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CDレビュー~凄いアーティストはまだまだ居る!!

●101A 「lethe」 評価:A+

ジャンル:ポストロック ノイズロック グランジ エレクトロニカ ミクスチャー インダストリアルミュージック プログレ

lethe.jpg
amalogo111.jpg
(2008/1/16)

視聴はhttp://www.myspace.com/101amusichttp://www.rsst.tv/artist/101a/index.html


1・ 雪の世界
2・migration
3・ heart
(ほぼインスト)
4・ LETHE (語り)
5・ Eugene
6・Miranda lethal weapon
7・詩片

8・ serpent (ほぼインスト)
9・ shellfish
10・ lull



<問題点・注意点>

1・日本語詞がほとんどない
2・歌の比率がやや少なめ
3・聴き手を選ぶ作品性





日本生まれの日本人アーティストであるのに、日本人からの評価・注目・知名度よりも海外からのそれの方が高い、とまでは言わないが、そうも言いたくなる状況である場合がある。特にへヴィー系ミュージック、ポストロックに関してはその傾向にあると言えるだろう。これらジャンルは、日本のメジャーにおいては、ほとんど歯牙にかけられていないが、フィメールへヴィーミュージックやフィメールゴシックが隆盛している欧州では注目度はかなり高い。優れた実力者でひしめく日本のシーン及びそれを構成する日本人アーティストに欧州の人間が注目することは、当然の帰結である。

2000年より、vocal&guitar担当のnoahとbass&prog担当のthekによるユニットとして活動し、2007年にドラマーが加入し3ピースの形態となったポストロック、インダストリアルミュージック系バンド、101A(ワン・オー・ワン・エー)もそういうアーティストの典型例であろう。このブログを見てくださっている方の多くが知らない可能性が高いだろうし、業界的にも知れ渡っているとは言えないが、2005年より英国でライブ活動を開始し、2006年にはフジロックにも出演。2007年には、Fire fox Festival 2007に出演し ヨーロッパツアーを行うなど欧州や韓国を主軸とした海外で積極的な活動をし、各々のライブ開催地でも高い評価を得ているようだ。中でもフランスからの人気は結構あるようで、Anim'Est 2006のイベントに参加し、インタビュー&サイン会が催された程の盛況ぶりであった。(http://jp.youtube.com/watch?v=B-CdumIletI&feature=related)(http://jp.youtube.com/watch?v=hBn7x5j9FeY&feature=related)。

何かこういう現実を見るに、同じ日本人として無性に悲しくなってくるが、3rdアルバムとなる今作は、そんなこと関係なしに「素晴らしい」と言い切れる作品だ。日本のアングラへヴィーミュージックシーンの充実ぶりや懐の深さを改めて感じさせてくれる。

作風としては、広義でポストロック・シューゲイザー・インダストリアルミュージックなどなどといったジャンルに区分されるであろうが、上記ジャンルと密接なかかわりを持つプログレやミクスチャー、グランジ、エレクトロニカといった音楽をも内包した、ジャンル区分不能の多様さ、複雑さ、スケールの大きさを聴かせつける。

このバンドならではの特徴であり魅力であるのは、幽玄且つ繊細で官能すら感じさせる神秘的で美しい音楽性と、極めて暴力的で退廃的な音楽性とを絶妙かつ鮮明に、収録曲を通じて並列・対比・共存させていることに尽きるだろう。

インディーズバンドが故の、自宅録音が故の音質面でのラフさや薄さがどうしても否めないが、音楽そのものの完成度・質は非常に高く、ボーカルとギターを担当する才色兼備の女性noahの、吐き出すかのような狂気の歌唱と、それと相対照的な囁くような繊細で美しさや、優しさ、温かみを感じさせるファルセットを絶妙に使い分ける、同じ人物が歌っているとは思えない程多様な感情表現に、攻撃的で鋭く、大きな歪みを見せるリフ。そして、同一旋律の反復を基調としたアンビエントな打ち込み、巧みなシンセワークや音作りに力強くタイトなドラミングの絡みが、何とも言えぬ、心の疼きやプレッシャーを感じさせてくれる不思議な音楽世界を構築する。絵画的な芸術性や思想性が強く出ることの多いこの手の音楽ではあれど、101Aの音楽は、そういった側面もあるにはあるが、感情過多でダイレクトに感情・心に訴えかける作風や、荒々しくゴリゴリなサウンドのカッコよさは、どちらかと言うとロック・ハードロック・グランジの根本的魅力である暴力性や退廃感が色濃く出ており、音楽的にもそちらの方に近いように思う。

日本語詞がほとんどなく、歌の比率も少なく、さらにその音楽性もあり、フィーリングが合わないと聴くに堪えない作品となるのは必至だが、逆に言うと、求める人にはとことんはまる可能性が高い作品であるとも言える。上記リンクで音源なりライブ映像なりを観聴きして判断していただきたい。

かつてのグランジや情念系といった音楽が好きな人にお勧めの作品。










・アーティスト評価
歌唱力8 ()
作曲8 ()
編曲8 ()
独創性9 ()
安定性8 ()
9 ()
総合8 ()
熱中度8 ()


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2008/04/22 02:21|アルバムレビュートラックバック:0コメント:2

コメント
う~ん。
う~ん・・視聴した限りではこの手のは食傷気味かなって感じですね^^以前の残響レコードの
女性ポストロックバンドは好きなんですけど。(あれ聴きました。多分シンセは
入ってないんじゃないかと思います。あれは本当に良かったです)

やっぱポストロックの要素を感じさせるようなソフトなポップスなんてのがあったら、
嬉しいんですけどね~ギターにちょいちょい感じさせる位の。
オオトリ #-|2008/05/04(日) 10:52 [ 編集 ]

確かに・・・
>オオトリさんへ

個人的にもポストロックは食傷気味ですね。いろいろ聴いてみましたが、やはり袋工事に入った感があります。東のsfp、西のkacicaが自分にとって突出した存在ですね。

バツ丸 #-|2008/05/08(木) 21:31 [ 編集 ]

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