バツ丸のエンタメ問答

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映画評「スピードマスター」~予想していたよりは・・・~夏の終わりの映画評その2

・評価:50点
(但し、レースバトルに期待している人であれば、10点くらい)
(北乃きい目当ての人にとっては30点くらい)

前評判が極めて悪く、この夏の「地雷映画本命」と目されていた今作。


まあ、やっぱりその通りのダメダメ作品ではあったけど、個人的な当初の予想や、ここ数年で公開された同種の映画「頭文字D」「ワイルドスピード×3」と比べたら、まだマシであったように思う。

まあ、そう思うのには、上記2作の酷さと、観賞にあたりかなりの覚悟をしていたことがあったからだろうが・・・。





<あらすじ>


ここは東アジアの小国。埠頭では日々凄まじいチューニングを施した車が結集し、レースを繰り広げていた。そこにおいて、大手チューンショップの経営者の息子、黒崎勇弥(内田朝陽)の駆る漆黒のFDは無敵の強さを見せ付けていた・・・。

バトル終了後、ひとりの少女がそんな黒崎の車を勝手にデジカメで撮影していた。彼女はこの町にある桜井モータースの一人娘のまひる(北乃きい)。


かつては、父親辰二(大友康平)の腕もあり、走り屋たちで賑わっていたのだが、その彼が病に倒れ、日常生活ですら困難をきたすようになってしまったことから苦境に陥っていた。

彼女は、そんな父のため、桜井モータースのため、「今後は流行のカーバーツ」を扱ったらどうかと考え、参考のために日々埠頭に集まる車を撮っていたのであった。

しかし、自分の車を勝手に撮られていることに気づいた黒崎は、手下を使って彼女を襲わせる。だが、危ないところでそこに居合わせた流れ者の男に助けられた。

その流れ者の名は赤星颯人(中村俊介)。かつて無敗を誇る走り屋であったが、バトルによる事故で友人を失い、走る意欲を失っていたのである。

一方、父親辰二はロクに体が動かないのに、勝手に常連からの仕事をうけてしまった。当然できるはずもない。見かねた赤星は手伝いを買ってでる。メカニックとしても彼は一流であった。そんな腕の良さを見せ付けれらたまひるは、彼を雇うことを決める。ずっとさすらい続けてきた彼にとってもその申し出はありがたいものであった。


彼を雇ったことで再び活気を取り戻し始めた桜井モータース。しかし、そんな状況は黒崎にとって面白くない。店に対する執拗な嫌がらせを行い、店を潰すだけでなく、最後にはこの店を土地ごといただく算段であった。

散々の嫌がらせを受けたにも関わらず、それでも店のため、父のためにがんばるまひるの姿を見て、荒んでいた彼の心にも少しずつ変化が生じ始めた・・・。しかし、それは彼を再びバトルへと駆り立てることでもあった。



<感想など>


普段このブログの映画評をご覧になられている方の中には、既に各所で酷評ひしめく今作に対する「私の採点」が「甘い」とお考えになっている人も、何だかいるように感じる。自分自身でも「甘い」と思わないでもない・・・。


で、こう書いておいて何だが、今作の映画としての出来はかなり酷い。


特にレースシーンの出来は・・・。


埠頭やショップに車が集まるところは「ホンモノ」の車を使っているが、いざレースが始まると・・・。

プレステ2時代の「リッジレーサー」や「グランツーリズモ」のリプレイ画面レベルとどっこいどっこいの、あまりにしょーもない映像の数々が展開される。


確かに、今のこの日本において、形式的(役所や警察への届出・認可)な制約や物理的な制約もあり、そして何より映画予算の少なさもあり、「ホンモノの車」を使って本格的なカーバトルを撮ることがかなり困難であるのは分かる。が、だからといってこの画面はないだろう。緊張感や迫力に全く欠けている。

なまじ、実写かそうでないかの区別がつかないほどの凄まじいCGを見せ付けた「ダイハード4・0」と「トランスフォーマー」という2大ハリウッド大作と公開時期が被ってしまったことも、今作のCGに対する評価をさらに低める結果となった。


ストーリー面に関してもずさんで、中村俊介演じる主人公が何故走り屋を辞め、再び走り屋となった理由説明も十分に描けているとは言えない。この辺のところは、大友・北乃演じる一家との絡みがきちんと描けていないというストーリーや演出の問題もあるだろうが・・・。

同じく、蒲生演じる女と赤星との絡みも消化不良という感じで・・・。


また、話の舞台を「東アジアのある国」とし、国や文化や時代をあえて特定しないという今作の設定に関しても、どっしょっぱつのバトルで見事に「やられ役的やられ方」をした鮎川演じるブライザッハの存在と怪しげな屋台式飲み屋がそうであるだけで、それ以外の、例えば家にしろ服装にしろ食文化にしろ人名や店名しろ「尽く日本的」。よって、恣意的に上記設定にした意味が分からない。「日本のとある港町」とした方が良かっただろうに。



しかし、それでも今作に50点をつけたかと言うと・・・。要はこの映画が良かったから、と言うよりも、比較対照となる「頭文字D」「ワイルドスピード×3」と比べると「まだマシ」だからに他ならない。これら両作のように「日本が舞台であるにも関わらず主要キャストが非日本人」とか、「描かれる日本像・日本人像が変」とか、「主役である男やヒロインが●●●●」とかといったことがないのが、やはり同じダメなりにでも評価を考えるうえで大きなポイントとなった。



俳優の演技に関しても述べておこう。


大友と中村、内田の主要男性キャラに関しては、演技の技術面では稚拙なところがあったが、良い雰囲気を出していたように思う。特に、朝ドラで好青年を演じている内田に関しては今作のようなイカれ役の方が本質的にあっているように思える。中村に関しても、少し寂しげな表情が良かった。蒲生さんは・・・、「仮面ライダー響鬼」の時のあなた様はどこに行ってしまわれたの!!?



さて、今回のポイントとなる北乃きいの演技であるが・・・。

う~む、悪くはなかったと思う。がんばっていたと思う。ただ、今まで彼女が出演してきた作品に比べると明らかに作品の出来が悪いことと、今作撮影から既に1年近くが経過し、その間に飛躍的に成長した様を今放送中の「ライフ」で見せ付けていることもあってか、「ライフ」「幸福の食卓」ほどの魅力を感じ取れなかった。店が放火された後の焼け跡でほろりと一筋涙を流すところをはじめ、部分部分では流石、と思わせる部分も少なくなかったが、全体的に演技が粗いと思う。


今作を観て、北乃は良くも悪くも「技術よりも感性」で演じている女優であると感じた。彼女は女優としては宮あおいや麻生久美子らと同様「映画女優としての魅力」があるとは思うが、宮あおいや蒼井優のように職人的技術を見せるわけではなく、また、長澤や新垣のように「自らが輝く」でもなく・・・。


現時点での北乃の課題は、この仕事をしていれば少なからず出会うであろう「ダメダメ作品」に出演してしまった場合に、「如何にして自分だけはその作品の出来の悪さによる被害を最小限に止めつつ自らの魅力・実力を提示する」ことであろう。

この点に関しては、堀北真希・長澤まさみ・岩田さゆりといった女優に一日の長があると思う。

と言っても、彼女は上記女優らに比べると圧倒的に踏んできた場数が少ない。今後の活動で改善することであろう。



まあ最終的には、演技も外見もまだ拙いが、やはりそれでも魅力的な北乃きいを、その出番が少なくても見たいと思える人・ただたたずんでいる中村俊介を見たいと思える人向けの映画であるように思う。

映画そのものを楽しみたくて観るには不適。
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2007/08/26 23:31|映画評トラックバック:0コメント:0

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