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映画評「人のセックスを笑うな」~これも酷い・・・

・評価:30点
(永作博美の魅力でもったようなもんです。 蒼井優ファンにはお勧めしません。)

某所での用事の後に強行スケジュールで観てきました。観客もいっぱいでチケット買うのも大変でしたが、完全地雷の作品でした。





<あらすじ>

ある冬の日の夜明けに、美大に通うみるめ(松山ケンイチ)、堂本(忍足修吾)、えんちゃん(蒼井優)が車を走らせていると、トンネル内から車を追っかけてくる女性を目撃する。幽霊かと思う3人であったが、実は終電に乗り遅れたので乗せてほしいとのこと。その女性は不運なことに靴ずれを起こしてもいた。女性と別れる時にみるめは自分の草履を渡す。それがみるめと猪熊ユリ(永作博美)との出会いであった。

後に大学内の喫煙所でタバコを吸っていたみるめは、隣に座っている人に火を借りようとした。しかし、何とその人は先日荷台に乗っけた女性であった。驚く彼を尻目に彼女は何食わぬ顔で自室でリトグラフの作業にふける。臨時に赴任してきたばかりの非常勤講師であったのだ。みるめは、彼女の奔放な大人の魅力に惹かれ足しげく学内のリトグラフ教室や彼女のアトリエに通うようになった。そして、いつしか関係を持つようになった。しかし・・・、ある時彼女の家に行った際、何食わぬ顔で「人妻」であることを告げられる。しかも当人の父親ぐらいの世代の男性と結婚しているという事実にみるめはショックでふさぎこんでしまう。そして・・・。


<感想など>

前回みた「ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ」は危険だと認識しながらも、その認識以上に酷過ぎた作品であるが、こちらは完全に予想していなかった酷さであった。

ただでさえ、映画評論ブログ界においても自他共に認める「アンチ松山ケンイチ」であるが、それを上回る「永作博美・蒼井優」への思いを抑えられず観に行った。その被害は予想を遥かに超えたものであった。


この映画、典型的に私が苦手・嫌いなタイプである。かつて厳しい評価をした「好きだ」と同様の問題を抱えた作品と言えるだろう。

今作は、ワンカット・ワンカットがかなり長く、カメラを据え置きで役者たちにその場のノリ・流れで自由に演技をさせて、それにあまり手を加えず淡々と記録していくタイプの映画である。しかし・・・。それが、刺激的なタイトルが喚起させるであろう内容とは全く無縁の退屈さしか出せていない。

もう、無駄なカットの雨嵐。蒼井がギャラリーで菓子を食いまくる場面や、松山を淡々と映しただけの終盤学校の屋上での場面をはじめ、「だから何?」と苛立ったり眠くなったりする場面がひっきりなし。ただただ全体が間延びしている。

肝心の恋愛面でも描写がいい加減で。

何で永作演じる人物が松山演じる人物を好きになったのかがよくわからない。その逆は良くわかるのであるが。

また、結局この二人の恋は、永作演じるユリが既婚者ということもあり、いわば道ならぬ恋なのだが、その表現において重要である女性側の人間関係の描写、ここでは女性の旦那の描写が弱過ぎたのも痛い。ヒロインと年が親子ほども離れている夫という設定はいいのだが、後半の数場面を除いてこの二人が夫婦であることを上手く描けていないため、肝心の主役同士の恋愛の話が盛り上がらない。

両者の関係に関してもひどくあっさり、というよりも描写が途中で放棄されたような印象を受けた。オチつかなかったし。


役者の演技や魅力にかなり依存した映画は、出演する役者の技量と魅力が高くないと、もうどうしようもない作品になってしまう。今作はそのことを見事なまでに示した。


同じような製作手法がとられた「好きだ」は、あおい様と西嶋秀俊が最高の演技を見せてくれたのでまだよかったのだが、今作は・・・。


永作は最高だ。御歳37歳であるのに、それを全く感じさせないキュートさはもう魔性の魅力としか言いようがない。若者がその年の差を超越して惚れるのも無理はない魅力ぶりを完璧にその演技とルックスで表現できていた。肝心なところを見せてはくれなかったが、1枚1枚服を脱いでいくところにはかなり興奮した。

この人は名優とか上手い女優と言うよりも「快優」と言うのがふさわしい。その存在感は異様。「クローズド・ノート」をはじめ、彼女は若手女優キラーではないかと、今作を観て感じた次第。(下記に書きますが、蒼井優は完全に潰されましたね)


しかし、それ以外の主要キャラである2人を演じた蒼井と松山がね・・・。酷かった。

上記にもあるが、カメラを固定&長回しで俳優の自主性や感性に任せる映画ってのは非常に難しく、さらに観る者を選ぶ。

松山は予想通り酷い。この淡々とした口調と乏しい表情に満ちた下手な芝居には心底うんざりだ。業界では賞賛されまくっているが、松田兄弟同様外見的魅力もないし演技も下手すぎる。何でこいつを持ち上げるのか全く理解できない。ここまで来て全く演技に成長が見られないのは、もう根本的に役者としての適性がないことを示しているとしか思えない。


まあ、所詮こいつは予想通りなんで問題なし。映画の魅力を確実に下げてはいたが、鑑賞前からこうなることは織り込み済みだ。

だが、問題は蒼井優。遠慮なく言うが、今までの演技の中でワーストレベルだろう。

この人は「ハチクロ」や「フラガール」のように快心の演技を見せる反面、「変身」のように時々ものすごく酷い様を見せる時もある。時々おおコケしてしまうのが、もう一人のあおいこと宮崎あおいとの大きな差のように思う。あおい様に比べるとより「感性」で演じるという役者としての特性が影響したのだろうか。彼女の持つ爆発力が今回は完全にマイナス方向へと作用してしまった。個人的には今作の彼女に関し何一つ褒めるところがない。中でも露骨に作った感が出てしまっている甘えキャラ演技は最悪であった。作中の役柄のみならず、女優としても永作に完敗していた。


松山・蒼井両名とも、長すぎるカットを「どうしよう」「どのようにして埋めよう」との意識が出過ぎて演技が全然自然でなかった。こういう作品を演じるには実力が足りない、ということだろう。


結局今作は永作の独り勝ち、永作の魅力で維持された映画である。彼女のファン以外にはお勧めできない。特に私のように松山ケンイチが嫌いな人はもう別の映画を観にいった方が賢明かと思われる。

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2008/01/28 02:25|映画評トラックバック:0コメント:0

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