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音楽DVDレビュー~こりゃすばらしい!!

●大鴉 「月下想奏 Tour“Blessed Rain”(限定盤)」


amalogo111.jpg


公式サイトは→http://www.taia.jp/pc/



<評価>

・演奏:★★★★☆ (ライブでの演奏技術)
・選曲:★★★★☆  (演奏された曲の内容)
・音質:★★★★  (音のバランス、明瞭さ、綺麗さなど)
・構成:★★★☆  (DVD作品としての構成 使用感など)
・価格:お買い得   (不適・やや不適・適性・お買い得・かなりお買い得)



・総合 ★★★★★★★★★  
(上記5評価を踏まえた上での最終的な評価・満足度 10段階)



<問題点・注意点>

1・「あさぎり」がブツ切れになっているのが・・・


久しぶりのDVD評。いや~大鴉は素晴らしかった・・・。





日本の音楽シーンにおいて、それに対し多くの影響を与えている優れたアーティストを多々輩出し、それもあってか一つのカテゴリーとして語られることの多い沖縄。

ここにまた、ハードロック・ヘヴィーメタルの領域においても、シーンに影響を与えうる可能性のある素晴らしい実力・魅力を持つバンドが存在する・・・。

もちろん、それはハイカラなどとというバンドではない・・・。以前このブログのレビューでも高評価をつけたメランコリックヘヴィーロック・メタルバンド、大鴉である。

今年に出た2ndアルバムが、一部の例外を除き日本人のHR・HM系作品に対しかなり厳しい評価をすることで有名なB誌においても86点と高得点を獲得し、インタビュー記事やライブレポ記事が掲載されるなど、徐々にではあるがその知名度と評価とを確実に上げ、活動領域を広げている彼ら。今年ワンマンツアーを行い、その最終日である東京での公演を収録した初のライブDVDとなる今作を発表したことが何よりもそのことを示している。

今作は、そんな彼らの、まさに今飛躍の時を迎えつつある彼らの勢いと魅力と実力とが存分に詰まった見事な作品である。いや、失礼ながらまだまだマイナーとしか言えないアーティストのライブDVDとしては屈指の出来ではないだろうか・・・。


今作を通じて彼らのライブでの演奏を初めて見たわけであるが・・・。上手い。超絶テク・バカテクの応酬、というわけではないが、全く以って無駄がなく、タイトで緊張感溢れる見事な演奏を見せてくれる。あくまでアルバム音源での曲の雰囲気を堅実に維持しつつ、このバンドの確固たる個性であり今までの日本のメロスピ系統・ヘヴィロック系統のバンド・アーティストになかった魅力である、


「重厚さや様式美、突進力、エッジといったメロディックスピードメタル、パワーメタル的醍醐味に、ドゥームメタル的な陰鬱さ、ヘヴィロック的なラフさにとっつき易さ、プログレッシブメタル的な複雑且つ変則的でメリハリの効いた展開に、さらには以上のような特性を有しつつも、それらすべてを貫く、90年代のジャパメタやJ-pop歌謡曲的キャッチーさと日本情緒溢れる和のエッセンスに、何よりメランコリックな雰囲気各々の絶妙なバランスとそれらの徹底融合」


を一層強化する、いわば技術誇示ではなく楽曲の魅力・完成度を引き立てることに主眼が置かれた演奏と言って良いだろう。


以前にもちらっと述べたが、欧州一辺倒になったり、アメリカバンド的ミクスチャー的ノリをいかにもそれっぽく盛り込んだり、という路線になったり、果てまた、イケてないジャパメタ路線になったり、極端な形での和の要素の誇示に陥ったり、としがちなこの手のバンドにおいて、彼らの作風とその完成度、楽曲に対する姿勢や多様性に満ちた音楽性は、今後の日本のハードロック・ヘヴィーメタル・ヘヴィーロックを考える上で一つのモデルケースとなるとすら思える。間違いなく新世代の音楽であると言える。メンバー個々の音楽思考・嗜好がこういった様々な魅力の源泉となっているのであろう。


話が少しそれたが、これら大鴉の魅力を存分に演出する演奏の中でも風河の奏でるキーボードと星花のボーカルが秀逸。キーボードに関しては、演奏こそ派手さはないが、音作りとフレーズセンスが素晴らしく上記大鴉の持つ様々な魅力~緊張感やトリッキーさ、音楽性の幅広さ~を的確に生み出している。公式サイトプロフィールを見るに彼はドリーム・シアターからかなりの影響を受けているようだが、正直、技術が凄いだけで何ら心に響いてこないドリーム・シアターのジョーダン・ルーデスより彼の方がよほどキーボーディストとして魅力・実力があると思う。

所詮、演奏技術というものは、あくまで楽曲の魅力を引き立たせる上での一つの手段に過ぎず、楽曲の魅力を損なうのであれば、仮に世界最高の演奏技術を見せてもそれはゴミに過ぎない。

のである。


そして、大鴉の大鴉らしさを考える上で風河同様なくてはならないのが、星花のボーカルだ。メタル的なハイトーンボーカルもミクスチャー的なシャウトボーカルもなく、攻撃性もなく、それどころか「歌謡曲的・演歌的」とすら言えそうな情感たっぷり且つ表現豊かな歌唱をして一つ一つの言葉を的確に歌い上げていく・・・。沖縄インディーズ時代よりも高いステージでのライブ経験により技術的な安定感も加わった彼女のボーカルは、若干の音程はずしや歌詞抜けといった問題がありはしたが、総じて上手く且つ安定しており、DVDでの映像であるにも関わらずグイグイと引き込まれてしまう。失礼ながらここまで歌えるとは全く予想していなかった・・・。CD音源ではちょっと弱いと思った1stアルバムのバラード曲も、このライブDVDにおいては全く問題なく、改めて彼らのどの曲も素晴らしいものであることを教えてくれる。


中でも、やはりと言うか、大鴉史上屈指の疾走曲「さくら」、メロディアスなミドルパワーバラードの「Bewhere」、複雑な展開とギター・キーボードのインストバトルが冴え渡る「風舞」「another aspect」が良すぎ。映像を見ていて生で聴きたいとの思いがどんどん強くなっていく・・・。恐らく初公開となる「DATENSI」も上々だ。

ただ、かなり素晴らしい作品であるからこそ残念だった点も少しある。

選曲に関しては、1stアルバムからシングルカットされた曲であり大鴉の音楽性を極めて端的に示している曲でもある「Prayer」をやってほしかった・・・。

また、この点以上に残念で理解できないのは「あさぎり」が途中でカットされインタビュー映像になってしまうこと。しかも、さあこれから、と一番盛り上がるギターソロ途中のところで・・・。初めて今作を見たとき、DVDの不具合とか再生機器の故障とかと思ってしまった・・・。

この2つの点がなかったら、★10個文句なしに献上できたのに・・・。

しかし、全体としては、徹頭徹尾彼らの魅力と実力、そして楽曲の素晴らしさを存分に堪能できる非常に素晴らしい映像作品である。彼らのファンであるのなら是非とも抑えていただきたい作品である。いや、下手をするとオリジナルアルバム以上に大鴉入門作品として適したものかもしれないので、ファンでない人も是非。


名古屋にもライブ来てくれ!!ワンマンで!!


月下想奏 Tour“Blessed Rain”(通常盤) 月下想奏 Tour“Blessed Rain”(通常盤)
大鴉 (2007/09/19)
バウンディ株式会社

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通常版はこちら。しかし、特典プロモ映像が秀逸なので個人的には限定版をお勧めします。
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2007/09/21 01:42|アーティストDVDレビュートラックバック:0コメント:0

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