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2007年映画総評邦画各賞発表!!

今回は通常の総評を行います。


選出項目は


●最優秀邦画作品賞
●最優秀主演男優賞
●最優秀主演女優賞
●最優秀助演男優賞
●最優秀助演女優賞
●最優秀製作者賞
●管理人特別賞

となります。






●最優秀邦画作品賞

・大賞:「それでもボクはやってない」
・次点:「夕凪の街 桜の国」


稀に見る邦画不作となった今年。この2作の存在はそういう状況において数少ない救いであった・・・。この2作は間違いなく邦画史上に残る名作だ。共に、主演俳優らの優れた演技・ストーリー・演出をして鋭く鑑賞者に問いを投げかける。エンターテイメントとしてあるべき一つの姿であろう。

最後の最後までこの両作をどっちを大賞にするかもの凄く悩んだ。個人的には「夕凪の街 桜の国」の方が好きだったのだが、結果として逆になったのには、「それでもボクはやってない」が原作なしの「オリジナル」であったこと。

今、テレビを見ても映画を見ても安易に人気コミック・人気小説を映像化した作品や近現代を舞台とした懐古的作品が多く、個性も面白さもない。楽して儲けよう、確実に儲けようという魂胆ばかりが肥大化したこのような作品作りの姿勢は業界を今トコトン腐らせてしまっている。芸術とは創作である。創作とは先人の知恵や伝統を継承しつつオリジナリティーを追及していく行為である。周防監督が12年もかけ丹念に構想し作り上げたこの作品は、映画作りにおいてもっとも大事で今の業界にもっとも欠けているこのことを強く感じさせてくれる。周防監督の熱意が他の作り手たちに少しでも伝わってくれることを願ってならない。



●最優秀主演男優賞

・大賞:加瀬亮(「それでもボクはやってない」「オリヲン座からの招待状次点」)
・次点

 林遣都(「バッテリー」)
 吉岡秀隆(「ALWAYS 続・三丁目の夕日」)


主演男優に関しては、上記2作においてすばらしい演技を見せた加瀬に決定。風貌はさえないが、ほんと役者であると思う。

吉岡の熱の入った演技も非常にすばらしかった。この人はずっと「北の国から」のイメージが強かったことが、長所でもあり短所でもあったのだが、上記作品においてようやくその呪縛から抜け出せたのではと思う。

林君はただただかっこよかった。私にないものすべてが彼にはある(号泣)。



●最優秀主演女優賞

・大賞:竹内結子(「サイドカーに犬」「クローズド・ノート」)
・次点:
 
 麻生久美子(「夕凪の街 桜の国」)
 夏帆(「天然コケッコー」)
 宮あおい(「初雪の恋~ヴァージン・スノー」)
 

今年に関しては、竹内結子以外に考えられない。結婚・出産に不本意な離婚騒動により活動が著しく低調していたこともあり、復帰後の活動が上手くいくかどうかかなり冷ややかに考えていたのだが・・・。


うん、この考えは大はずれどころか、今年1年ですっかり彼女の虜になってしまった。彼女が若いときはルックス以外殆ど評価していなかったのに・・・。今年においては、出演作どれもにおいて、その作品の出来関係なく演技がとても印象に残った。若手女優にはなかなか出せない色気としなやかさ、そしてルックスの美しさだけに規定されない豊かな表情・・・、すべてが素晴らしい。

この1年でのとんでもない進化ぶりはいったい何なのだろうか。彼女個人にとっては不本意で不幸であろうことが、皮肉なことに彼女を人として、女優として著しく成長させたのだと思う・・・。

次点は3人挙げたが、その中であえて一番を決めるとすれば麻生久美子となる。前半部分の主役となる「原爆によって薄幸の人生を送らされることとなった主役」を熱の入った演技で見事に演じきった。ここ最近はどうにも作品にも役にも恵まれず評価も良くなかったのだが、この作品で一気に挽回したと思う。


今年は、竹内・麻生をはじめとした20代後半から30代前半の女優らの活動が目覚ましいのとは対照的に、2004年以降の邦画シーンを守り立てていった若手女優らのふがいなさが目立った一年でもあった。若手女優で選出したのは、宮あおいと夏帆の2人。

しかし、それは若手女優ら各々に実力・魅力が足りないわけではない。いや、その逆と言ってよい。今回の選出においても非常に大きな影響を及ぼしたのであるが、今の邦画の根本的な問題として、若手女優が出演している主な作品の質があまりに低すぎて、まったくその実力・魅力が生かされていないことがある。選出漏れとなってしまった北川景子・堀北真希・北乃きいはその顕著な例だ。本人たちのビジュアルや演技は良かったが、ストーリーや演出といった点での根本的な問題が選出をためらった大きな理由となってしまった・・・。選出した宮あおい・夏帆両名とそれ以外の有力若手女優との唯一にして絶対の差でもある。


宮あおいは若手女優最高にして最も安定した演技と、スクリーンにおいて恐ろしく映える抜群のルックスをしての圧倒的な存在感・魅力を如何なく見せ付けた。流石である。

そして、今年若手女優シーンにおける一番の収穫は夏帆であろう。銭型零の時とは比べ物にならない演技の成長振りと、ピュアなビジュアルが演じた役にぴったりはまり、恐ろしいまでの魅力を放っていた。来年には3作の公開が控えているが、どれほどのものを見せてくれるかとても楽しみである。



●最優秀助演男優賞

・大賞:堤真一(「ALWAYS 続・三丁目の夕日」)
・次点:

 役所広司(「それでもボクはやってない」)
 吉田栄作(「ミッドナイトイーグル」)


女優一辺倒で男優にあまり興味がないこともあってか、この賞の選出には毎度頭を痛める・・・。ただ、今年に関しては、やはり堤が個人的に一番印象に残った。どちらかというと嫌な奴やキレ者の役を演じるというイメージがあるのだが、今作での「ケツ」をかく動作をはじめ、頑固で、それでいて人情家というミドル昭和のオヤジの象徴とも言うべき役柄を見事に演じきっていたのがとても良かった。



●最優秀助演女優賞

・大賞:薬師丸ひろ子(「ALWAYS 続・三丁目の夕日」)
・次点:

 堀北真希(「アルゼンチンババア」)
 宮あおい(「サッドヴァケイション」)
 蒼井優(「クワイエットルームへようこそ」)
 永作博美(「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「クローズド・ノート」)


こちらも「最優秀助演男優」と同様、「ALWAYS~続・三丁目の夕日」からの選出となった。彼女はミドル昭和の典型的であり理想的でもあった母親に見事に合致していた。鈴木家夫婦を演じた堤・薬師丸両名が、今作を非常に良いものにしていたと思う。
 


●最優秀製作者賞

・大賞:周防正行(「それでもボクはやってない」)
・次点:
 
 佐々部清(「夕凪の街 桜の国」)
 山崎貴「ALWAYS 続・三丁目の夕日」


元ネタとなった作品があっただろうとは言え、オリジナルで且つ娯楽性と社会性とに秀でた周防監督の手腕は、今年の映画の中でも突出していた。上記にもあるが、今の映画に決定的に欠ける「あるべき創作の姿勢」を強く感じさせてくれた。



●管理人特別賞

・大賞 小池里奈(「夕凪の街 桜の国」)
・次点:

 堀北真希(「アルゼンババア」「恋する日曜日 私。恋した」「ALWAYS 続・三丁目の夕日」)
 北乃きい(「幸福な食卓」「スピードマスター」)
 柳生みゆ(「初雪の恋~ヴァージン・スノー」「それでもボクはやってない」)


この賞に関しては、「夕凪の街 桜の国」において、出番は少ないが両エピソードをつなぐ極めて重要な役となる太田京花をみずみずしい演技とかわいさとで演じきった小池以外に考えられなかった。本人は恐らくそれほど意識していないのだろうが、今作のようなすばらしい作品に出ることは女優にとって何よりも大事なことなのである。間違いなく人間としても女優としても、かけがえのない財産になったと思う。今後の活動及び成長に注目していきたい。


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2007/11/28 00:50|映画評トラックバック:0コメント:0

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