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映画評「東京少年」~堀北の演技力と存在感に助けられた作品

・評価:80点
(ただし、非堀北ファンや彼女を女優として評価していない人だと60点以下かも)





<あらすじ>

幼いころに交通事故により両親を失ったみなと(堀北真希)はコンビニでアルバイトをしながら、祖母と二人で生活していた。さびしくはあったが彼女には文通相手のナイトが居た。同い年の男性であること以外何一つ彼について知らず、もちろん会ったこともないが、両親が亡くなって以降、ナイトは彼女にとって本音を打ち明けられる唯一の存在であり自分にとっての支えであったのである。

やがて彼女はバイト先のコンビニで出会った医学部を志すシュウ(石田卓也)と両想いとなり交際を始める。そのことをナイトに報告したが、喜んでくれるものと思いきや交際を反対するナイトの姿勢にみなとは戸惑いを隠せない・・・。

シュウが受験を控えた急がしい時期ではあったが2人は初デートをすることに。いい雰囲気となりデートは順調かと思われた。だが、キスをしようとした時・・・。

気づいたら自分の部屋で寝ていた。どうやら気を失ってしまったらしい。だが、その後に会ったシュウは今までと別人のようによそよそしい態度を見せる。再びのデートでもまた同様のことが生じ、シュウの態度はよりよそよそしくなった。そして、唐突に告げられた別れ・・・。

シュウは「彼女がいたから」と、別れの理由として言うが、どうにもそうだけとは思えない何か隠していることがあるようにみなとには思えた。たが、その何かが分からない彼女は突きつけられた現実を前にただただ泣くことしか出来なかった・・・。

何故こういう結果になったのか・・・。それにはみなと本人が知ることの出来ないとんでもない事情があったのである・・・。


<感想など>

主要登場人物は皆有力どころであるが主要出演者が4人程度ということもあり、非常に上映館数が少ない今作。そのことを惜しいととらえるか、当然ととらえるかのどちらになるかに関しては、大きく評価が分かれると考える。

今作は、堀北演じる主役と彼女と付き合うことになる石田卓也演じる男性との恋愛模様を描いたラブストーリー。だが、その構成が変わっていて、

恋愛模様の本編→恋の終わりの描写(女性主役視点)→同男性主役視点→???→恋愛模様本編(エピローグ)

となっている。ミステリーで言うところの、本編→解決編→エピローグと似たような変わった構成で、実際ミステリー的な謎解き要素がある。

ただ、ラブストーリーとしては凝った感のあるこの映像構成・編集は残念ながら作品を面白くする上で成功したとは言い難いところもある。

そもそも「犯人は誰か?」とか「何故そうしたのか?」とかが作品の核心となる事件ものミステリー作品とは違い、既に鑑賞前から作品の核心=「みなとが二重人格者であること」が明確に分かっているからだ。あえて伏せた「???」の部分以外は、そのわかりきったこととそれにまつわる話を人の視点を代えて描写しているに過ぎない。にも関わらず、各パートにおいてやたらと使い回しの映像が多いこともあり、結果としてはまわりくどさとテンポの悪さしか鑑賞者に与えていないように思う。公式サイトを見ると、製作の時間があまりなかったようであるが、そういった事情が少なからず出てしまったのであろう編集のばたつき加減が終始気になった。

原作を読んでいないので一概に言えないところもあるかもしれないが、もっと編集をスマートにするか、または視点をかえることでそれまでで描かれていなかったことを巧みにあぶりだしていくような「映像に重複のない構成」にした方が良かったのではないだろうか。


しかし、堀北の演技はそういった映画の問題を補って余りある程の凄さがあった。

「二重人格の持ち主で、しかももう一つの人格が男性で、本来の人格である女性に惚れ、さらに両人格とも失恋を経験する」

という難役をまさかここまでのレベルでこなせるとは・・・。幸薄な美少女の演技も良かったが、やはり見どころはもう一つの人格たるナイトでの演技だろう。さして大きい体でもないのに、スイッチが入ったかのように男性に変わった後の場面における表情の鋭さや風格は見事の一言に尽きる。みなとに対する強く深い愛情、しかし、そうであってもどうすることもできないナイトのもどかしさと懊悩・・・、そういったものの表現が抜群で、何故ここまでの凄味を出せるのだろうと、理屈抜きで感動させられた。この作品はあの「イケパラ」のだいぶ前にとられた作品であるが、今作の演技ぶりを観ていると、「イケパラ」での演技はお遊びにしか見えない。


彼女が出ているすべての場面が印象的であったが、鏡に映っている自分にキスする場面と最後、石田演じる役に願いを託す場面での演技は、この私ですらウルっとくるものがあった。今年の名場面と早言い切って良いだろう。


今作は堀北がU-21最高の女優であり、若手女優最高峰である「Wあおい」の牙城にいよいよ迫らんとしていることを明確に感じ取れる作品。堀北ファンであるのなら何をさておいても観に行っていただきたい。
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2008/02/06 01:36|映画評トラックバック:0コメント:0

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