バツ丸のエンタメ問答

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CDレビュー~依然質は高いが問題もある

●竹井詩織里 「documentary」 評価:A-


amalogo111.jpg
(2007/09/12)


1. グッバイハロー
2. song for you
3. at eighteen
4. セツナの光景
5. ノーサイド


<問題点・注意点>

1・何故既にフルアルバムを出した当年にわざわざミニアルバムとして出すかの説得力に欠けている
2・最終曲であるカバー曲がイマイチ
3・相変わらず曲が穏当無難な作風





3rdフルアルバム「diary」を今年4月に発売したばかりであるのに、ミニアルバムであるとは言えわずか5ヶ月ほどで世に送り出された今作。

そういうこともあり、作りこみの面で不安が否めなかったのであるが、その不安は半分的中したという感じか・・・。

作風は前作と同様、全体の統一感を持たせた「コンセプトアルバム」的な作りとなっている。ただ、ミュージックフリークマガジンでのインタビューでも明らかになっているように、さらには今作のタイトルが示すように、季節を主題とした前作に比べ作詞においてより私的な面~特に歌手としてやっていくと意志を固めそれに向けて突き進んでいった十代後半の時の心境~が押し出されているのが、今作の最たる特徴であると言えるだろう。

平易な言葉で上手く日常風景や人間心理やその本質を巧みに表現する詞や曲の内容を的確に示した曲名をひねり出す言語センス、それを巧みに表現する歌唱技術・表現力は流石でより一層磨きがかかっており、彼女のアーティストとしてのスキルの高さ・センスの良さ、そして安定感を存分に感じ取れる。3曲目のような悲壮な曲や1・4曲目のような彼女が昔から得意とする爽やかで柔らかな曲を織り交ぜつつも、作品全体に統一感を持たせているのもそうであろう。

引き続き「GIZAの良心」としての存在感を見せたと言える良作であるとは思うが・・・。

ファンとしてその出来に「納得」はしても「満足」いくものであったかというと、残念ながらそうではない・・・。全体的にも個々にも不満が少なからずある。そして、アーティスト竹井詩織里にも・・・。


まず気になるのが、今まで数々の良曲を送り出してきたhiya&katsuma制作であり、ミュージックフリークマガジンで記事においても今作の中心的存在であると述べていた2曲目の出来。メロディーが完全に間延びしてしまっている。

また、ユーミンのカバーである最終曲も・・・。みょうちくりんなボッサアレンジにがっくりしてしまった。これはいただけない。

そして一番の問題は、全体的に前作の路線を踏襲した穏当な作風も相まって、フルアルバム発表から半年も経たない段階で「ミニアルバム」として出す意味・必要性を感じ取れないことだ。今作のようなつくりにするのであれば、あえてそうはせずとも、もっと制作時間を長く取ってフルアルバムとして出したほうが良かったように思う。

どうせなら、もっともっと実験性を見せて欲しかった。


それでも、前作にはなかったダークで激しい詞・歌唱を見せる新基軸の3曲目は、今作における数少ない収穫であろう。思うに、彼女得意の1・4曲目のような曲を主軸にしつつも、それと並列・対抗・補足するような形でもっといろんな楽曲にも挑戦し、様々な表情を見せるのが、今の彼女に必要なのではないだろうか。1・4曲目のような作風の曲ばかりでは穏当無難で面白みに欠けるし、今の竹井や彼女を支える製作陣にとって量産するのはさして難しくない。

しかし、彼女のアーティスト・ボーカリストとしての力量・魅力・潜在能力を考えたとき、それではいけないと思う。音楽やアーティストに対する欲求が尽きることのない私にとって、才能や魅力のあるものが、安易な方向に流れていくことが我慢ならないのである。竹井はこの段階で終わっていいアーティストではない。


ただ、悲しいかな、今のBeing/GIZA関係者の中で彼女の潜在能力・魅力を引き出せる人材が殆どいない。ディメンションの増崎氏や今まで竹井の経歴を代表する良曲を作ってきた後藤康二ぐらいなものだろう。前作・今作を聴いておぼろげながら感じたのは、今のGIZAの制作環境及びその中におけるアーティスト竹井詩織里の「限界」だ。恐らくこのことにいい意味での変化は現状では望むべくもない。

今のままでも十二分に「1流アーティスト」であるが、それを越えた「超一流」や「重鎮」になるには何かが足りない。格・凄みなどはその一つであろう。


暴論に過ぎないが、更なる高みを目指すためにはもうGIZAを離れるしか道がないのではないだろうか。
それか、Fayrayのように単身渡米するなどして自身を取り巻く環境を激変させ音楽修養に打ち込むとか・・・。

とにかく他力本願のままでは厳しいように思う。
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2007/09/14 02:14|アルバムレビュートラックバック:1コメント:4

コメント
なるほど
今作はイマイチ乗り気じゃなかったのでまだ買ってないんですが、買いの1枚ですか?
未だに2ndアルバムにハマっていて、竹井はかなり楽曲レベル高いイメージがあるので、ヘタな作品に手を出してイメージダウンするのを少し恐れてたのですが…だってGIZAだし(苦笑)

ここ最近のBe/GIZAの楽曲を聴いてふと思ったんですが、「君を知らない街へ」~「桜色」くらいまでの竹井の楽曲レベルは本当に素晴らしかったと思います。
この時期の大野さんは竹井に関しては本当、力作だらけで。

竹井もちょこちょこ作曲してきているようなので、徐々に、徐々に深みが出てくるんじゃないでしょうか?
やはり作曲家任せの曲を歌い続けていくより、自分の感性で造っていく曲を歌われる方の方がより深く独自の世界を築くことが出来ると思うし、なんとなく格も出てくる気がしますし。

今の制作環境では限界だという意見は同意です。
でも逆にGIZAだからこそ竹井詩織里をここまでのレベルの正統派(?)アーティストに育てられた気もします。制作環境の問題はなかなか難しいですね。
あっきー #k2/3fVuY|2007/09/23(日) 02:41 [ 編集 ]


>あっきーさんへ

どうなんでしょうね。お勧めかと言われるとちょっと疑問符がつきます。買ってそんはないと思いますが過大な期待は禁物ですね。まあ、「diary」に好意的であれば大丈夫かと。


>やはり作曲家任せの曲を歌い続けていくより、自分の感性で造っていく曲を歌われる方の方がより深く独自の世界を築くことが出来ると思うし、なんとなく格も出てくる気がしますし。


はほんとそうですね。時間かけてもらってけっこうなので、自作で良曲を作れるよう頑張っていただきたいのですが。


>でも逆にGIZAだからこそ竹井詩織里をここまでのレベルの正統派(?)アーティストに育てられた気もします。制作環境の問題はなかなか難しいですね。

これもそうでしょう。ただ、今のままでは厳しいと思います。思い着た行動が必要に思いますね。
バツ丸 #-|2007/09/23(日) 08:29 [ 編集 ]


「ノーサイド」、ユーミンの曲の中でも特に好きな曲だったので、かなりブーイングです。竹井詩織里=ボサノバの固定観念が製作陣の間に相当根強く浸透してしまっている??? 今までになく音質が悪いのも気になるところです。。。

それでもオリジナル曲、特に「at eighteen」はいい曲ですね。強烈なラテン・ピアノが印象に残って、おぼろげながらも新しい竹井詩織里を感じました。見方によっては、「北原愛子のテリトリーへの領土侵犯」という感じも(笑)。この1曲がある分、『Diary』よりも好きですね~。

そして、「セツナの光景」でラブハンドルズの溝下氏が作曲を手がけたことは、ラブハン好きには大きな喜びでした。単身渡米も確実にいい糧になると思いますが、個人的には外部のアーティストと積極的に交流を図っていっていただけたら、と思います。

最後に、バツ丸さんもお忙しそうですが、お身体大切になさってくださいませ。
栗ご飯 #-|2007/09/24(月) 02:55 [ 編集 ]


>栗ご飯さんへ

「ノーサイド」はあのヴォッサアレンジが珍妙さを出しただけで失敗しましたね。

ヴォッサ系を押し出すのはやめたほうがいいですね。急いで作ったのか確かに音質も・・・。ミックスが上手くいっていない?

「at eighteen」の実験性・攻撃性は収穫であったとおもいます。今後もこういう曲がほしい。


何であれ、彼女は環境を変えるときが来ているのかもしれません。外部アーティストとの積極交流は大歓迎ですな。
バツ丸 #-|2007/09/25(火) 00:52 [ 編集 ]

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■「documentary」 竹井詩織里
 一昨日フラゲした竹井詩織里さんのMini Album 「documentary」 を紹介します。 落ち込んだり、悩んだり・・・、日々の中で揺れ動く心を素直につづったドキュメンタリー、等身大の竹井詩織里が表現されている作品です。 感想ですが、さすがしおりん! 期待通りの完成....
日本の歌姫たち 2007/09/14(金) 18:24

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