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映画評「恋するマドリ」~ああ、アレルギーが・・・

・評価:40点
(但し、新垣ファンで且つ松田龍平・菊池凛子両名の存在が気にならない人は60点。松田・菊池両名ないしはどちらかに良い印象・良い評価を持っていないと40点以下・・・)


久しぶりの更新です。全面的な更新再開は全くの未定で、まだだいぶ先になると思いますが、見苦しいのを承知の上で、更新できるときに少しでもいいので細切れで更新していけたらと考えております。それとアンケートへのご協力とブログへのコメントありがとうございます。コメントに関しては頃合を見て必ずお返事いたしますので、申し訳ないですが今しばらくお待ち下さい。


さて、今年の大ブレイク代表格である新垣結衣の、初の主演映画となる今作。勇んで観に行って参りました。下半期に立て続けに公開される新垣3部作は、今年及び今後の若手女優シーン、果ては邦画シーンを占う上でかなり重要になると確信していることもあり、かなりの期待を持っていたのですが・・・。


結論からはっきり言いましょう。まあ上記点数を見れば一目瞭然ですけど、率直に失敗であると思います。例えるなら、

「見た目のよいとてもおいしそうなシュークリームがあったので口に放り込んでみたら、中のクリームの中心がわさびの塊であった・・・」



という感じ・・・。要は今夏を代表する「地雷映画」。今作と同じく今夏に公開された「スピードマスター」のようにあからさまに「危険臭」を発している映画を「怖いもの観たさ」「出演女優への愛情のみ」で観賞する場合と違い、「危険」であることの予想もそれに対する覚悟もなかったが故に、思いっきりダメージを負ってしまった・・・。恐らく全国で被害者が続出していると思われる。改めて、若手女優が主役を張る映画、どころか今の邦画の構造的欠陥を痛感させられた映画であった・・・。特に私のような「体質」の持ち主にとっては・・・。





<あらすじ>


姉の唐突な「出来ちゃった婚」とそれによるお互いの感情のすれ違いにより、1人暮らしをすることになった美大生のユイ(新垣結衣)。不安を抱えながらも新たな生活に多大な期待を持ってもいた。

だが、引越し先の隣人は誰一人として引越しの挨拶をかねて持っていった「引越しそば」を受け取ってくれず、さらには前の家に大事なものを忘れる始末・・・。何とも悲しい新生活のスタート。

しかし、そのことが、彼女に偶然の出会いをもたらした。


既に前の住居には新しい住民~いかにも「仕事が出来る」ってな感じの大人の女性アツコ(菊池凛子)が住んでいた。彼女は何とユイの新住居の「元住人」。つまりは同時期に綺麗に住まいが入れ替わったのである。さらにアツコは建築関係の仕事に就いており、ユイが学んでいる椅子の設計に詳しかったこともあり、すっかり2人は意気投合した。


一方、とあるミスにより、ユイは友人が勤めている仕事場でバイトすることに。そこにはユイの部屋の真上の住人タカシ(松田龍平)がいた。無愛想でとっつきにくい印象を持っていたが、彼の研究に打ち込む姿勢や自分の前から勝手に居なくなった恋人に対する優しさに惹かれ恋心を抱き始める。


彼女が憧れている両名であるが、その両名は共に恋愛で悩みがあった。恋人と関係が上手くいっていないらしい。だが、話を詳しく聞くにつれ、各々を悩ませている相手というのがもう一方の人物であることが判明する。要はアツコとタカシが恋人関係であったということだ。

この事実の判明を契機に、「タカシのことを好きな気持ち」と「憧れている両名の関係修復を願う気持ち」との間で激しく揺れ動くことに・・・。



<感想など>


今作は、

「自分が引っ越したところの元住人が自分が元住んでいたところに引っ越した」&「主役が恋心を抱いた真上の住人が元住人の元カレ」

という2つの偶然がもたらした人間関係が織り成すハートウォーミングな恋愛ドラマである。


配色やデザインに凝った映像やセンスの良い道具・小道具、服装、心地よいBGM・・・。登場人物らのほのぼのとしたやり取り・・・。


それらと、何より新垣の「ほんわかさ」や「柔らかさ」に満ちた圧倒的なビジュアルとキュートなしゃべり声とがもたらす雰囲気の良さが、今作の序盤を魅力的にしている。若干間延びしているか?展開が遅いか?と思わないでもないが、個人的に「まったり」という言葉がぴったりと合う序盤の丁寧でユニークなつくりには大変好感が持てた。


抜群とは言えないが、求められているであろう役割を堅実無難にこなした新垣の演技力も、主演初公開作ということを考慮すれば、何一つ不満に思うところはない。まるで新垣のファッションショーが如くの様々な髪型や服装の披露も、新垣ファンであるのなら感動モノであろう。今のこの時点において「最高にして唯一評価に足るアイドル女優」(レベルを問わなければ、福田や上戸らとアイドル女優は他にもいる)としての存在感を如何なく見せ付けたと考える。とにもかくにも彼女はかわいい。
(但し、彼女は「映画スタア」ではないと思っている。その理由はいずれ公開の「若手女優格付けチェックの最終回、長澤まさみのところで書く予定。)

しかし、そういった序盤に対する好意的な評価も、話が動き出すにつれ~菊池演じるアツコとタカシとの関係が明るみになってから~加速度的にダメダメさが増し丁寧確実に潰れていく・・・。


細かいところでは、まず序盤で構築した雰囲気に反する要素が少なからずあることだ。中西学を筆頭とするレスラー連中に、終盤唐突に登場する某ロッカーが演じるある役の存在及び、それらが織り成す醜悪なコメディーの数々は、真夏であるにも関わらず(観賞時)寒々とさせるに十分すぎるものであった。特に終盤空港に乗り込むところでのあまりに馬鹿馬鹿しいやり取りは、いったいこういう演出や役者の起用が映画の完成度や面白みを高める上でどのような効果を果たしているのか、全く以って意味不明。観ていて感動もへったくれもない。一発ギャグ的な映像の盛り込みも同様だ。


だが、これらことも今作の致命的且つ絶対的問題を前にしては「おまけ」に過ぎない。今作がダメダメになった何よりの理由は、今作において主役よりも重要であろう「主役が憧れる両名~アツコとタカシ」を演じた両俳優の魅力のなさ、特にタカシを演じた松田龍平の魅力のなさ・演技の下手さにある。


今作においては上記あらすじに書いたように、新垣演じる主役が結局最後まで松田演じる役に振り向いてもらえず且つ、菊池演じる役と彼とがヨリを戻すために奮闘する。ちょっと強引で身も蓋も無い言い方であるが、つまりは「恋愛ではユイはアツコに負けた」ということだ。

年上の大人の男に惚れたかわいくて若い女の子が年上の女に恋を阻まれる・・・。恋愛ドラマにおける一つのスタンダードであると言えるが、こういった作品の場合、負ける側の主人公の魅力もさることながら、それの相手となる大人の女性を演じる人物の魅力が極めて重要となってくる。そうでないと作品の説得力~主人公が2人の復縁のために奮闘するという主題の説得力がなくなり、面白みが失せるからだ。当然のことながらこの役を演じるものはヒロインを演じる女性とは全く違うベクトルでヒロインの魅力であるかわいさや若さに匹敵するかそれ以上の魅力を提示しなければならない。


で、その「大人の女性」役を演じた菊池であるが・・・。

演技に関してはまあ釈然としないものも多かったが及第点であるとは思う。しかし、至極個人的見解になるがルックスが・・・。悪いけどダメ。仕事ができるキャリアウーマンにお世辞でも見えないし、それ以上にヒロインを圧倒するほどの「大人の女性としての魅力」を感じ取れない。こういったものは演技の「技術」だけでは如何ともし難いからして、菊池をこの役に起用したこと自体への疑問が最後までぬぐえなかった。


しかし、それももう一方の松田龍平の問題に比べたら・・・。こっちは遠慮なく言うが、存在も演技もすべてが論外。

粘着性の気持ち悪さしか感じ取れないルックスに、毎度毎度の「自分ではきっと「イケてる」と思っているであろうが聞いている方は何言っているかさっぱり分け分からんぶっきらぼうでボソボソとしたしゃべり・・・。能面のように乏しい表情・・・。

「オタクで女性の気持ちに鈍感でありながらも何故かモテてしまう男性」を演じるにこれ以上不適な人物は恐らくいないのでは? 平岡裕太や加藤和樹といった若手俳優の方がずっと適していると思う。


アツコ演じる菊池とタカシ演じる松田・・・、冒頭から披露されるおしゃれでモダンな映像とのミスマッチ感が過ぎる。絵的に最悪。


さらに、演出やストーリーが悪いからしてもうどうしようもない。「半ば自然消滅の形で別れたが互いに未練を持っているとの話の流れであるのに、かみ合わないまでも、それぞれが相手を強く思う気持ちが作品全体を通して全く描けていない。作品にあるのは両名の「無気力感」ばかりで、私は最後の最後までこの両名に対し「本当に相手のことが好きなの?」との疑問、どころか著しい不満しか感じるものがなかった。

肝心の両名のビジュアルや演技、演出やストーリーがこんな様なので、「こんな様」に反して一人両名を結び付けようと必死にがんばっているユイ且つその役を魅力と意気込みとで好演している新垣結衣が露骨に浮いてしまっている。それどころか酷くアホに見える。このことが、今作の一番の問題であり面白くない理由である。


作品に適した役者をきちんと選出し、あくまで冒頭でのほのぼのとした雰囲気を損なわないようなストーリーと演出にしてさえいれば、評価はぐっと上がったことだろう。私のように菊池・松田両方とも嫌いであれば観るのはとても危険な作品。特にこれといって新垣のファンでもなく松田アレルギーの人は避けた方が良いと思われる。

新垣ファンにおいては、「新垣のプロモーションビデオにお邪魔虫が2人いる」と考えて観賞に臨むのが適当であると思う。
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2007/09/08 01:30|映画評トラックバック:0コメント:0

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