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ライブレポ~school food punishment 「air feel ,color swim」 レコ発ファイナルワンマン”Swim”~新宿MARZその2

sfpのライブレポの続き、ガンガンやっていきますよ!!





4・煙に白

前曲が作りし圧倒的な興奮が会場を未だ支配している中始められたこの曲。アルバムもこの順番であるのだが、「loop,share」での興奮をいい具合にクールダウンさせるのに抜群の効果を発揮している。内村の少しの寂しさを感じさせながらも優しさと温かさとを感じる繊細な歌唱が、心地よい空間を醸成し、今までにあった言いようのない興奮や重みを取り払っていく・・・。

それにしても内村はバラードを歌わせても一級だ。化物じみた歌唱技術があるわけではない。歌唱技術だけをとれば、プロでもアマチュアでも彼女より上のものを探すのは、そう難しいことではないだろう。しかし、自分の確固たる音楽観の一つでもあるが、歌唱において一番大事なことは「歌唱技術のうまさ」に非ず。歌唱とは曲の魅力を引き出す一つの道具に過ぎない。重要なのは、その歌唱や声質が曲の魅力を引き出す上で最も適しているかどうか、詞やメロディー・編曲との一体感があるかどうか、である。世界一の歌唱技術があったとしても、曲の魅力を引き出していなければただのゴミだ。逆に下手であっても、曲の魅力を引き出していれば、それは評価に値する素晴らしい歌唱ということになる。もっとわかりやすく言えば、ボーカルは、曲の魅力を引き出せるに足る最低限の歌唱力がありさえすればいい。

こういう観点で言えば、内村の歌唱は「最高の歌唱」と言うことが出来よう。私が好んで使用する、「上手い」「巧い」ではなく、「旨い」歌唱なのである。彼女以上にsfpの曲を魅力的に歌いこなせる者がいないと思わせる強烈な説得力が彼女の歌唱からひしひしと感じ取ることができた。

また、緩やかなバラードであっても、抜群のサウンド構築の妙を見せるのが、sfp。音の密度は前曲とは比べようもないが、すべての音に意味を感じる完璧な編曲という点では何ら変わりなく、その見事な演奏をして観客を巧みに楽曲世界へと引きずり込んでいく点でも変わりがない。中間奏以降の演奏がそれを明快に示していた。


5・set low,fine

同伴者が「この曲はライブで聴くと化ける」と事前に教えてくれたが、実際に体感して「おおせのとおりでごぜえますです」との感想しか出てこない。

新加入のドラマーのタイトで力強く、リズムセンスにも長けたドラミングが、独特なリズム感がもたらすこの曲の魅力を強化補足している。

それにしても、驚くべきは内村のリフ巧者ぶりだ。CD音源ではそれほど感じなかったのだが、技術難度こそそれほどではないものの、ビシバシと決まる、反復を基調としたシンプルでありながら魅力あるリフがザクザクと体に刺さってくる。この曲のリズムを支配しているのは内村のギターであると感じた次第。大柄な体を揺らしながらリフを奏でる彼女の、かっこよさと色気に悩殺される・・・。

複雑でスピードと殺傷力抜群のリフも好きであるが、リフの真髄も編曲と同様、シンプルさにある。ビートルズしかり、ZEPしかり、アイアンメイデンしかり。メロディーセンスや歌唱センス、声質だけでも半端ないのに、ギターセンスまであるとは・・・。何たる才女。彼女と比べると自分の人としての器の小ささや才能のなさを嫌でも感じさせられ、ちょっぴり悲しくなってしまう(泣。


6・turn

こちらもライブならではの魅力を存分に放出していた楽曲。こちらも前曲に負けず劣らずの巧者ぶりを見せる内村のリフと蓮尾のトリッキーで全くつかめない変幻自在のシンセ・キーボードが、プログレとエレクトロニカの持つ前衛さとジャズの持つモダンさを巧みに融合させた「ジャンルsfp」とも言うべき「イっちゃっている楽曲」世界を聴き手に叩きつける。2サビ終了後、加速度的に攻撃性と前衛さを増していく内村の歌唱と各メンバーの、ライブならではの即興演奏ぶりにはただただ唖然。特に、狂ったように鍵盤を引き倒す蓮尾の姿には・・・。自分にとって蓮尾は元ドリーム・シアターのケヴィン・ムーア以来超久々に出てきたキーボードヒーロー、キーボードマスターと言うべき存在だ。

世の中には「ライブが下手な奴はダメ」とかというライブ至上主義者が少なくないが、個人的にはそういう考えはない。ライブが苦手でも、スタジオのみで見事な曲を作り上げていくのも、アーティストとして尊敬・尊重すべき姿勢であると思っている(ZARDや小松未歩はその典型だろう)。ライブが苦手であれば、やらなければいいし(オリビアなんかはそうだね)、その必要もない。

但し、ライブでCD音源の魅力を残しつつも、楽曲の構成要素をいったん解体・再構成し、ライブならではの卓越した魅力ある編曲・演奏を提示出来るものは、アーティストとして相当上の領域に居ると言うことは出来るし、自分にとって格別の評価に値するアーティストであるとも言える。ここ数年それなりにいろんなアーティストのライブに足を運んでいるのだが、ライブならではの魅力をそこそこ見せつけられるアーティストは多いが、その音作りと演奏とに圧倒されるアーティストは非常に少ない。そういう中において、個々でも魅力的でテクニカルな演奏が4人合わさることによりさらに魅力を増すsfpの演奏と音作りのうまさは群を抜いて凄すぎる。己が肉体とイマジネーションをして音楽を作り上げていくという、偉大なる60年代音楽・70年代音楽の精神性がそこに確かに見てとれるのだ。


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2008/03/28 01:48|ライブ・イベントレポートトラックバック:0コメント:0

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