バツ丸のエンタメ問答

音楽・映画・本好きのためのよろずやブログ

ホーム 全記事一覧 << 前の記事 次の記事 >>

カレンダー 

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

ただいまのお時間 

最近の記事 

月別アーカイブ 

カテゴリー 

最近のコメント 

最近のトラックバック 

おすすめ書籍 



読書履歴! 









検索 

ブロとも申請フォーム 

この人とブロともになる

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




--/--/-- --:--|スポンサー広告

CDレビュー~素晴らしいのだけど・・・

●SeanNorth 「HOME」 評価:A+

ジャンル:アイリッシュフォーク トラッド ポップス

home.jpg
(2007/12/26)

公式サイト→http://seannorth.jp/

*通常入手は出来ないようです。公式サイトより購入可能です。


1.スタンレーの魔女
2.HIGHWAY LOVERS

3.パラレルワールド
4.天国のマーチ
5.ノーチラス
6.Home, Sweet Home


<問題点・注意点>

1・前作「線香花火」「言葉ひとつ」「千年樹」に相当する和の情緒を感じさせる楽曲がない
2・1の理由もありやや重厚さに欠け、詞の青臭さが浮き立ってしまっている
3・ロックテイストや前衛さの後退
4・3曲目の出来が良くない







2006年、ガーネットクロウや宇多田、Fayrayといった強靭なアーティストやその作品が強烈な存在感を放つ中、新人アーティストであるにも関わらず彼女らと遜色ない凄みを見せ、2006年の個人的音楽ライフを極めて面白いものにしてくれたアーティストが居た。それがシャーンノース。

日本でここまで優れたアイリッシュフォーク・ポップ・ロックをやるアーティストが居たのかと、そのときの衝撃は今でも忘れられないでいる。

しかし、悲しいかな、2ndシングル「ソメイヨシノ ―桜の木の下で―」を発表した後に所属レコード会社が倒産という不幸な事態に見舞われてしまう。そして沈黙・・・。

悩んだ末の彼らが選んだ道は再びインディーズにもぐることであった。心機一転で、楽曲制作はもちろん、レコーディング、歌、デザイン、すべてを自分たちのイメージのままに作り上げた、所属レコード会社やそこでの各関係者の意図に全く左右されない純粋にメンバーの実力・魅力が反映された音楽。まさに「シャーンノースのシャーンノースによるシャーンノースのための音楽」、それが今作である。


上記意図が影響したのか、ミニアルバムである今作は、シャーンノースの音楽的原点である伝統的なアイリッシュ音楽へと回帰した作風となっている。アイリッシュ伝統楽器による演奏とLumiのスキャットオンリーの歌唱で構成されたインストルメンタル曲である1曲目のわずか数十秒の旋律が、そのことを何よりも雄弁に語っていよう。その演奏や編曲、歌唱、それらが織り成す神秘的で壮大な音楽に鳥肌が立ってくる。今作を聴いたのは今年であるが、もし昨年のうちに聴いていたとすれば、間違いなくこの曲を最優秀楽曲の最有力候補にしていたに違いない。

その半インスト的曲に続く形で始まる疾走感と爽快さ、牧歌的雰囲気に満ちたアイリッシュポップス・ロック曲である2曲目の出来にも圧倒される。これこそがシャーンノースの音楽だ。

Lumiの歌唱は前作の時よりもさらに成長を見せており、特にバラード曲での表現やスケール感のそれが耳を惹く。アイリッシュ音楽専門の歌い手ならいざ知らず、オールラウンダーの歌い手でここまで魅力的で、しかも聴きやすい歌唱で歌い上げる人はそうはいないだろう。

簡素なアコースティックギターとピアノを従える形でじっくりと聴かせる最終曲も今作の大きな聴かせどころである。

とにかく、アイリッシュ音楽やトラッド、フォークに対する敬意や愛情を強く感じ取ることが出来る。

ただし、皮肉にもこのことが前作ほどには今作を評価できなかった大きな理由となってしまった。つまりは、アイリッシュ音楽への傾倒が強めに出てしまったということだ。

個人的にはアイリッシュ音楽は大好きなのだが、1stアルバムの帯に書かれていた宣伝文句~「心はフォーク、音は今」~が示すような、伝統(アイリッシュ音楽)と今(ロック、ポップス)が絶妙に融合した、具体的な曲名で言えば「final your song」「夢見るジョニー」といったプログレッシブな音楽性にこそシャーンノースの最たる魅力があると思っている。6曲収録のミニアルバムということを考えれば依然今作の音楽性の広さはさすがであると思うものの、やはりフルアルバムと比べると物足りなさは否めない。特に「線香花火」「言葉ひとつ」「千年樹」といった和の情緒を感じさせるエモーショナルな楽曲を見受けられなかったのが残念であった。

しかし、所属レコード会社倒産という憂き目にあいながらも、すばらしい2ndアルバムを出してくれたことに心から感謝したい。インディーズとかメジャーとかそんなこと関係なく彼らには末永く活動してくれることを願わずにはいられない。










・アーティスト評価
歌唱力9 ()
作曲9 ()
編曲9 ()
独創性9 ()
安定性9 ()
9 ()
総合9 ()
熱中度9 ()


スポンサーサイト




2008/01/18 01:58|アルバムレビュートラックバック:0コメント:4

コメント
いいですね~
自分もアイリッシュ音楽をやる某アーティストが好きで、バツ丸さんが以前SeanNorthの1stアルバムをレビューされたときから注目してました。

しかしながらそのとき1stを視聴したときにはなぜかピンとこずそのままスルーしてましたが今作の一曲目を聞いて購入を決意。先日とどいて今も聞き込んでるところです。

いやー、いいですね~。M1、M2、M6はほんと名曲だと思います。各曲にたいする評価はだいたいバツ丸さんとおなじような感じですが、自分が好きなアーティストっていうのがもっとアイリッシュ音楽に傾倒している人なので全体的にこれで満足してます。逆にSeanNorthの本来の音楽であろうM2には最初面くらいました。1stはもっとすごいんですかね。余力があれば是非聞いてみたいとおもいます。
バビデブー #-|2008/02/16(土) 15:50 [ 編集 ]

某アーティストって?
>バビデブーさんへ

某アーティストって何ですか?気になります。SeanNorthはいいアーティストだと思います。

個人的には1st、2nd共に大好きですね。ただ、1stはアイリッシュ音楽とは違う和のエッセンス溢れる楽曲で非常に素晴らしいのがありますが、その辺りのところをどう評価されるかで作品に対する評価も変わってくると思います。

1stは個人的に良い作品だと思いますので機会があればぜひ聴いてみてくださいな。

バツ丸 #-|2008/02/18(月) 00:56 [ 編集 ]

実は・・・
実は聞かれるのを期待してました(笑)
でもお勧めはできないんですよね~。

Akeboshiと言うアーティストなんですが、男性シンガーソングライターです。音楽性はアイリッシュフォークを基調にエレクトロニカ、ハウス、ジャズなど多様な音楽のエッセンスを加えたような感じでしょうか。SeanNorthの音楽より全体的にスタイリッシュな印象があります。

今作一曲目のように壮大で聞き手を楽曲の世界観に引きずり込むような曲がなく、バツ丸さんがSeanNorthの1stのレビューで書かれていた「単にいい音楽に始終しがち」というのに見事に合致しているような気もしますが、聞き手の心境(特に哀愁)に合致したときにはものすごく魅力的です。そして様々な曲種における編曲の素晴らしさには毎度感心させられます。

女性ボーカルではありませんが素晴らしいアーティストだと思います。機会があれば是非。
バビデブー #-|2008/02/21(木) 16:57 [ 編集 ]

とりあえず
>バビデブーさんへ

Akeboshi、知人で持っている人がいましたので調達しました。まだ聞いていないですが楽しみです。

バツ丸 #-|2008/02/26(火) 23:22 [ 編集 ]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバックURLはこちら
http://badtzmaru.blog34.fc2.com/tb.php/671-018a8af9

プロフィール 

聴いた曲の履歴!! 



プレイリスト詳細

アクセスカウンタ 

,
・トータルアクセス



・ユニークアクセス





ランキングに参加しています。よろしければクリックしていただき、投票にご協力いただけたらと思います。

その他コンテンツ 

・バツ丸のヲタク拝見
・過去のレビュー
・以前の他事争論
・名盤紹介
・墓場に持って行きたい曲
・月別CD DVD購入&試聴記録
・アルバムレビューについての説明

リンク 

ブログ検索 

おすすめCD!! 

購入・試聴CD 











DVD・その他 

Copyright(C) 2006 バツ丸のエンタメ問答 All Rights Reserved.
Powered by FC2ブログ. template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。