バツ丸のエンタメ問答

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CDレビュー~最高レベルの商業音楽:これぞ王道J-pop!!

●彩音 「ARCHIVE LOVERS」 評価:AA

ジャンル:J-pop ハードポップ ハードロック


amalogo111.jpg
(2007/4/25)

視聴は→http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=VGCD-50003(1・2・10・11曲目が特におすすめ)

1. ORANGE
2. Private place

3. アカシアの木の下で
4. After Rain
5. ARCHIVE LOVERS

6. そよ風のシルエ
7. Film Makers
8. コンプレックス・イマージュ
9. To the Moon
10. 龍刻の彼方へ

11. 嘆きノ森
12. カカシ
13. ロマンシングストーリー



<問題点・注意点>

1・ジャケデザインはもう少し何とかならなかったんでしょうかね?





一般的にはあまり、というより「ほとんど」と言っていいくらいに知られていないものの、その筋においては確固たる実力者・人気者として名を馳せている者がどの業界にも必ず居る。2004年にデビューし、アニメ・ゲーム音楽業界を主軸に活動している彩音もその内の一人である。それは、デビューから3年を経ての1stアルバムと、一般的な基準と比べるとかなり遅めの第一作ではあるが、表題曲以外のすべての収録曲がタイアップ付という事実から見ても、そのことは言えよう。

最近は二言目には、「ここ数年のアニメ・声優アーティストは素晴らしい」と言いまくっているが、彼女もメジャーを軽々と凌駕するほどの充実ぶりを証明するアーティストだ。彼女の存在を知ったのはほんの最近で、とあるところで耳にしたある曲及びそこでの歌唱・声質がとても気に入ってそのまま唯一のアルバムである今作を購入するに至った。

その曲は→http://lass.jp/product/11eyes/download/index.html
(*リンク先はPCアダルトゲームサイトです。このページの真ん中より少し上の所に音源がありますが、何分サイトの特性が故にご注意ください)

残念ながらこの曲は収録されていないが、そのことを全く問題にさせない、見事としか言いようのない完成度。アニメアーティストだからと思ったり、それが故の偏見を持って聴いたりするとかなりのショックを受ける作品ではないかと思う。実際私は、自分の予想を遥かに超える内容・出来に驚いている。

彩音の曲を聴いていて非常に面白いと思うのは、楽曲から殆ど洋楽っぽさを感じさせないことだ。かといって今の主流女性アーティストの音楽とも違う。そう、「古き良き90年代J-pop」。これが彩音の音楽の大きな特徴である。初めて作品を聴いた時に真っ先に感じた印象が「浜崎あゆみ+Every Little Thing+α÷2」と言えば、なんとなく察しがつく方も多いことだろう。古の日本歌謡曲・アイドル歌謡曲の持つ懐かしさや明快さ・ノスタルジー・センチメンタリズムにガールズポップ時代のアーティスト性にポップできらびやかな感性を高度に凝縮・融合させた極めて王道且つ商業的に洗練された音楽~かつてのビーイングやエイベックスが最も得意とし、時代を制した音楽である。だが、今のメジャーにおいては最も廃れているジャンルのひとつになってしまい、ことここ数年においてはアニメ・ゲーム業界に属するアーティストがほぼ独占的に担っているのが現状だ。

プロデューサー兼大半の曲を手掛けるのはその筋で有名な志倉千代丸。しかし、同じ人物が楽曲を手掛けてはいるが、懐古的なアイドルポップあり、突進力のあるハードロック・ハードポップあり、前衛的で民族音楽の要素もある曲あり、ノリのよいテクノナンバーありと非常に幅広いジャンルを網羅し、飽きさせない。それに加え、1曲を除きすべてがタイアップ曲ということもあってか、大半がシングルカットしてもOKと思えるほどに印象的で質が高い。どこぞの製菓や清涼飲料水のCMに使用されヒットしたとしても何ら不思議ではないだろう。

特にこれと言っての凄みや圧倒的な何かや工夫があるわけではないが、着実な楽曲の製作と盛り込みいう、最も明快にして最も難しく、最も当たり前のことを高次元で成し遂げたことが「平凡・平均・平坦で面白みに欠ける」、と商業的作品が陥りやすいこれら特性を上手い具合に防ぎ、作品の質や格すらも高めるのにつながった。

そして、「平凡・平均・平坦」に陥らなかったもう一つの大きな理由は、ボーカル彩音にあろう。上記様々な曲を見事に歌い分ける技術の高さは言わずもがな、何と言っても声が素晴らしい。浜崎あゆみにやや似ている、少し鼻かかったハスキーな声質と音程と音程の間を揺れているような独特の歌唱は、90年代王道J-popの大きな要素である感傷や切なさ~泣けるのではなく鼻の奥がツンとするような、懐かしさがこみあげてくるような~を強烈に呼び覚ますのに絶大な威力を発揮する。声そのものがとても表情豊かで感情表現に秀でているのだ。上手いだけでなく旨い。

特に浜崎にビーイング的哀愁ハードポップを歌わせたような1曲目、和のエッセンスを感じさせる打ち込みサウンドに少しの退廃感を感じさせるスピーディーなロック曲の2曲目、切なさに満ちたテクノ曲の5曲目、プログレッシブロックやエレクトロニカの要素も感じさせる壮大で悲壮なバラード曲の11曲目での歌唱は絶品で、曲の完成度を極めて高いものとしている。今のメジャーでここまで、90年代的・アイドル歌謡的を含めた王道ナンバーを歌いこなせる女性ボーカルは他にはちょっと思いつかない。アニメ・ゲームサントラ業界に属す女性ボーカルの凄さをまたしても見せつけられたしまった・・・。

90年代のJ-pop、特にビーイングアーティストの音楽や、初期の浜崎あゆみ・ELTの音楽が好きであるのなら必聴の作品。










・アーティスト評価
歌唱力9 ()
作曲-- ()
編曲9 ()
独創性8 ()
安定性9 ()
8 ()
総合9 ()
熱中度8 ()


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2008/03/22 01:15|アルバムレビュートラックバック:0コメント:5

コメント
ポップスでAA評価って久しぶり、ですかね
11eyesとはなかなか深い所にアンテナを張ってますね

彼女の、というか千代丸曲はほぼ一貫して作詞も千代丸本人が手掛けているのが
曲はいいけど印象に残らない、という主題歌としては致命的な欠点を防いでいるように思います。
女性ボーカルは歌い手か、もしくは女性の作詞家が歌詞を書くのが多い中
彼独特のフレーズと作曲者でもあるがゆえのメロディとの一体感が
彼女の歌唱と相まって存在感を示しているのかな、と感じます。

個人的には「カカシ」「そよ風のシルエ」は結構古い曲なので外しても良かったかなと思いました。
代わりに「Close Your Eyes」が入れば言う事ない、という感じです。
最近出たシングル「cloudier sky」の2曲と
「Que Perfect Vocal Collection」の2曲も良い感じだと思います。

他の人が作り上げた世界観を彩る為に多くの引き出しを要求され
メジャー音楽とは違う、よりダイナミックな外部からの刺激によって
個人活動だけでは恐らく生まれなかったであろう多彩な楽曲
というのが自分がこの業界に感じている魅力なんですね。
それをこのアルバムはよく表してると思います。


千代丸つながりだとKAORIさんはもうチェック済みですかね?
最近だと編曲を担当しているZIZZ所属のいとうかなこさんとか
あとは最近姿を見ないですがLeafの中山愛梨沙さんとかどうでしょう。
みなさんこちらでは有名な人ですが。
他は、妖精帝國…とか、かなり人を選びますが。

今月末に出る「GWAVE SuperFeature's vol.8 Class words」というCDがあるのですがこれはオススメです。
コンポーザーの樋口秀樹さんとボーカルのWhite-Lipsさんの魅力がぎっしり詰まっている、はず。
是非試聴してみてください。
しゅう #RE7.j.L2|2008/03/25(火) 13:38 [ 編集 ]


いいですよね彩音。私をアニソン中毒者に仕立て上げたA級戦犯の1人です(笑)。嘆きノ森とか素晴らしすぎる・・・。
彩音の歌唱は、私は「浜崎と倖田を足して割ったものを色鮮やかにした」・・・というような印象を受けました。曲も合わせて、やっぱり90年代のポップに近い印象です。

プロデューサーの志倉さんは、いかにもアニソンという感じのやや電波系な曲から、こういったハードな曲まで、しかもそれをアニメ・ゲーム界の数多くのアーティストに対して作って提供しているという、非常に多才な方だと思います。昨今のアニメ・ゲーム音楽の充実っぷりは、作曲家の充実をそのまま表しているのかもしれないですね。
ファンブル #tiMW0dys|2008/03/26(水) 02:27 [ 編集 ]

そうですね
>しゅうさんへ

娯楽系作品にAA評価は少ないと思います。いや、ほとんどないかも。

11eyesは、ほんとたまたま。別にアンテナを張っていたわけではないのですけど・・・。曲がいいですわ。

彩音さんにはやられました。商業主義的ではありますが、優れた実力・魅力と楽曲とをしてアーティスト性を上手く出せていることが高評価につながりましたね。おっしゃるとおりだと思います。

彼女はほんといろんな表現の出来る素晴らしいボーカリストですね。彼女自作もできるみたいですが、それをしなかったのは、アーティストとしての資質を高めるのに寄与したと感じます。
KAORIさんはまだチェックしていないですね。いとうさんは聴いたことがあるようなないような。

ご紹介いただいたアルバム、何とかルートを探してみようと・・・。


>ファンブルさんへ

いいですよ、彩音さん。A級戦犯とは凄いです。「嘆きノ森」は曲も歌唱も見事すぎ。タイアップ元の世界観に合致していますし。

>私は「浜崎と倖田を足して割ったものを色鮮やかにした」・・・というような印象を受けました。曲も合わせて、やっぱり90年代のポップに近い印象です

私もそう思います。志倉さんは名前しか知らなかったですけどメモオフ関連の楽曲はいいのが多いですし、かなりのやり手のようですね。

作曲家もボーカルも充実し過ぎてますよ、今のアニソン界は。
バツ丸 #-|2008/03/31(月) 01:01 [ 編集 ]

買いました
ここでの評価を見て試聴して気に入ったので彩音のアルバム買いました!
いやー本当にスルッと聴ける良曲ばかりでしたね。
ORANGEは一聴して初期の浜崎っぽいと思ったし、コンプレックス・イマージュはフェイバリットブルーや五十嵐さんが居た頃のELTみたいで。
特にサビからは90年代J-POPの匂いが噴き出していてたまらんです。イマイチ意味不明だけどなんか前向きっぽい歌詞もソレっぽくて良いです(笑)
龍刻の彼方への歌唱は凄いですね。ビビりました。この曲が一番好きかも。
反面、カカシのサビでは少し声量が足りないかなとも思いましたが、これからに期待です!
アキラ #RuBj8cxQ|2008/04/10(木) 21:05 [ 編集 ]

おお、そうですか!!
>アキラさんへ

買っていただいたようでありがとうございます。

通してサクッと聴けるいい作品です。初期の浜崎さんっぽいでしょ。FB色も確かにありますね。ELTは私が指摘したとおりです。90年代J-popの王道そのものです。歌詞は結構好きですよ。恥ずかしいけど。

龍刻の彼方へ、は最高ですね。プログレ具合がたまらん。

若干パワー不足ですが、技量・表現力共に素晴らしいと思います。
バツ丸 #-|2008/04/16(水) 01:11 [ 編集 ]

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