バツ丸のエンタメ問答

音楽・映画・本好きのためのよろずやブログ

ホーム 全記事一覧 << 前の記事 次の記事 >>

カレンダー 

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

ただいまのお時間 

最近の記事 

月別アーカイブ 

カテゴリー 

最近のコメント 

最近のトラックバック 

おすすめ書籍 



読書履歴! 









検索 

ブロとも申請フォーム 

この人とブロともになる

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




--/--/-- --:--|スポンサー広告

CDレビュー~これがあんりこの選んだ道なのか・・・

●熊木杏里 「私は私をあとにして」(初回限定盤)(DVD付) 評価:A+

ジャンル:ポップス ロック


amalogo111.jpg
(2007/10/24)


1. 新しい私になって
2. 春の風
3. 七月の友だち
4. 最後の羅針盤
5. 君まではあともう少し
6. 幽霊船に乗って

7. 月の傷
8. 0号
9. 一等星
10. 朝日の誓い
11. 水に恋をする
12. ひみつ<ボーナストラック>



<問題点・注意点>

1・曲調が似通っている
2・かつてのスタイリッシュフォークと言うべき音楽性が殆どなく、癒し系の作風へと落ち着いてしまっている。





2年もの沈黙を破り活動再開して以降、有力映画の主題歌や大企業のCMソングとして楽曲が起用されたり、ライブやイベントも精力的に行うなど目覚しい活動を遂げている熊木杏里。知名度・地位ともに飛躍的に上がったと言えるだろう。

そして何より、2ndアルバムから3rdアルバムの時とは違い、前作から約1年1ヶ月での作品発表は、彼女の心身共の充実ぶりを示していると言える。

しかし・・・。デビュー時から既に確立されていた「至高且つ孤高」さは今作にも確かに存在すれど、その内容の変節がいよいよ決定的になった1作のように思う。


歌詞に関しては、悲しみや別れを感じさせる内容のものが少なくないが、曲調や歌唱に関しては前作と同様明るくさわやかなものが多い。しかし、詞に関しては、前作が「生きとし生けるもの」や「自らをはぐくんでくれた自然や家族、仲間」に対する慈愛・感謝の念」が強かったのに対し、今作においては前向きになれない人、心に傷を負った人に対し、かつてそうだった熊木からのエール的なものになっていると感じる。全編を通しや温かみや優しさで一杯だ。それは歌唱に関しても例外ではない。彼女の持ち味である透明感のある美声と力みのない歌唱が曲調と相乗効果を上げ、聴き手を優しく包み込む。資生堂の企業CMソングである1曲目やホリキッター出演でおなじみロッテのチョコのCMソングでおなじみ9曲目はその代表的なものであろう。


こうした変化は何より今作のジャケ写が端的に示していよう。かつてのそれらと比べると、写真の色合い、服、そして表情すべてにおいて、最も明るくさわやかなものとなっている。2年ものブランクがあったと時とは違い、今の彼女がいかに充実した時を過ごせているか、それを強く感じ取ることが出来る。


しかし、残念なことに「人としての成熟や充実」が必ずしも音楽を考える上でプラスになるとは限らない。


音楽をやる動機は人それぞれ様々あろうが、日常生活や対人関係、社会などに対する不満や悲しみ、苦しみがその原動力となっているだけでなく、音楽の完成度や凄み、アーティストの格を上げるのに多大な貢献をしている場合が少なくない。逆に言うと、一人の人間として・アーティストとして何か満たされてしまうと、一気にその音楽性やアーティストとしての良さが失せてしまうということだ。浜崎あゆみやCOCCOがその具体例であろう。熊木に関しては、「腑抜けになった」わけではもちろんない。優れた声質と表現力、優れたメロディーセンスと作詞能力をしての楽曲の完成度と世界観は依然高水準で安定している。

ただ、あまりに穏やか過ぎる。デビュー当初からの彼女の音楽性の特徴であった「ビートルズをはじめとしたロック・ポップス+井上陽水・吉田拓郎」とも言うべき「スタイリッシュフォーク」と称された音楽性がもう殆どなくなってしまっている。そこに秘められた他を寄せ付けない鋭さや哀愁、暗さ、厭世的で殺伐とした世界観、世間や社会に対する批判性こそが彼女の大いなる魅力・孤高性のよりどころであったはず。またこのことは楽曲の多様性を奪ってしまってもいる。


「私をたどる物語」「戦いの矛盾」や今作1・2曲目といった曲で彼女の存在を知った人や、またこれら曲が好きな人にとっては今作は非常に満足のいく作品であろう。

しかし、「今は昔」「ちょうちょ」「イマジンが聞こえた」「窓絵」「夢見の森」といった曲こそが彼女の真骨頂と考えている私にとっては、前作・今作の作風にはどうにも満足できないところがある。

今の彼女を見ていると1stアルバムの頃のような作風を望むべくもないことは、「一人の人間としての彼女」を考える上では大変喜ばしいことなのだろうが、「一音楽ファン・一熊木ファン」としては少し残念な気がする。また往年の作風のものを聴きたいと強く思っているのは私だけなのだろうか・・・。










・アーティスト評価
歌唱力9 (↓)
作曲9 (↓)
編曲9 (↓)
独創性10 (→)
安定性9 (→)
9 (→)
総合9 (→)
熱中度9 (↓)

スポンサーサイト




2007/10/30 01:36|アルバムレビュートラックバック:0コメント:0

コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバックURLはこちら
http://badtzmaru.blog34.fc2.com/tb.php/627-4c498b71

プロフィール 

聴いた曲の履歴!! 



プレイリスト詳細

アクセスカウンタ 

,
・トータルアクセス



・ユニークアクセス





ランキングに参加しています。よろしければクリックしていただき、投票にご協力いただけたらと思います。

その他コンテンツ 

・バツ丸のヲタク拝見
・過去のレビュー
・以前の他事争論
・名盤紹介
・墓場に持って行きたい曲
・月別CD DVD購入&試聴記録
・アルバムレビューについての説明

リンク 

ブログ検索 

おすすめCD!! 

購入・試聴CD 











DVD・その他 

Copyright(C) 2006 バツ丸のエンタメ問答 All Rights Reserved.
Powered by FC2ブログ. template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。