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若手女優格付けチェック2007年上半期+α~最終回~邦画バブル・若手女優ブーム崩壊とスタア女優不在の中で・・・2

今回は管理人の映画哲学・女優哲学の根幹を成す「スタア女優論」を織り交ぜつつ、一連のシリーズの最後を締めたいと思います。





若手女優シーンが縮小し始めたように思う今日この頃。その理由は今まで書いてきたとおり様々あるが、今は優れたた実力・魅力を有す若手女優でひしめいているものの、「アイドル女優」か「映画女優」ばかりで、「スタア」と言うにふさわしい魅力を有し、業界を牽引する華やかな女優が存在しないことにあるのではと考える。


かつての女優の中から具体的な人名を挙げるなら、戦前戦後に小津作品を中心に活躍した原節子、1960年代の吉永小百合、1970年代後半から80年代半ばの夏目雅子らといった女優のような・・・。


昨年においては、宮あおい・沢尻エリカ・長澤まさみ・上野樹里の「四天王」が牽引車としての存在感を発揮したが、今年において宮は結婚、沢尻は熱愛に舞台あいさつ問題、長澤は熱愛とビジュアル劣化、上野はスタアとは程遠いコメディー路線・・・と、各々を取り巻く状況の変化や問題によりわずか1年ほどでその体制は終わりを告げることとなった。既にその後続である1988年生まれ女優(新垣・戸田・堀北)を筆頭に、それ以下の1990年代前半生まれまでに及ぶ数多くの女優でひしめきあう、と言えば聞こえは良いが、実質はブームとかを越え節操がなくなってきていると言ったほうが適当な状況になっているとすら言えるだろう。


さて、今まで散々「スタア女優」という言葉を使用してきたが、いったいそれに足る条件とは何だろうか? 個々に様々な意見があろうが、独自の見解を示すと


・圧倒的なビジュアル。しかも単に美しいだけでなく品や風格、凄みを有し、何よりスクリーンにおいて映えなければならない
・テレビドラマもさることながら映画での印象が強い
・水準以上の演技技術とセンス(あればあるほどよい)
・どの作品のどんな役を演じてもまず本人のビジュアルが際立つ
・大衆に広く知られ支持されている
・主活動がメジャー作品(思想性・芸術性が強い小シネ作品ではだめ)
・家族モノ作品やヒューマンドラマ、時代モノに強い
・同業者や業界関係者からの評価が高く寵愛されている
・業界や時代を代表する優れた作品に安定出演している



になると考えている。

分かりやすく言うに、スタア女優とは映画女優としての実力魅力とアイドル女優的ビジュアル・人気両方を備えた者と言えるだろう。


この項目を見れば、今の代表的若手女優において「スタア」と呼ぶに足る人材が居ないことが良くお分かりであろう。


そもそも90年代は、

http://www.eiren.org/toukei/data.html

における映画公開本数や入場者数を見るに、「映画斜陽の時代」と呼ばれた70年代以上の斜陽振りを見せた時代である。その大きな理由はバブルの崩壊による制作費の減少と、そして何より時代が80年代後半から「トレンディー・ドラマ時代」になっていたことが挙げられよう(くしくも夏目雅子の死後わずか数年で・・・。彼女の死は一つの時代の終わりであった)。


この時代に登場し、業界を席巻した女優、特に山口智子と松嶋菜々子に関しては、ルックスやスタイルの良さなどスタア女優的資質を有しているが、実質の活動領域はテレビドラマである。
(活動の長さのわりに各々の映画出演本数は、今の若手女優と比べてもびっくりするほど少ない)。
残念ながら映画で経歴を代表する結果を残せていないものを「スタア女優」と呼ぶことは出来ない。

つまりは、女優の資質・魅力云々以前のところで、スタアの主活動領域となる映画そのものが最も作られていない時代であるので、スタア不在の状況は当然の結果なのである。


しかし、2001年・2002年におけるジブリアニメヒットを経て、2003年の「踊る大走査線」、2004年の「世界の中心で愛をさけぶ」の大ヒットを契機に「邦画ブーム」が生じる。それは久しぶりに映画公開本数が「400本」を越えた2006年においても継続した。

そして、この「邦画ブーム」の中で、久しぶりのスタア女優が生まれる。それが長澤まさみであった。16~18歳ぐらいの彼女は、まさにそう言うに足る存在であり、夏目雅子が亡くなって以降久しぶりに登場した待望のスタアであったのだ。

しかし、先日放送された「ガンジス川でバタフライ」での、「肝っ玉母ちゃん然」とした恰幅の良い3枚目ルックスを見て泣けてきた。もはやスタア女優とはお世辞でも言えない・・・。


さらに、ここ数年映画は数多く作られているものの、既に何度も書いてきているように若手女優が出演するそれにおいて、特にその出来が酷くなってきている。女優の外見的魅力や演技力と同レベルかそれ以上に「スタア女優」を生み出すのに必要なのは「大衆映画の良作・名作に出演すること」なのである。どんなにスタア女優としての資質があっても、駄作や芸術性や思想性、実験性や前衛性の強い映画ばかりに出演しているものは断じて「スタア」ではない。
(この点で、作品や役にあわせ自らの魅力や存在感を出し引き出来る宮あおいや蒼井優は「スタア女優」とは言いがたいところがある・・・。但し宮に関しては違う側面を見せてきてもいるので後述。)


90年代でのスタア不在の理由とは全く違う「映画の質低下」が再び邦画界、若手女優らを取り巻く状況に暗雲をもたらしているのだ・・・。

それを示すがように、若手女優が主役を張る映画の興行は惨憺たる結果になっている。

とにもかくにも、幅広い世代層に受け入れられる良作がないことにはお話にならないのである。

まことスタアが出てきにくい状況ではあるが、スタアになれる可能性のある女優がいないわけではない。以下、「スタア女優候補」の女優について見ていこう。


U-22で限定するのであれば、スタア女優に最も近いのは誰を差し置いても成海璃子であろう。美貌、存在感、演技力どれをとっても既に上の世代の若手女優の殆どを圧倒している。

それに次ぐのが、既にハリウッド映画や国内の大作映画への出演経験もある大後寿々花。ルックスやスタイルではやや劣る面もあるが、スクリーン通して映える魅力と子役と言うのがはばかられる抜群の演技力は大物の風格に満ちている。

まあ、ルックスが以前のレベルに戻れば長澤まさみこそが以前スタア女優に最も近いのであるが、しかし、今の彼女はルックスもさることながら演技も伸び悩んでいる。演技力がそれほど問われないお誂えの映画ばかりに出演させてきたツケがここに来て回ってきた。


後は、小林信彦も推している堀北真希。様々な役をきちんと演じきれる柔軟性と気持ち溢れる演技は現時点でU-20女優の中でもトップ。しかし、ルックスはともかくスタイルに若干劣る面と、それ以上に出演作品の質に全く恵まれていないのが痛いか・・・。

但し、「イケメンパラダイス」で高視聴率を上げ、だいぶ一般的な認知も高まってきた。今秋には「ALWAYS~3丁目の夕日」の続編に出演し、来年からは大河出演、そして「東京少年」をはじめ公開待機作があるなど、いよいよ堀北に風が吹いてきた。現時点で「Wあおいの共演」に次ぐ「最強若手女優対決」となる「篤姫」において、いかにして宮あおいの牙城に迫れるかが、彼女がスタア女優になれるかどうかのターニングポイントになるのではと考える。

また、「NANA」出演以降の宮あおいもスタア女優的要素をもち始めた。「朝ドラ」に「王道ラブストーリー」、そして「大河」とメジャー女優の王道を歩み、数多くのCM出演で一般的な知名度を上げているのも、そのことを示していよう。

しかし、メジャー作品においても素晴らしい魅力と演技を見せ、余人を寄せ付けない彼女であるが、「サッドヴァケイション」を見るに、思想性・作品性の強い「メジャーとは一線を隔す映画」で何か黒いものを抱えた役を演じることこそが、彼女の女優としての本質に近いと改めて感じた。


この5者よりは劣るが、「天然コケッコー」で魅力・実力が開花した夏帆や、清涼感と知的さに溢れるルックスを有す藤井美菜も候補として挙げられよう。


しかし、今までの論の意味を失くすが、U-22に限定しないのであれば、宝塚仕込みの抜群の演技力と万人受けする清楚で抜群の美貌が素晴らしい檀れいと、結婚・出産・離婚を経て一気に成熟さを増し女優としての深みと女性としての美しさの増した竹内結子が、スタア女優に一番近いのではと思う。王道の娯楽映画に出演してもいるし・・・。

今年の邦画を観ていて思うのは、「非若手の逆襲」。数多く出てきた若手女優ブームにかこつけた作品作り・起用の限界が露呈し、長年経験を積みきちんとした実力のある20代半ば~30代後半の中堅女優の活躍が目立つこと。この両者だけでなく、麻生久美子、田中麗奈、板谷由夏、広末涼子、奥貫薫、木村多江、永作博美などなどと・・・。


今後はこういった女優らとも対峙して結果を出していかなければならないだろう。数年後に今の若手女優らがどうなっているのか、冷静さと熱さ両方をもって見守っていきたい。

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2007/10/09 23:34|女優・若手女優評論トラックバック:0コメント:0

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