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映画評「チームバチスタの栄光」~謎解き部分が弱過ぎ

・評価:60点




<あらすじ>

拡張型心筋症に有効ではあるものの、難手術としても有名なバチスタ手術。しかし、アメリカで修業をした天才外科医、桐生恭一(吉川晃司)率いる東城大学医学部附属病院のバチスタ手術を専門に扱う「チーム・バチスタ」は、何と成功率60%の手術を26例連続で成功させ、「チーム・バチスタの栄光」とまで称えられ、注目を浴びていた。

しかし、その後3例連続で失敗し患者を死亡させる。病床が故の仕方ない出来事なのか、医療ミスか、それとも故意の殺人か・・・。様々な憶測が各所でされる中、その憶測による疑念を晴らすため院長は、通称「愚痴外来」に勤務する診療内科医師の田口公子(竹内結子)に内部調査を命じる。さっそく調査に入るものの門外漢であることと元来の性格もあり、上手くいかず、何らかの疑念を感じつつも結局何も掴めず、「単なる事故」で報告しようとしたその時、突如病院に入ってきた人物~厚生労働省の高級官僚である白鳥(阿部寛)が「これは殺人だ。犯人はチーム・バチスタ7人の中にいる」と言いだす。

白鳥と共に再調査をすることになったのだが・・・。



<感想など>

「現役医師」が書いた医療ミステリー作品と言うことで話題となりベストセラーになった今作を映画化した今作。「原作の魅力・人気に依存した作品の安易な乱発」とそれによる作品レベルの低下は今のエンタメ業界の根本的問題であり構造的欠陥でもあるが、今作もそのことを感じさせてくれる、出来としては何とも「微妙」な作品であった。

現役医師が執筆、ということの一番の売りであろう医療考証に基づいた手術シーンに関しては、「凄い」とまでは言えないが、邦画としてはかなり健闘した出来であったとは思う。

しかし、逆に言うと今作の見どころは殆ど「それだけ」しかなかった・・・。作品の根幹となる「人物描写」とミステリーの醍醐味とも言える「謎解き」がかなり弱い。


人物描写に関しては、犯人候補となるチーム・バチスタの面々を演じる役者の役に対する外見や演技があまりにストレートすぎて全く深みがないに尽きる。「時代劇の悪役」「ミステリー作品で真っ先に殺される人」が如くもうその外見通りの人物描写・性格設定。そこに「一見●●なんだけど、実は××・・・」といった意外性や面白さは皆無。よって、せっかくそれなりの役者を起用しているのに決まり切った役を機械的に演じさせているとの感が否めず、役者の演技や魅力を楽しめるレベルには達していない。特にこのチームの柱である天才外科医に関しては、演じた吉川の演技の下手さも災いし終始痛かった。

それ以上に致命的なのは謎解きだ。常々言っているが、「謎解明までに作品の面白さを損なわない範囲でその謎を推理・判断するだけの材料を鑑賞者に与えなければならない」というミステリーの基本が全くできていない。今作を構成する謎は大きく2つあるのだが、1つ目はともかく、事件の真の核心であり真犯人の発表となる2つ目の謎解きに関しては、事前にその情報の提示が全くなく、さらには何故27例目から犯人が犯行を行ったかの動機説明もないので完全なこじ付けでしかない。典型的アンフェアなミステリーだ。

さらにそれだけでなく、結局1つ目の謎が事件にどう影響を及ぼしているのかが分からなかったのも大きな問題であろう。1つ目の謎に絡む重要人物2人の存在価値まで疑わしくなってくる。

つまり、ミステリー作品としての体をなしていないのである。


ただ、それでも何とか踏みとどまれたと思えるのには、主役を演じた2人の魅力があったからか。まあ、阿部ちゃんの出番はあまり多くはなく、若干空回り気味でもあったのだが、やっぱり彼はいいね~。一方の竹内はややビジュアルの疲れもあり演技も凄いというわけではなかったが、流石の雰囲気と存在感を見せつけたとは思う。バチスタ手術失敗後に泣き崩れる所や最終場面でのキュートさは個人的にたまらなかった。

但し、2人が大活躍するソフトボール場面に関しては、その存在意義が疑われるところではあるが・・・。これをファンサービスととるかおふざけととるかで・・・。


両名どちらかのファンやミステリー部分の論理性を気にせず受動的に楽しめる人であれば観に行っても良い作品だとは思う。
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2008/02/20 13:29|映画評トラックバック:0コメント:0

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