかわいさとが、作品に適度なコミカルさをもたらした。好きだな~、彼女は。


岩田に関しては、今回は恐らく岩田が演じてきた役の中でも最も平凡な役であると思うが、今までそれとは全く違う役を演じてきた経験が生きたのか、出番こそ少ないが全く隙のない良い演技を見せてくれた。

スタンドから野球部員を見つめる場面をはじめ、表情のみで魅せる演技が冴える。彼女の演技の上手さや柔軟性、表情の上手さは10代の女優の中でも屈指ではないだろうか。


今年見てきた邦画の中では、確実に「マシ」な部類に入るが・・・。公開してまだ1週間しか経っていないにも関わらず、私を含めて観客はなんと3人。悲しい限りだ・・・。

「バッテリー」とは根本的にアプローチが違うものの、こういったスポコン青春モノ作品がお好きであれば、観に行って損はない作品であると思う。
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2007/08/25 19:12|映画評トラックバック:0コメント:4

コメント

>バツ丸さん
 こんばんは。次回レビュー分の話で恐縮ですが「スピードマスター」ですが出演する「ピンク色のZ」は、ちょっとした私の知り合い筋です。しかし、この映画は今のところ見に行きたいと思っておりません。
 理由は登場する俳優さんやクルマに魅力を感じないところと例の「ピンク色のZ」を操る女性の白髪頭のカツラとピンク色のコスチュームで引いてしまいました。
 バツ丸さんの激辛コメントが何となく想像できます。(汗)
 もし、この作品を賞賛されるのであれば私も見に行きます。
ライト #dHR2KU3g|2007/08/25(土) 23:55 [ 編集 ]


>ライトさんへ

こんばんは。何とあのZはお知り合いの筋でしたか。凄い改造ですね~。


映画は、まあ観れましたよ。同種の作品である「ワイルドスピード×3」「頭文字D」があまりに酷すぎたからだと思いますが・・・。もちろん、問題だらけではありましたけど、この2作よりはまだマシであったかと・・・。

激辛コメントは多分書かないと思います。

Z使いを演じた蒲生さんは・・・。仮面ライダー響鬼にも出演していた人でかなりの美人さんでありますが・・・。

まあ、あの衣装はギャグということで・・・。かっこうより役柄が変でしたよ。
バツ丸 #-|2007/08/27(月) 00:30 [ 編集 ]


今日観て来ました。
周りの客は、谷口役の演技の下手さに引いていました。でも結構笑い声出ていました。おじさんと小学生低学年ぐらいに受けていました。

私行った時は、客は意外と入ってました。小牧○ロナの昼間だったんですけど、半分弱ぐらい埋まってましたね。客層は40前後の男性一人客(男性メンズデーだからでしょうけど)と家族連れがメインでした。

はなしは逸れるのですが、この映画の後センチュ○ーシネマで、「恋するマドリ」を観たんですけど・・・。トンデモ警報を出しときます。凄い映画でした。。
ジギー #-|2007/08/27(月) 23:36 [ 編集 ]


>ジギーさんへ

おお、お客さん入っていたのですね。私の時はさぱ~りでしたけど。

主役の演技の下手さは・・・。稀だと言えます。


男性1人客が多いのは、岩田さゆりと小林麻央目当てに観にきたからでしょうな。


「恋するマドリ」、今日観に行きますよ。
バツ丸 #-|2007/08/31(金) 16:17 [ 編集 ]

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